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*目次 [#l02097b2]

#contents


*ロシアと各国との関係 [#q19ed013]

**ロシアと日本 [#ycbca560]

 ロシアは日本ともあまり仲がよくない。その原因となっているのが、北方領土問題である。例えば、1995年5月のサハリン大地震の援助を申し出た日本政府に対して、エリツィン大統領は「援助を受けると借りを作ることになり、日本は領土問題を言い出す」と発言して、日本のひんしゅくを買った事件もある。しかしながら、ロシアにとって日本は重要な貿易相手国となっている。日本にとっても極東ロシアの天然資源や海港は非常に魅力的である。経済協力関係の構築を軸に、領土問題その他の国際関係を改善していくことが望ましいと思われる。


*ロシアとスパイ活動 [#fe7f193e]

 ソ連邦崩壊以降、軍事諜報だけに限らず、[[産業スパイ]]活動に移行しつつあると言われている。

 KGB(ソ連の国家保安委員会)は今やそれぞれ異なる機能を備えた複数の情報機関に分裂しているが、ロシアの諜報活動は未だ健在である。一般的に言われていたKGBの活動は現在SVRという組織に引き継がれている。このSVRはKGBが何十年にも渡って築いてきた情報源やスパイ通信網を受け継いだことになる。

 KGBよりも恐ろしい存在として知られたソ連の軍事情報機関のGRU(参謀本部情報送局)は数々の政治動乱を乗り越えて、さらに力を増している。

 1980年代末、ロシアにとって最初の自由選挙の際に、立候補して選挙活動をするだけのお金を持っていたのは、犯罪者として成功したものたちが大半である。その結果として、多くの政治上の要職についているのは、組織犯罪に関する人たちである。彼ら以外にも、組織犯罪にかかわる何人かは以前は国が所有していた民営化されたばかりのロシア企業を買い上げた。こうした企業の代表者はしばしば防衛省や防衛産業省の会議に出席して、自社に利益をもたらす情報の収集を要請して、その資金を出すことができる。彼らはテクノロジーを開発するより盗む方が安上がりだと気づいている。さらに、盗んだ技術や特許を侵害した技術から作った商品を売りさばく流通経路も持っているのである。ロシア政府が食い込んでいるという点で、これら行為で罰せられることはない。 

[補講]とはいっても、アメリカもロシアから技術を盗んでいることは事実である。 ◇

 ロシアの諜報関係者は市場セクター、各企業の保有しうる情報、キーパーソンの名前ごとに、米国企業のリストを保管している。ロシアの情報機関がほしがる情報をもっている可能性があるので、一見軍事にも政治にも関係ないような大小あらゆる会社もリストに加えられる。

 今日のロシアの諜報の世界では機関同士が金銭的利益と名誉の両方をかけて、公然と競り合っている。狙った情報をGRUがいつもSRVを出し抜いて手に入れているならば、GRUは年間予算の増額という褒美を貰う。この実績重視の姿勢が、機関同士の競争を激烈させる要因となる。 

 人を使った伝説的なスパイ活動に加えて、様々な技術を駆使して情報を集めている。

-電話の盗聴
-トラック輸送業者の動きを監視
-建物に盗聴器を設置
-スパイ用衛星の利用
-特別機や海軍船舶の利用
-アエロフロート(ロシアの航空会社)の一部のジェット機には情報収集用の通信機器が搭載されている。

 よって、ロシアの事務所を持つ外国企業はオフィスに盗聴器が設置されて、全て筒抜けであると考えるべきである。

 ロシアの産業スパイ活動は効率的であると同時に利益志向型である。


**事例 [#m1565594]

+モスクワのアメリカ大使館内のあらゆる事務用品を改変した。例えば、IBMセレクトリックタイプライタをいじって、データを送信するようにした。



*参考文献 [#d128eab0]

-『現代産業スパイ事情』
-『最新版 手にとるように経済のことがわかる本』
-『暗号の秘密とウソ ネットワーク社会のデジタルセキュリティ』
-『TOKYO犯罪公司』