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サディズム殺人犯

・イギリスの精神科医ブリテンは、サディズム殺人犯は被害者の死よりも苦しみを得ることで解放感を得るといっている。

 この特徴を最も顕著に表していたのが、1946年にロンドンで起きたネビル・ヒースの事件である。記録によれば、ネビルはホテルに連れ込んで縛り上げた女性を鞭で連打。皮膚が破れて血が噴出すほど強く17回鞭打ったとき、相手の苦しみもだえる様を見てオルガスムスに達し、犬のようにその乳房、性器に噛み付いた。もう一件での少女殺害でも、ネビルはその体に無数の切り傷と噛み傷を残している。

 彼はきちんとした中流家庭の出で、容貌にも恵まれていた。大学を出てからは空軍に入隊したほどで、表向きはいかにも清潔で健やかな青年だった。ところが、ブリテンによれば、礼儀正しかったり身なりがきちんとしていたりすることこそサディズム殺人犯の特徴だという。

 例えば、ネビルにとっては、空軍将校のりりしい制服は、自分のフェティシズム(衣類、装身具に異常な愛情を抱く性的倒錯)を満足させるものに他ならなかった。また、彼は自分の制服姿を愛する一方で、女物のハンカチーフをも愛好していた。

・フェティシズムは実際の性行為ではないところ(この例では、鞭打ち)に性的興奮を見出すという点において、サディズムと密接に結びつく。サディズム殺人犯の多くはロウ人形を好むとされているが、そこにもフェティシズムとの明らかな接点が物語られている。