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*和紙 [#h5d9ccf4]

-和紙という言葉は元々なかった。[[明治時代]]の文明開化と共に、日本に入ってきた洋紙に対する言葉として、日本古来の紙を和紙と呼ぶようになった。
-和紙の三大減量はコウゾ、ミツマタ、ガンピである。
--コウゾは繊維が長く、和紙の原料の中で一番多く使われる。
--ミツマタは枝が3本ずつに分かれて成長するのでその名前が付けられ、お札の原料にもなる。
--ガンピは繊維自体に粘りがあり、丈夫で美しい紙ができる。
-和紙で作られた着物を''紙衣【かみこ】''という。
--[[絹]]よりも安く、持ち運びに便利なので重宝された。
--紙衣は現在も東大寺のお水取りに携わる僧侶が着ている。
-和紙そのものも美しいが、平安時代の貴族文化の隆盛に伴い、和紙に色々な美しい模様を付ける加工技術が発達した。これらの紙は''料紙【りょうし】''と呼ばれる。
--料紙は歌集や絵巻物の多くが国の重要文化財に指定されている。
-鎖国時代、[[オランダ]]の画家レンブラントは和紙を見て感動した。その和紙を取り寄せて、銅版画に用いた。
-ピカソが好んで使った版画用紙は、福井県今立町【いまだてちょう】で作られる越前和紙の最上級品で越前奉書【えちぜんほうしょ】といわれている。
-開国後の初代駐日イギリス公使オールコックは著書『大君の都』の中で和紙を絶賛している。
-イギリスのバッキンガム宮殿の壁紙には、金殻革紙【きんからかわかみ】という和紙が使われている。
-[[イギリス]]のバッキンガム宮殿の壁紙には、金殻革紙【きんからかわかみ】という和紙が使われている。
--金殻革紙は日本の国会議事堂や鹿鳴館【ろくめいかん】などでも使われている。
-洋紙の生産量が伸びてくると、和紙も負けないように機械化が進み、機械すき和紙が出回るようになった。
-和紙は国の伝統工芸品にも指定されている。
--そのひとつの鳥取県の因州和紙は書道やすみ絵に使われる画仙紙【がせんし】で有名である。
-[[楮]]【こうぞ】(クワ科の落葉低木)の樹皮を主な原料とする。
--楮は栽培することができたため、紙の量産が可能となった。
--楮は幕末まで、紙の主原料であった。
--楮は繊維が絡み合う性質が強いため、これで作られた和紙はしなやかで、少し霧吹きを当てれば折り目さえもきれいに消えてしまう。また、耐久性があり、和紙と墨の組み合わせは世界中のあらゆる日用品の中で最も長寿の部類に属する。
-和紙で作られた和本の虫食いを防止
--日干しにしたり、虫除け効果の高い[[銀杏]]【いちょう】の葉を挟んだりした。
---今でも江戸時代の和本の隙間から、枯れた銀杏の葉が落ちてくることがあるそうだ。
--今では[[電子レンジ]]で和本をチンするという荒業がある。
---ややパリパリになるが、放っておくと空気中の水分を吸って、もとのしなやかな紙に戻る。


*参考文献 [#r1979f95]

-『子どもたちは象をどう量ったのか?』
-『学研まんがでよくわかるシリーズ35 紙のひみつ』