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目次

はじめに

 インターネットが爆発的に普及するまで、 企業内LAN(Local Area Network:あるエリア内だけのネットワークであった。企業のみ、ビル内のみ、室内のみ等)で完結しており、ネットワーク外部とのやりとりはFD(フロッピーディスク)のように、持ち運びのできる別媒体に限られていた。企業内でMacintosh(Apple社製)を採用したならば、Macintoshだけのやりとりでよかったので、Apple社が決めた通信方式に乗っ取ってつなげばよいだけであり、なんら問題はなかった。

 しかし、現状はWindows(Microsoft社製)やUNIXなど様々なOS(Operation System:ソフトウェアを動かすための基本ソフトウェア。ハードウェアとソフトウェアの中間的存在)が混在している。何とかして機種の枠を超えてネットワークし、合理的な情報のやりとりをしようとしたとき、共通の規約(=プロトコル)に沿ったネットワーク作りが必要となった。

 コンピュータをネットワークでつないで通信するとき送られるデータは、実際にはパケットと呼ばれるひとまとまりのデータとして小分けにして送られる。このとき送り出されるパケットには、それぞれ受信者を示す識別子がつけられており、正しく受信者に届くようになっている。これらパケットなどの通信手順を決めておくためのものがプロトコルである。ネットワークプロトコルは、その機能や目的に応じていくつかの階層構造を持っている。階層に分けることにより、ハードウエアからアプリケーションプログラムまでそれぞれの特徴を考慮したプロトコルを通信相手との間で決めることが可能になる。各プロトコルは、ISO(International Standards Organization:国際標準化機構)で規定したOSI参照モデル(Open System Interconnection:開放型システム間相互接続)に当てはめて考えることができる。

プロトコル

 プロトコル(protocol)とは会話を成立させる決め事である。もっと正確に言えば「通信を行うに際し、機能単位の動作を決定する意味上及び構文上の規則の集合」(JIS表現)である。

 プロトコルと一概にいっても、様々なものある。
 通信におけるプロトコルは通信プロトコルである。例えばTCP/UDP/ICMP/IP/ARPなどが当てはまる。
 またサービスにおけるプロトコルはサービスプロトコルです。例えばFTP/TELNET/HTTP/STMP/POPなどが当てはまる。

 例えば、A君とB君が存在するとき「同じ言語を話す」という決め事(これがプロトコル)がなければ会話が噛み合わない。A君とB君が日本語を話せば通じるが、A君がスペイン語でB君が日本語では話は通じない。

 コンピュータをネットワークでつないで通信するとき送られるデータは、パケットと呼ばれるひとまとまりのデータとして小分けにして送られる。このとき、送り出されるパケットには、それぞれ受信者を示す識別子がつけられており、正しく受信者に届くようになっている。これらパケットなどの通信手順を決めておくためのものがプロトコル(厳密に言えば、通信プロトコル)である。

 ネットワークプロトコルは、その機能や目的に応じていくつかの階層構造を持っている。階層に分けることにより、ハードウエアからアプリケーションプログラムまでそれぞれの特徴を考慮したプロトコルを通信相手との間で決めることが可能になる。各プロトコルは、ISO(International Standards Organization:国際標準化機構)で規定したOSI参照モデル(Open System Interconnection:開放型システム間相互接続)に当てはめて考えることができる。

プロトコルの標準化団体

 プロトコルはインターネットコミュニティの中央の管理機関で決められている。次のような管理機関が存在するので、インターネットが効果的に機能するわけである。

  • IAB
  • IETF

IAB(Internet Architecture Board)

 IABは1983年に設立された、インターネットに関する技術標準を決定する団体である。インターネットプロトコルスイートの開発を監督するための機関としての権限を与えられている。

 IABはInternet SOCiety(ISOC:学術、教育及び慈善を目的とする非営利組織)の管理下に置かれ、このときIABの憲章が定めらた。

 IABが管理しなくてはならない具体的な機能として、専門知識と経験によって世界的インターネットのアーキテクチャを監視がある。

IETF(Internet Engineering Task Force)

 IETFとはインターネットの仕組みや関連の技術の標準化を進める組織である。IETFは原則として誰でも参加して、議論することができる。

RFC

 標準化しようとする技術の案や標準化された技術の仕様書はRFC(Request For Comments)と呼ばれ、誰でも閲覧できるようになっている。RFCは番号で管理されていて、一般に公開されているので、ftp://ds.internic.net/rfcftp://ftp.nic.ad.jp/rfcからURLから入手可能である。

 RFCは次のような段階で分けられている。次の表からもわかるように、RFCに提案されてから幾つかの段階を得て標準(Standard)になると実用性が高い技術と認定されたことになる。

Proposed Standard提案段階
Draft Standard下書き段階
Standard標準
Experimental実験的
Informationl情報的
Historic歴史的

IRTF(Internet Research Task Force)

 IRTFとは、ISOCの下部組織に当たる、インターネットに関する様々な調査・研究を行なう下部機関である。