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  • 情報の図解化 へ行く。

*目次 [#pa15663b]

#contents


*ビジュアル表現 [#xf9b6205]

 ''ビジュアル表現''とは、図表・グラフ・その他の図解(画像など)・[[マルチメディア]]を用いた表現のことである。

 ビジュアルデータは文字データの約5〜10倍の速度で理解される。そのため、適切なビジュアル表現は[[プレゼンテーション]]などで非常に効果的である。


**ビジュアル表現の種類 [#za0c8ccc]

-表(table)
--複数の要素軸にしたがって、対応するデータを位置付けたもの。
---要素の関係が一義的に決まり、わかりやすいが、全体構造は見にくい。
---整理に便利である。
-図表(graph:グラフ)
--複数の要素軸にしたがって、対応するデータを視覚化できるように加工したもの。
---要素の関係を視覚化しているので傾向や全体をつかみやすいが、細部は読めない。
---統計分析に便利である。
-図解(illustration)
--対象を絵または図により表現したもの。
---対象を具象化しているので、感覚的に理解しやすい。
-図式(chart)
--対象となる言語データの意味を視覚化したもの。
---時間や手順などの流れが表現でき、体系的・組織的理解がしやすい。


**ビジュアル表現の効果 [#qbf0f883]

-強い印象を与える。
-内容の関係・構造・変化などの全体を視覚的に理解させる。
-多量の情報を短時間で伝える。
-要点を明確に示せる。
-納得させるイメージを与える。


*図解化の分類 [#yd8560d9]

**チャート・図解の目的別の分類 [#v97f919d]

||相関関係の表現|構造表現|評価・判定の表現|計画の表現|整理・発見の表現|
|円交差チャート|○|||||
|網目チャート|○|||||
|二軸法(表型)|○|||||
|二軸法(図型)|○|||||
|ダイヤモンドチャート|○|||||
|焦点チャート||○||||
|拡散チャート||○||||
|円多重チャート||○||||
|三角チャート||○||||
|フローチャート||○||||
|Jチャート|||○|||
|SDチャート|||○|||
|ランキングチャート(順序チャート)|||○|||
|ガントチャート||||○||
|パート図(アローダイアグラム)||||○||
|デシジョンツリー|||||○|
|親和図|||||○|
|系統図|||||○|
|連関図|||||○|
|特性要因図|||||○|
|マトリクス図(L型図)|◎||||○|


**グラフ利用の目的別の分類 [#p1dfaa05]

||内訳の表現|大小・順位の表現|推移の表現|その他の表現|
|円グラフ|○||||
|半円グラフ(相対半円グラフ)|○||||
|二重円グラフ(内訳円グラフ)|○||||
|構成比率棒(帯)グラフ|○||||
|構成比層グラフ|○||||
|パレード図|○||||
|正方形グラフ|○||||
|円→円グラフ、円→棒グラフ|○||||
|棒グラフ||○|◎||
|水平棒グラフ||○|◎||
|積み上げ棒グラフ||○|◎||
|重ね合わせ棒グラフ||○|◎||
|複号棒グラフ||○|◎||
|相対(水平対象)棒グラフ||○|◎||
|ピラミッドグラフ||○|||
|偏差棒グラフ||○|◎||
|面積グラフ||○|||
|層グラフ||◎|||
|折れ線グラフ|||○||
|階段グラフ|||○||
|道線グラフ|||○||
|浮動棒グラフ|||○||
|ファンチャート|||○||
|レーダーチャート||||○|
|損益分岐点グラフ||||○|
|点グラフ||◎||○|
|散布図||||○|
|三角グラフ||||○|
|複号グラフ(棒グラフ+折れ線グラフ)||||○|


*ビジュアル表現技法 [#hc6bf98e]

**理解を促進する図解を心がける [#la9e2940]

 同じ図解やグラフであっても、配置によって相手の理解が変わってくる。また、同じ情報を表現しようとしても、適切でない図解やグラフを選択してしまえば、効果は半減してしまう。

-図解やグラフは必ず説明文を付けて、見開きの中に併置する。
--図解やその説明文が複数ページに渡ってしまうと、読み手はページをめくって照合しなければならない。それでは、何が記載されているか、わかりにくくなってしまう。よって、図解とその説明文が見開きのページに収まるように配置が可能ならば、なるべくそうした方がよい。
-図解やグラフで文章とは違った表現により、別の観点からの理解を深める。
--文章や図解は、両方を併用することによって、書き手の意図を適切に表現することができる。併置することが、異なる視点からの情報を受け手に与えるからである。ただし、図表は文字以上に印象の強いものだから、目的に応じて適切な用法を選択する必要がある。


**論理を伝える矢印を活用する [#xa45fb89]

 矢印を使えば、自然に論理の手順を理解させることができる。矢印の意味がはっきりさせておけば、読み手の誤解を招かない図が描ける。

 矢印には次のような意味を持つことを考えて、活用するとよい。

-時間の流れ
-モノの流れ
-指示や制御の流れ
-処理の流れ
-手順・順序の流れ
-力の流れ

 このような意味を明確にするためには工夫も必要である。文字とアイコンを併用して使えば、なおよい。


*参考文献 [#fd010790]

-『コミュニケーション技法』