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プラントオパール

  • プラントオパールとは、稲科の仲間の葉の端にあるガラス質の物質である。
    • 草むらで細い草の端がのこぎり状になっていて、それが擦り傷が起きるのもプラントオパールのせいである。
    • プラントオパールは長い年月を経ても形が壊れずに残るので、古い土の中からプラントオパールが出てくれば稲作をしていた証拠になる。
  • プラントオパールの大きさは1mmの20分の1。

プラントオパールを利用した歴史調査

 縄文時代の地層からプラントオパールを見つけても、弥生時代のプラントオパールが虫の作った小さい穴を通して染み出した可能性が否定できない。そこで土器の中からプラントオパールを見つけるという方法が編み出された。

 そもそも土器を作る原料は近くの土を使うはずであり、堅い土器ならいくらプラントオパールが小さいとしても他の時代のものが後で入り込む余裕などはないからである。

 例えば、岡山県の南溝手(みなみみぞて)遺跡から発掘された3,500年前の土器からのプラントオパールが発見された。つまり、3,500年前、即ち縄文時代には稲作が行われていたことがわかる。

[補講]土器ではなく、土の中から発見された一番古いプラントオパールは6,500年前のものが発見されている。 ◇