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*目次 [#ydfcb474]

#contents


*心理学 [#g9e4e382]

-現代の心理学は、心を直接の研究対象とはせずに、心が映し出されているだろうと考えられる行動を研究の対象にしている。
--なぜならば、行動は客観的に捉えることができる上に、量的にも捉えることができるからである。
--もちろん知りたいのは、心の仕組みであり、心の働きなので、行動の成り立つや仕組みを明らかにしていくことを通して、心理学は心を解き明かそうとしているのである。

*心理学の研究方法 [#s33b8842]

**観察法 [#ece7f715]

-観察法は科学的研究の第一歩である。
-注意深い観察と正確な記録が最大の条件になる。
-観察していることが観察対象者(被験者)の行動に影響を与えることがあってはならない。

***観察法の種類 [#h4b7cab1]

-自由観察法
--あらかじめ観察カテゴリーや基準を設定せず、所定の問題に関係すると考えられる行動を自由に観察・記録する方法。
-組織的観察法
--あらかじめ用意した観察カテゴリーや評定尺度をもとに、所定の行動を観察・記録する方法。
-参加観察法
--観察者自身が活動に参加しながら、所定の行動を観察する方法。

**実験法 [#z485c6b0]

-実験法は科学的研究の中核をなす。
-実験者は所定の行動に影響を与えると予想される条件(独立変数)を人為的に操作して、どのような条件が所定の行動(従属変数)を変化させるかを観測・測定する。
-実験は独立変数と従属変数の因果関係を見出そうとするものなので、実験に先立って両者の関係についての予想、即ち仮説(hypothesis)が必要である。
--実験はこの仮説の検証という形で行われる。

***実験法の種類 [#tbb04757]

-現場実験
--実験者の独立変数の操作を現実の生活場面で行う実験である。
--被験者に観察されているという自覚がないので、自然に近い観察ができる。
--教室や図書館での[[着席行動]]の研究や[[パーソナルスペース]](個人空間)の研究などによく用いられる。
--ただ生活場面での実験のため、条件の統制が十分に行えないことがある。
-実験室的実験
--現実の事象のミニチュアを実験室の中に作り出し、被験者が独立変数を操作して、独立変数と従属変数の因果関係を見出そうとするものである。
--観察では様々な要因が入り込み、両者の関係を明確にすることが困難なことが多いのだが、実験室的実験は両者の関係をより厳密に捉えることができる。
--しかし、要因(独立変数)が複雑すぎて適切な実験場面を設定できない、要因を統制することによって場面が非現実のものになり、現実的な行動を引き出すことができない、論理的な理由から実験ができない、実験すること自体が被験者の行動を変化させてしまうといった問題もある。

**調査法 [#n0502384]

-我々の行動の中には観察や実験で捉えることが困難な内面的な行動がある。
--例えば、意見や興味や過去の経験などは言語的反応によってしか捉えようがない。
-質問紙(questionnaire)への回答によって資料を得ようとする方法の1つが調査法である。
-実験法との対比では、条件操作を加えない研究法ということになる。

**検査法 [#r1d6b96b]

-知能・性格・学力・興味・適性などを測定して、集団の中での個人の位置や個人の特性を明らかにしようとするのが検査法である。
-それぞれのテストは、捉えようとするものを本当にそのテストが捉えているという妥当性とテスト結果が安定しているという信頼性の条件を満たしていなければならない。
-性や年齢などでテスト結果が標準化されている必要がある。


*参考文献 [#eb3cf019]

-『ワークショップ心理学』