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目次

パーソナル無線

・パーソナル無線は、電波法の中の施行規則第九条の二の「パーソナル無線に係わる無線設備の変更など」のところで定義づけられている。

第九条の二:「900MHz帯の周波数の電波を使用し、かつ法第三十九条の二第一項に規定する技術基準適合証明を受けた無線設備のみを使用する簡易無線(以下「パーソナル無線」という)に係わる・・・」

 そして、技術基準適合照明というのは次のように定義づけられている。

第三十八条の二:「郵政大臣は、小規模な無線局に使用するための無線設備であって、郵政省令で定めるものについて、第三章に定める技術基準に適合していることの証明を行い、又はその指定する者(以下「指令証明機関」という)」にこれを行わせることができる。

 つまり、パーソナル無線とは、900MHz帯の周波数の電波を使って、指定証明機関(無線設備検査検定協会)が出荷前の製品を検査し、合格したものを用いて簡易な無線通信を行うものということになる。

・パーソナル無線はレジャーや個人的業務、あるいは小売業、サービス業などの小規模事業者が開設・運用しているシステムである。

・一般に無線局の免許は、法人登記がされている会社に与えられるが、パーソナル無線は個人で免許を受けることもできる。

・空中線電力は5W以下、周波数は900MHz帯で、通話チャネルが157チャネル、制御チャネルが1チャネルがある。

 通話チャネルのうち空いているチャネルを探して、制御チャネルでID、群番号、チャネル情報を伝送して空きチャネルで通話を開始するMCA方式である。

・群番号を用いることで、特定の相手と通話することができる。

・また、一般の業務無線や簡易無線では、無線局の免許人配属の無線局以外の他の会社などの無線局と通信することは認められていないが、パーソナル無線では不特定の相手とも通話することができる。

パーソナル無線の活用場所

  • 登山、スキーツアーの人たちとの連絡(携帯電話が圏外の場所)
  • 電話工事がやりにくい場所
    • 例:お寺など
  • 工事現場での担当別連絡用
  • 畑や山林で働く人たちの連絡用
  • 倉庫など内線電話の引けないところ

Q符号の一覧

  • QSO
    • 交信の意味。
    • 「そちらは直接通信することができますか? または同じくできます」
  • QRA
    • 名前の意味。
    • 「貴局名は何ですか? または○です」
  • QRH
    • 「こちらの周波数は変化しますか? またはそちらは変化します」
  • QRK
    • 「こちらの信号の明瞭度はどうですか? またはそちらは○です」
    • QRKは5段階で表現される。
    • ハムではRSレポートを使うのが普通。RSとはRはリーダビリティ(了解度)といい1〜5で表し、5が最高である。Sはシグナルストレングス(信号強度)で1〜9で表し、9が最高である。
    • しかし、パーソナル無線ではSメーターがないものが多いため、メリットを使うことが多い。
  • QRL
    • 「そちらは通信中ですか?またはこちらは通信中のため妨害しないで欲しい」
  • QRM
    • 「そちらは混信を受けていますか? またはこちらは受けています。」
  • QRO
    • 「こちらは送信電力を上げましょうか? またはそちらを上げてください」
  • QRP
    • 「こちらは送信電力を下げましょうか? または下げてください」
    • パーソナル無線ではできるだけQRPして使い、お互いQRMが生じないようにすることが重要である。
  • QRT
    • 「こちらは送信を中止しましょうか? または中止してください」
  • QRU
    • 「そちらはこちらへの伝送するものがありますか? またはありません」
  • QRV
    • 「そちらは用意できましたか? またはできた」
  • QRX
    • 「そちらは何時に再び呼びますか? または○時に呼びます」
  • QRZ
    • 「誰かこちらを呼びましたか? またはそちらは○×から呼ばれています」
  • QSA
    • 「こちらの信号の強度は強さはどうですか? またはそちらは○です」
  • QSB
    • 「こちらの信号にはフェーディングがありますか? またはあります」
  • QSL
    • 「そちらは受信証を送ることができますか? または送ります」
  • QSP
    • 「そちらは無料で○へ中継してくれませんか? または中継しましょう」
  • QSY
    • 「こちらは他の周波数に変更しましょうか? または変更してください」
  • QTC
    • 「こちらは他の周波数に変更しましょうか? または変更してください」
  • QTH
    • 「緯度及び経度で示すそちらの位置は? またはこちらはこれこれです」
  • QTR
    • 「正確な時刻は何時ですか? または何時です」

パーソナル無線のQRM

  • コンピュータが使用中のチャンネルに切り変えてしまったとき
    • パソトラのマイコンの空きチャンネルチェックのミスが結構多い。PTTを押してレディランプが付いたからと安心して呼び出しをすると、「使っているよ」と警告されることがある。これはマイコンの空きチャンネル確認の時間にある。
  • 移動中の伝パンの変化による混信
    • 例えば、AとBの局が移動しながら15chでQSOしていたとする。一方、CとDの固定局も15chでQSOしているとすると、A,BとC,Dが遠いときはQRMにはならない。しかし、A,BがC,Dに接近してくると、やがて互いにQRMになってしまう。これはどちらにもチャンネル選定上のミスがあったわけではない。
  • 空中状態の変化によるもの
    • パソトラは900MHzという高い周波数を用いる。よって、あまり空中の伝パン状況は大きく変化しない。しかし、厚い雨雲が広がった夜などのとき、固定局でじっくりやっていると思ってもいなかった遠くの局と交信できることがある。このような状態のときは、わずかのQRMでもつぶされてしまう。

参考文献

  • 『パーソナル無線ラクラク活用法』