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アダルトチルドレン(AC)

・ACは元々ACCA(アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリックス)の略語で、アルコール依存症の親がいる家族で育った子供を意味していた。それが、「欠陥またはトラブルのある家庭で育った人」の意味に広がり、ACOD(アダルト・チルドレン・オブ・ディスファンクション・ファミリー=機能不全家族)の略語になった。

・日本でACの言葉・概念が広く知られるようになったのは、1990年代になって『家族シネマ』や『永遠の仔』などACを主題にした小説がベストセラーになったからである。

・幼い子は、どんなに劣悪な親であろうとも、その親を捨てることができない。家を飛び出して飢えと寒さに苦しむよりは、親の虐待に耐えるほうがましだと本能的に考える。

 虐待ならまだ生きていることができる。そうした心理から生まれるのは、警棒を持った看守に監視され続ける囚人のような卑屈さである。

・ACは自分が周囲に支配されていることに気付いている。自分の内部が空洞であることに気付いている。

 そして、その大きな空白を埋めようとして、麻薬、ギャンブル、セックス、買い物などに走る。自分の腕を傷つける自傷行為に走ることさえある。

・それらは、自分の空白を自分の中身以外のもので補おうとする依存症の一種に他ならない。彼らはアルコールや麻薬に溺れた親の依存症をそっくり受け継ぐことになるわけだ。