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*ホール [#tbefcc9c]

 ''ホール(正孔)''は[[トランジスタ]]が発明されて初めて明らかにされた。1945年、[[半導体]]を用いた固体素子による信号増幅が発明され、トランジスタと命名された。これの電気特性を説明するには電子だけでは解明できなかった。そこで発見されたのがホールというキャリアである。イメージ的には原子から電子が抜け出した後の空席のようなものである。

[補講]半導体は、原子同士が互いに電子を共有しあう結合(これを共有結合と呼ぶ)している結晶である。 ◇

 隣のホールへ電子が移動していき、それが繰り返され、電荷が移動される。逆に言えば、ホールが逆に移動しているとも言い換えることができる。

 電子はプラス極に引かれて移動するので、ホールは電子の移動する方向とは逆方向、即ちマイナス極へ移動する。

 この現象は、半導体中の原子がプラス極側で電子を吐き出してプラスイオン化し、マイナス極側に引っ張られていって電子の補給を受けるという現象の繰り返しと電気的にまったく等価である。つまり、正の電荷の移動によって、電流が流れることになるわけである。