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目次

携帯電話は安全だという迷信があるが、実際にはそうではない。

 携帯電話の内容は電波でやり取りされるので、傍受される可能性は高い。コードレス電話の傍受は非常に簡単である。

 携帯電話の傍受はそれから比べれば難易度は高いが、傍受するシステムは開発されているし、国家レベルの政府機関やスパイなどは日常的に利用されている。

例1:1993年に、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの居場所を突き止められたのは、携帯電話の利用データを元に解析したからである。このように、携帯電話のデータを傍受して、内容を解析するのではなく、データ発信源から位置を特定するのをピンポインティングと呼ばれる。

例2:1996年に、ロシア軍がチェチェン指導者ゾホラル・ドゥダエフを空対地ミサイルで殺害したが、これは彼の衛星電話の送信データから位置を特定したのを利用した。

携帯電話の脆弱性

・使っている周波数が低いため、電波妨害に弱い。

・中継基地の物理的破壊に弱い。

携帯電話のウイルスについて

 NTTドコモの携帯電話はJAVAで自作したソフトウェを利用できるが、このJAVAは携帯電話のセキュリティ用に制限されたものなので、勝手に電話帳にアクセスしたり任意のネット上のコンピュータに接続したりすることは不可能である。

 しかし、最近では携帯電話の多機能化が進み、それに伴いその制限が緩和されることがあれば、携帯電話に感染するウイルスやハックラツールの登場が考えられる。

 なお、よくネットのニュースで携帯ウイルスが登場したという話題があるが、あれは外国の携帯のOSに感染するタイプのもので、PDAに近い携帯電話に感染してしまうと考えておけばよいだろう。

携帯電話の認証

 携帯電話には複数の暗証番号が用意されている。

本体の操作に関する暗証番号

・アドレス帳やメールを他人に閲覧されたり、勝手に電話番号をかけられるのを防ぐためのダイヤルロック、アドレス帳データや画像データを一括で削除する際の認証に必要となる暗証番号である。

・購入初期状態では0000や1234などに設定されている。メモリ編集ソフトを使えば、簡単にこの暗証番号を突破できる。

ネットワークサービス利用時のパスワード

・iモードやEZwebなどの公式サイトで有料サービスを利用する際に必要となる暗証番号である。

ネットワーク暗証番号

・メールアドレスや料金プランの設定、紛失時の緊急停止、留守番電話のメッセージを公衆電話から聞く際に必要となる暗証番号。

・この番号は携帯電話の新規契約時に申し込み用紙に記入して通信事業者に登録する。

携帯電話のバイオメトリクス認証

 NTTドコモのF505i以降のFシリーズでは指紋認証、P901iSでは顔認証をサポートし始めた。今後もこうしたバイオメトリクス認証は携帯電話で実装されることだろう。

各携帯端末の脆弱性

docomo iSシリーズ

 docomoのiSシリーズで撮った写真を添付したメールを送信すると、受信者はphoto-server@docomo-camera.ne.jpというメールを受信することになり、受信者にとって送信者が誰か分からないという問題があった。docomoの携帯電話からは添付メールを送信できないため、代わりにサーバーがメールを送信していたわけだ。