・携帯電話の基本的なスタイル。
・通話することを主体に考えたデザイン。
・携帯電話やPHSは、固定電話の子機を持ち歩くというイメージも強かったことから、初期の携帯電話の多くはストレートスタイルが主流であった。
・非常にシンプルな構造で薄型にしやすいという特徴がある。
・企業によってはカメラ付き携帯電話の持込みを禁止していたり、シニア層の需要が高まっているなどにより、ストレートスタイルが復活しつつある。
・ストレートスタイルというと、昔の携帯電話というイメージをもたれることがあるため、スティックスタイルと呼んで差別化を図っているメーカーもある。
・キー部を覆うフリップを持つスタイル。
・普段はフリップが閉じられており、フリップの開閉で通話のON/OFFができる。
・フリップ下部にマイクを内蔵するタイプとフリップの開閉に関係なく同じ位置にマイクがくるフタ形タイプの2種類がある。
・ポケットに入れて持ち運ぶときにも誤作動を防げるようになっている。
・ディスプレイの上層とキー部の下層による2層構造になっていて、操作時は縦にスライドして利用する。
・大型ディスプレイを搭載しやすい。
・キーの長さ分スライドするため大型になる傾向がある。
・ボタンが押しにくいとうデメリットがある。
・ディスプレイの上層とキー部の下層が回転軸によって統合されていて、操作時には180度旋回(スライド回転)させて利用する。
・スライド型の欠点であるボタンの押しにくさがある程度改善されている。
・現在の主流スタイル。
・ディスプレイとキー部が回転軸で折りたたまれていて、開いて操作する。
・開かなくても、必要最低限の情報が確認できる背面サブディスプレイを搭載する機種が一般的である。
・2つに折れるちょうつがい(ヒンジという)の部分には、柔軟性のあるフィルム状の基板を用いたり、細い配線を使って、画面部分とボタン部分の基板を接続している。
・表面積としてはサイズが小さくなる。
・構造上どうしても厚みが増すので、シャツの胸ポケットにいれて持ち運ぶにはやや難というデメリットがある。
・折りたたみ型を発展させたスタイル。
・回転軸が2つ搭載されていて、折りたたみ型のようにディスプレイを開いた後、さらに横方向に180度まで回転することができる。
・そのためデジカメで自分撮りするときにメインディスプレイでアングルを確認できるし、メインディスプレイを表にして折りたたむことも可能である。