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*はじめに [#vda93264]

 この記事は『外国語上達法』を読んだ個人的なメモである。詳細は本を読んで欲しい。

*言葉の定義 [#oc0604b6]

-[[ポリグロット]]
--多言語使用者


*外国語の習得 [#c01a8556]

-日本では、英語の学習は他の外国語の学習よりはるかに便利である。それにもかかわらず多くの人が英語の学習で涙を流すのは、なぜ英語を学ばなければならないのかについて自分の気持ちが整理されておらず、明確な目的がないからである。
-言語の習得に必要なものはお金と時間であり、覚えなければ外国語が習得できない2つの項目は語彙と文法で、習得のための3つの大切な道具はよい教科書とよい先生とよい辞書である。
-語彙の習得が文法の習得と違う大きな特徴は、言語による難易がないことである。
--語彙の習得はどの言語でも同じだけ時間がかかり、日本であろうと留学先の外国であろうと、意識して覚えない限りどうにもならない。
--「外国語は好きだけど、単語が覚えられない」という人は、自分が勤勉でないことを告白している。
-ある外国語を習得したいという欲望が生まれてきたとき、まずその欲望がどうしてもそうしたいという衝動に変わるまで待つのが第一の作戦である。そして、その衝動により、まず何はともあれやみくもに千の単語を覚えることが必要である。
--この千語はその言語を学ぶための入門許可証のようなものであり、これを手にすれば助走成功で離陸が無事に済んだとみなしてよい。もしこの段階で失敗したときはあきらめた方がよい。
--この千語を覚えるのに、辞書を引いて覚えるのは無駄である。
---辞書を使うのはもっと後のことで、この段階ではすでに訳の付いている単語を覚えればよい。
--この千語はよい教科書に含まれているものでなければならない。
-小説や詩を楽しみ、会話もでき、その言語も論文も書けるというようになるためには最低4,000〜5,000の語が必要になり、その学習には3,4年は必要である。
-もし辞書を引き引きその言語で書かれたテキストを読みたいというのであれば、2,000〜3,000語で足りる。ここまで覚えればその言語に関しては一応の上がりである。
-頻度数の高い語は原則として短い。つまり、短い単語は優先的に覚えるべきである。
-単語と文法の関係は、人間に例えれば血や肉と骨なり神経の関係のようなもので、単語だけあっても肉の塊であり、骨と神経だけあっても人間ではないということになる。
-文法の項目を覚えるときも、語彙を覚えるときと同様に、最も重要なものから覚えていかなければならない。
-学習の基本原則の一つは「易しいものから複雑なものへ」であって、これは語学書としても守らなければならない。
--重要性と難易度をたくみに組み合わせて学習書を作るところに学習書がよくなるか悪くなるかの一つのポイントがあり、これは著者の腕の見せ所の一つである。
-語学書が論理的にどのように完璧にできていても面白くなければ終わりである。
-必要な辞書というのは頻度数が載っている辞書のことである。
-辞書を丁寧に引き引き文学作品を読むというのは、高尚な人生の楽しみである。しかし、それは入門書を読んで、入門の段階を通り過ぎた人が行う作業である。
-外国語を正しく発音し、正しく聞き分けるには、[[音声学]]の基本的知識があると役に立つ。
-何もしなければ誤りを犯すことはないが、黙っていては会話は上達しない。会話では「誤りは人の常」の精神が大切である。
-外国語を日本語に置き換えてみれば明白だが、あの人は単語を知っているからとか、気の利いた表現をするからといって会話をするのではない。会話をすることによって新しいことを知り、考えさせられ、喜びを得るからこそ話をするわけである。
-確かに長年に渡ってある外国語をたしなんでいれば、知っている単語の量も増し、イディオムにも通じ、一にらみすれば文法構造もたちどころにわかるようになる。しかし、このような経験というか慣れというものでは説明しきれない何物かがあると感じていたが、実はそれがレアリアの知識の量の蓄積なのである。
-読書の効能というものは、それらの本の中に含まれていた考え方が何かの役に立ったというときに、初めてその効果があったといえるのである。


**よい辞書の条件 [#w2f72aee]

+探している語が出ている辞書
+その語に、自分の読んでいるテキストに合う訳の出ている辞書
+訳の他にも、必要とする文法的事項が出ている辞書
+熟語と一般に言われている、語以上のレベルで現れる用法がよく出ている辞書
+よい用例のあがっている辞書
+読みやすく、興味を持たせるように作られている辞書
+引きやすい辞書
+持ち運びに便利な辞書
+値段の安い辞書


**最初に学ぶ外国語に英語を選択するとよい理由 [#re99d5f6]

-言語によっては辞書や教科書も存在しないものもある。それから比べれば英語の場合は教材がたくさん存在する。
--そうした使用者が少ない言語の辞書が発売されるのは英語版が最初、あるいは唯一。



*モチベーションを上げる本 [#u79192e3]

-『古代への情熱』シュリーマン
--シュリーマンが次々と外国語をモノにしていくところは痛快。
-『ペルシア放浪記』ヴァーンベーリ(平凡社)


*参考文献 [#n6ddd425]

-『外国語上達法』