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目次

ミニコンポの特徴

 ウォークマンは下手なミニコンポよりはマシであると結論付けたが、実用以上のミニコンポならばそうとも限らない。

 ミニコンポはサイズ面から、原音再生的なサウンドは望めないという宿命にある。つまり、作り側・聴く側の双方がどこかで妥協する必要があるということである。こうして妥協して、なおかつ良い音を生成するミニコンポメーカーは日本よりもヨーロッパに多いようだ。

 ミニコンポにも良い面がある。一体型オーディオシステムには無理だったスピーカーの自由なセッティングである。スピーカーから音が出るので、スピーカーのセッティングによって、音が変化することは理解できるだろう。このスピーカーのセッティングが楽しいという人もいるはずだ。

ミニコンポのセッティング

ケーブル

・スピーカーのセッティングにはCDプレイヤー/アンプとスピーカーを結ぶためのスピーカーケーブルを用意する必要がある。普通はミニコンポに付属しているが、ない場合は150cmぐらいのスピーカーケーブルを2本用意する。安いものでよいが、2本は同じ長さのものを用意すること。

・スピーカーケーブルの端部分を素手で触ってしまうと、酸化が起こりやすくなってしまう。よって、なるべく軍手を装着して作業をするとよいだろう。これは切手の取り扱いに切手用ピンセットを使うのと同じことである。

スピーカーのセッティング

 次に、スピーカーのセッティングに移る。簡単に分類すると次の4タイプに分けられる。

  • チェスト(スピーカーとCDプレイヤーが乗っている台)の前面とスピーカーの前面が平行で、2つのスピーカー間隔が狭い場合
    • 意外にも音の広がりがあり、明るく伸びやかなサウンドになる。
  • チェスとの前面とスピーカーの前面が平行で、2つのスピーカー間隔が広い場合
    • 上の状態から、少しずつスピーカーの間隔を広げていくと、音がどんどんすっきりしていく。すると、どこかで中央部の音が薄くなる。この現象を中抜け現象という。
  • スピーカーの感覚が広いまま、内側を向くようにした場合
    • 上の状態から、スピーカーを内振り【ウチブリ】させる。すると、中抜け現象が少し解消される。
  • スピーカーの感覚が狭く、内側を向くようにした場合
    • 上の状態から、少しずつスピーカーの間隔を狭くしていくと、楽器の配置などがはっきり聞き取れるようなサウンドになる。

・スピーカーの感覚は広い方がすっきりしたサウンドになる。なぜならば、中央にプレイヤーが存在するので、それの振動がスピーカーに影響してしまうからである。

・スピーカーを平行に設置するとオープンで明るい音、内振りに設置すると明晰な音が得られる。

・スピーカーをチェスト前面に出すと音場が広が明快な音、壁に近づけて(つまり後ろへ)設置すると低音がより出るようになる。

・スピーカーをコルクのキューブで浮かしたり、他のものでフロートさせたり工夫するのも楽しいだろう。