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目次

リエンジニアリング

  • リエンジニアリングとは、既存のシステムを解析して設計情報を抽出し、それより得られた情報をもとに、新たなシステムを構築する方法である。
  • リエンジニアリングとは、既存の業務のやり方をゼロベースで組み直して、ビジネスのプロセス自体を組み替えることである。
    • ゼロベースとは、既成概念にとらわれずに白紙からモノを考えるということである。
  • リエンジニアリングは、理論が先にあってそれを各企業が取り上げたということではなく、先進企業のノウハウを1つの経験方式的にまとめて、体系づけてコンセプトを構築したものである。
  • リエンジニアリングは単にコストを削減するということだけではなく、顧客満足度を高め、クオリティを上げるというところにも大きな狙いがある。
  • プロセス*1、仕事の仕組みで差別化するということは、コスト構造あるいは新しいよい品質の製品を生みだす仕組みなどで差別化していくことである。
    • これがリエンジニアリングが出てきた背景の1つである。
    • つまり、仕事の仕方を変えていくことで、新しい価値を生み出して差別化をしていくことをプロセス・リエンジニアリングという。
  • リストラクチャリングはリエンジニアリングよりも範囲が広い。
    • リエンジニアリングはリストラクチャリングの中の一部であるが、かなり大きなウエイトを占める一部であると考えてほしい。
  • 現在あるシステムから設計情報を抽出するリバースエンジニアリングと、設計情報からシステムを構築するフォワードエンジニアリングを伴なうものである。

リエンジニアリングの4つのキーワード

  1. ゼロベース
    • 過去の実績や習慣にとらわれず、まったくの白紙の状態から考えることである。
    • 例えば、昨年実績を参考にせずに、新年度予算を組むことをゼロベース予算という。
  2. 顧客の満足度
    • CS(Customer Satisfaction:顧客満足)の向上によって売り上げの増大をはかる。
  3. 全体最適化をはかる
    • ある企業によって、一部の機能や部門の生産性が落ちるなどのマイナスが出ても、企業トータルでプラスであればよいという考え方。
    • 反対の言葉が部分最適化である。
  4. ワールドクラスのパフォーマンス
    • ワールドクラスとは、世界第一級ということである。
    • リエンジニアリングは単なる改善ではなく改革である。その改革も、世界第一級といわれるほどの成果を出すことが必要とされている。そこまでいかなければ、本当のリエンジニアリングではないということである。
  • リエンジニアリングが登場する前は、アメリカでは「ここからここまでが私の仕事である」という考え方が強く、自分が与えられた仕事から少しでもはみ出た部分では、他の人が苦労していても一切手は出さなかった。
    • 即ち、"It's not my business."である。

参考文献

  • 『ソフトウェア開発技術者 午前対策(基礎編) テキスト』
  • 『2時間でわかる図解リエンジニアリング』


*1 仕事の仕組み、仕事のやり方。プロセスは企業の独自の風土・カルチャーなどに密接に関連している