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USB

目次 †

USB（Universal Serial Bus）の特徴 †

• シリアルインタフェース。これはUSBの正式名称からもわかる。
• USB1.1の転送速度は1.5Mbps（ロースピードモード）と12Mbps（ハイスピードモード）である。USB2.0では最大480Mbps（ハイスピードモード）も追加された。
• 転送にはロースピードモードとハイスピードモードがある。前者はプリンタやスキャナ、後者はキーボードやマウスでの転送で使われる。
• 4ピンのコネクタ。その内訳は、2本が差動信号線、残り2本が電源線（GND、5V）である。つまり、接続した装置への電源供給が可能。
• 半二重通信、パケット通信
• キーボード、マウス、プリンタ、HDDなどを接続するときに使われる。
• プラグランドプレイ機能（装置の接続を認識する機能）、ホットプラグ機能（電源を入れたままコネクタの抜き差しができる機能）がある。

USBの転送モード †

　USBの転送モードは次のようになる。

アイソクロナス転送 †

　音声・ビデオのようなストリーム形式のデータの転送を行う。エラーが生じても再送されない。1msの周期で最大1,023バイト（帯域幅で8Mbps）を優先的に保証する。

インタラプト転送 †

　キーボード・マウスのように割り込みで少量のデータが発生する場合に用いられる。USBは割り込み機能はないが、ホストが頻繁にポーリングを行うことで、ほぼ実時間で反応できる。

バルク転送 †

　プリンタやスキャナのように外部機器の要求が厳しくない場合に使用する。従来のシリアルポート・パラレルポート用のほとんどの周辺機器はバルク転送で対応が可能。

コントロール転送 †

　ホストとUSB機器の間で設定・命令・状況通知などに使用する。特に機器の接続や切り離しの際に、コントロール転送を使ってホストが認識する。

USBの接続形態 †

　USBハブを使用して線を分岐させて、ツリー状に1ホストにつき最大7段で最大127台の周辺装置を接続できる。

　ホストから機器への転送をダウンストリーム、機器からホストへの転送をアップストリームという。

USBハブ †

　拡張コネクタを増設するための機器をハブという。つまり、USBコネクタを増設するための機器をUSBハブという。

　USBハブには次の2種類が存在する。

USB-HUB-4X4利用によるUSB切り換え †

　USB-HUB-4X4はUSBハブでありながら、切り換え器の機能もあるというユニークな製品である。詳細はhttp://www.icas.to/lineup/usb-hub-4x4.htmを参照せよ。

　付属CD-ROMにあるプログラムをインストールすると、ソフトウェアからも切り替えを制御できる。この製品を利用することで、USB機器を共有することができ、さらにUSBコードの抜き差しの手間がかからない。

外観

ソフトウェア上での制御

例：私の昔の構成例を紹介する（今は使用していない）。

• USB1：これdo台（HDDバックアップが簡単にできる製品）
• USB2：カードリーダー（PS/2のカードリーダーだが、間に変換コネクタを利用）
• USB3：多機能プリンタ
• USB4：予備（延長コードを指しておいて、主にUSBフラッシュメモリに使われる）

参考文献 †

• 『よくわかるマスター CompTIA A+ Core Hardware対策テキスト』