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はじめに

過去問の有効性

 過去問を過去問題集などで勉強することの有効性を、次に列挙する。

  • 過去問と同じ問題が出るから
  • 過去問と類似の問題が出る可能性が比較的高いから
  • 過去問から解答へのアプローチ方法を習得するため

 それぞれについて詳しく考察してみる。

過去問と同じ問題が出るから

 このタイプの試験はあまりないが、まったくないわけでもない。例えば、アマチュア無線4級・3級の場合、十中八九は過去に出題されたことのある問題がそのまま出る。こうしたタイプの試験対策としては、過去問を暗記してしまうのが一番効率がよい。

過去問と類似の問題が出る可能性が比較的高いから

 多くの試験では、過去問と類似の問題が数問出る可能性が高い。そのため、過去問をやることで、確実に解ける問題が数問稼げるわけである。こうしたタイプの試験対策としては、数多くの過去問をやるとよい。時間がなければ1冊繰り返しやるのが効果的だが、時間に余裕があればブックオフなどで購入した古い問題集でもよいのでそれで問題数をこなしていく。100円で購入した本なら、本を破ることに抵抗はないだろう。そこで、解けたページや吸収済みで不要のページについては、びりびり破り捨てる。すると、勉強が進むにつれて本が薄くなっていくので、勉強が進んでいるという実感を得ることでき、勉強を続けるモチベーションが維持できる。こうしたやり方で2,3冊こなせばほぼ完璧といえるだろう。例えば、情報処理技術者試験の午前問題はこの方法でやれば、問題ない。ただし、問題を解くレベルに至っていなければ、参考書を最初にやるべきである。

びりびりの本

過去問から解答へのアプローチ方法を習得するため

 情報処理技術者試験の午後試験のように難易度が高い問題の場合は、過去問の蓄積も少なく、しかも過去に出題された問題がまったく同じく出題されることはない。しかし、それでも過去問は重要である。なぜならば、問題の内容は違っていても解答のためのアプローチは活かすことができるからである。

 例えば、知らないアルゴリズムや開発技法が登場したとしても、問題文は基本的に知らなくても解けるように構成されている。よって、そうした問題を解くためには、その構成を見破り、試験問題を解きながらそれを習得するぐらいの能力が必要である。これこそが解答のためのアプローチ能力である。この能力さえ身に付けておけば、どんな問題が来ても解けるはずだ。

過去問題集をやり始めるタイミング

 過去問題集をやり始める最適なタイミングを判断するには、試験のタイプ、試験までの残り期間、現状の能力などを考慮しなければならない。

  • 試験のタイプ
    • どの試験であっても、過去問をやるべきである。
  • 試験までの残り期間
    • 試験まで数ヶ月あるならば、あえて参考書からゆっくりやっていくのもよい。そして、2ヶ月ぐらい前になったら、過去問題集をやり始めるとよい。
    • 残り期間が1ヶ月以内なら、参考書は諦め、過去問題集中心でやるしかない。正解でない選択肢もその理由を考えて、知識の肉付けをしつつ、問題をこなしていく。
  • 現状の能力
    • 一般的に簡単な試験といわれていたとしても、あくまで勉強すれば取得は簡単であって、勉強しなければ取得は難しいだろう。特に自分の専門知識と少しでも異なるものあればなおさらである。例えば、業務でネットワークの構築を行っている人にとって、過去問を解くことなしにネットワークの試験に合格できるかもしれないが、法務関係の試験に合格できるとはいえないだろう。よって、どんな簡単な試験であっても、後悔したくなければ過去問ぐらいは見ておくべきである。
    • 過去問題集を解いて6割以上解けるならば、過去問題集中心の勉強で問題ない。6割取れないならば、それ以前に必要な知識が足りていないはずなので、参考書を1周しておくべきである。