目次 †
気質と性格 †
| 気質 | 生まれての基本的な特徴 | 例：土台 |
| 性格 | その気質が何らかの経験や刺激を受ける | 例：建物 |
性格分け †
- 類型論
- 人の気質や性格の質を典型的な例に当てはめながら分類する。
- クレッチマーの体型説
- シュプランガーの価値観による類型論
- ユングの向性説
- 特性論
気質の分類 †
クレッチマーの体型説 †
体型と気質の関係性を取り上げて分類した体型説がある。
「す」の筆跡 †
- 丸っこい「す」
- 形のくずれた「す」
- 角張った「す」
ミックスタイプ †
健康的な精神状態にある人には、偏らず気質の分類にきちんと当てはまらないことが多い。これをミックスタイプという。
ユングの内向と外向 †
ユングは、内向、外向をそれぞれ思考型、感情型、感覚型、直観型の4つに分類することで、厳密な定義付けを行っている。
- 思考型
- 内向
- 客観的事実よりも主観にこだわる。
- 集団の規則や方針を簡単には受け入れない。
- 宴会などにも、あまり打ち解けようとしない。
- 外向
- 世の中の習慣、現実にしたがって生きる。
- 例えば、結婚したら子供は作るものだという世の習いを疑いもしない。
- 感情型
- 内向
- 口数が少ないため、一見して反応が鈍いように見える。
- しかし、実は感受性が強く、感じやすく傷つきやすい。
- 外向
- 他人の思惑を意に介さず、感情のおもむくままに行動する。
- 感覚型
- 内向
- 外部からの音、動きなどの刺激を、あくまで自分の主観にしたがって受け止める。
- よって、災害時にも動揺しなかったり反応しなかったりする。野次馬根性はほとんどゼロに近い。
- 外向
- 災害、人事異動などの外部からの刺激に敏感。
- また、パーティーやコンサートなどの外部からの刺激をストレートに満喫する。
- 直観型
- 内向
- 現実に目を向けるより、夢想にひたっている時間の方が長い。
- 外向
- ひとつの物事を追求するよりは、多方面に自分の能力を広げようとする。
- 資格マニアなどは、この型に入る。
- 「暗い」「明るい」に比べれば、はるかに厳密な分類だが、これを研究した当のユングによれば、こうした型はあくまで表（意識）に現れた行動様式であって、必ずしもその人の本質（無意識）を物語るものではない。
「暗い」「明るい」に比べれば、はるかに厳密な分類だが、これを研究した当のユングによれば、こうした型はあくまで表（意識）に現れた行動様式であって、必ずしもその人の本質（無意識）を物語るものではない。
