このページをはてなブックマークに追加このページを含むはてなブックマーク このページをlivedoor クリップに追加このページを含むlivedoor クリップ
  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
  • てんかん へ行く。

*目次 [#kd8c1856]

#contents


*てんかん [#de93937e]

・意識障害・けいれん、精神運動発作(自動症)など、多彩な発作症状を反復して示す症候群。 

・てんかんの診断は近年の脳波学の進歩によって非常に容易になった。 

・てんかんが、これまで神経学や内科学ではなく、主として精神医学によって研究・診断されてきた理由のひとつは、この病気の症状が発作だけでなく、特有の人格変化と知能低下(痴呆)を示すからである。 

 痴呆化の方は、主として頻回の発作による脳細胞の破壊によると考えられるが、近年の治療の進歩・普及のおかげで、著しい程度のものはほとんどみられなくなった。 

 一方、昔からのてんかん患者に特有の性格特徴として、粘着性・執拗性・まわりくどさの極と、短期・爆発性・興奮性の極の両極があることがしられている。病前からその種の性格が認められる人もいれば、発作を繰り返しているうちに、粘着性や爆発性が著しくなる人もいる。また、融通のきかない人、狂信的な人もいる。 

・もっとも、てんかん性格とか粘着気質といわれているものについては、純粋に生物学的な要因による症状というよりは、患者たちが受けている社会的差別・偏見などに対する心理的反応として理解されるもので、てんかん性格などというものは本来ないという主張もある。 

・てんかんの発作中に、意図して何らかの行為を行うことはまず不可能である。 

・てんかん発作中の行動は、後になってまったく記憶されておらず(完全健忘)、平生の人格とはまったく何のかかわりもない。しかし、「発作中のことで覚えていません」という犯罪者の訴えには信用できず、単なる弁明でしかないものが、ほとんどである。それほど、発作中の犯罪はまれなのである。 

・てんかんでは脳波の異常が確実に認められるが、脳波に異常があったからといってすべててんかんと診断されるわけではない。脳波の異常は、体質や成熟に問題や偏りのあることを示唆する所見であるが、それだけでは病気とはいえない。 

・1970年代に、医学者達が側頭葉癲癇と暴力には因果関係があることを示した。