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宣伝

 当サイトにおける暗号に関するページでは、説明が足りなかったり、誤った記述をしていたりするところがあります。今後、少しずつ修正する予定です。

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結合性の分類

 暗号プロトコルの組合わせ方には次の3つが考えられる。

  • 逐次的結合(seqential composition)
  • 並列的結合(parallel composition)
  • 非同期並列結合(concurrent composition)

逐次的結合(seqential composition)

 ひとつのプロトコルをひとつのブロックのように考えて、それを直列に繋げる結合方式。

 すでに安全であることが証明されているプロトコルをsequentialに結合して新しいシステムを作ったとする。すると、結合後のシステムも安全であることが証明されている。

並列的結合(parallel composition)

 複数の暗号プロトコルを順番に並行に並べた結合方式。

 安全な暗号プロトコルが複数あったとして、これをparallelに結合しても全体として安全でなくなる。

例:2つのZKIPをパラレルに組み合わせても、必ずしもZKIPではない。つまり、ZKIPは並列処理に閉じていない。

非同期並列結合(concurrent composition)

 複数の暗号プロトコルを自由に並行に並べた結合方式。parallelより複雑。最も一般的な結合であり、多くの複雑な暗号プロトコルはconcurrentに結合されて実現される。

 安全な暗号プロトコルが複数あったとして、これをconcurrentに結合しても全体として安全でなくなる。

 UC(Universal Composability:汎用的結合性)は名前からも推測できるかもしれないが、concurrentに結合しても安全であることを保持するフレームワークである。