クランク †
- 鉤型に曲がった回転軸を利用して、回転運動を往復運動に変えたり、反対に往復運動を回転運動に変えるために使われるメカニズム。
- リンク装置を組み合わせることによって、さらに複雑な動きを生み出すことができる。
- ロッドが上下する範囲はクランクのサイズによって一定だが、ロッドが左右に動く幅は回転軸と軸受けまでの距離によって変わる。
- 減速（回転をトルクに変換）したギアボックスの軸に棒を取り付けるとぐるりと回る。
- その棒の先に棒を付けて、それを利用すると、変わった動きをさせることができる。回転している運動を往復に変えたり、上下に変えたりできる。これをクランクという。
- 小さなクランクは狭い範囲で強く働き、大きなクランクは広い範囲で速い動きを作る。
- かなり力がかかる部分なので、軸が空回りしないように滑り止めの対策をすること。
- 回転運動を往復運動にする。クランクとガイド、クランクとスライダーを使って、回転運動から往復運動を作り出す。
クランクの種類 †
スライダクランク †
- クランクの回転運動を、シリンダーに上下を挟まれたロッドの往復運動に変える。
- 一般的にはシリンダー内の往復運動や回転運動に変えるために使われることが多い。
- 例：蒸気機関車や自動車のエンジン
クロススライダクランク †
- 溝にはまったクランクのピンが、ロッドに直接働きかける。
- 溝の高さはピンの軌道の直径と等しいため、クランクの回転運動の上下の動きは打ち消され、左右の往復運動だけが引き出される。
クランクロッカー †
- クランクの回転運動を、ロッドに取り付けた腕が上下に揺れ動く運動に変える。
- 例：足踏みミシン、自転車のペダル
参考文献 †
