目次 †
マグネシウムの特徴 †
- 非常に燃えやすい。
- 水と激しく反応する。
- 金属元素としては宇宙の存在率が鉄の次に高いといわれている。
- 体内におけるマグネシウムの総量の2/3以上が骨、約1/4が筋肉細胞内に存在する。
- 精神のイライラを和らげ、安定した精神状態を保つ。
- 糖質の代謝を助け、心臓や血管系を健康に保つ上、筋肉の収縮を円滑にして、筋肉痛を緩和する働きを持つ。
- 工業的に利用されている単体金属の中で最も軽い。
- 飛行機の全重量の数十%に使われている。
- 工作機械の高速運動部品やタイプライターなどにも使われている。
マグネシウムの精製 †
- 天然には単体として産出せず、海水中の塩化マグネシウム(MgCl2)を融解塩電解することでマグネシウムを得られる。
- 海水中には塩化マグネシウムが0.13%も含まれており、資源は無尽蔵といっても過言ではない。
- 酸化物を炭素などで還元することでマグネシウムを得ることができる。
マグネシウムの応用 †
- 写真撮影のフラッシュランプ
- 燃えやすい性質を利用している。
- しかし、1回しか使えないため、今はほとんど利用されていない。
- 脱臭剤
- 合金
- 用途に応じてアルミニウムや亜鉛を添加する。
- 特に、Mg-Al-Zn系合金は軽量で、機械特性に優れているうえ、リサイクル性に優れている。
- ノートパソコンの筐体、携帯電子機器、航空機部品、自動車部品などに利用されている。
- マグネシウム合金は錆びやすく、汗などの塩水に対する耐食性が悪い。
- 携帯用の機器へマグネシウム合金を利用するには、表面のコーティングが不可欠である。
- しかしながら、コーティング材が表面にあると、リサイクルが難しい。
参考文献 †