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*目次 [#ma2f7973]

#contents


*銀の特徴 [#o0f777fe]

-[[金属]]の中で最も電気伝導率が高い。
-金属の中で最も熱伝導率が高い。
-一般には酸には溶けないが、酸化力のある酸には溶ける。
-[[結晶]]は銀白色でFCC構造を取る。
-延性・展性が[[金]]に次いで優れている。
-銀単価の価格は1kg当たり\20,000前後である。
-純度が92.5%以上の銀を純銀と呼ぶ。
-「いぶし銀」「いぶし銀の働き」という言葉の由来の元
--年月を経て渋く黒く変色した状態を「いぶし銀」と呼ぶ。
--年季が入った職人技を「いぶし銀の働き」と呼ぶ。
-日本の歴史的に有名な産地として、石見銀山や生野【いくの】銀山がある。
-砂金に対応する砂銀というものは存在しない。
--銀は水に溶けてしまうため(純水には溶けないが、天然の水には銀を溶かす成分が含まれている)。
--つまり、山銀しか存在しない。


*銀の種類 [#hb50f0fa]

-銀黒【ぎんぐろ】
--鉱石の中に、灰色か黒色部分が帯状に入っている。
---その帯は自然銀ではなく、ほとんどが輝銀鉱(銀の硫化鉱物)などの他の銀の鉱物である。
--顕微鏡で調べると、自然銀が少し混じっているのが普通である。
-ひげ銀
--鉱脈の一部に穴が開いていて、穴の中に小さな銀の結晶が出ることがある。
--銀が目に見える。
--ひげ銀は海外・日本どちらでも割と多い形の自然銀である。
-樹枝状銀
--樹の枝のような美しい形をした品質のよい結晶が出ることがある。
--ヨーロッパのノルウェー王室所有のコングスベルグが代表的な産地であったが、今では閉山してしまった。


*銀の保管 [#iebfe1f4]

-銀はさびやすいので、完全に密封してやる必要がある。
-硫黄の標本と一緒に置いておくと、硫黄の成分が作用して銀が黒く変色してしまう。
-きれいな空気のところでは銀がさびる度合いは少ない。
--日本、特に東京は鉱物標本の保存には世界中でも最低の条件である。
---排気ガス中に含まれる硫黄酸化物が混じっている空気だからである。


*銀の応用 [#p102f246]

-食器・宝飾品
--古くから銀が利用されてきた。
--銀製品を放置すると黒ずむのは、銀が[[空気]]中の[[硫黄分]]と反応するからである。
--特に指輪が黒ずみしやすいのは、皮膚に[[システイン]]という硫黄を含む[[アミノ酸]]があるからである。
-エレクトロニクス産業
--電気伝導率・熱伝導率に優れているため。
-[[メッキ]]
--展性・延性に優れているため、メッキ層の厚さを0.0015mmまで薄くすることも可能である。
--魔法瓶の内面に銀メッキを施すと断熱性を高めることができる。
-写真のフィルム
--銀のハロゲン化物は[[光]]に当てると色が変わるという性質があり、それを利用したのが写真の原理である。
--ブロマイドという言葉は臭化物という化学用語で、ブロマイドシルバーを略した呼び方である。つまり、元々は臭化銀という意味である。


*参考文献 [#a5fd87de]

-『元素を知る事典』
-『たのしい鉱物と宝石の博学事典』