MINとMAXの再設計【The Signal State編】
はじめに
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MINとMAXの再設計(Min Max Redesign)
指示内容は次のとおりです。
MinおよびMaxの比較器を作成してください。
それぞれのステップごとに、SRC1とSRC2を比較してください。
2つの値のうち大きい方をOUT1に、小さい方をOUT2に出力してください。
MINとMAXの再設計を解く
1:回路の設計を検討する
OUT1には最大値、OUT2には最小値を出力することになります。
まずはOUT1の回路を設計することにします。
※ラックの上側はSRC1、下側はSRC2に関連するものを主にセットするようにします。
次の設計方針を採用します。
①SRC1-SRC2を作る。
SRC2を減衰器モジュール(-100%)に通してから、SRC1と加算して実現できます。
②SRC1>SRC2かどうかを判定する。
[1]①の結果が0Vより大きいとき⇒「SRC1-SRC2>0」⇒「SRC1>SRC2」⇒「OUT1はSRC1、OUT2はSRC2にしたい」
[2]①の結果が0V以下のとき⇒「SRC1-SRC2≦0」⇒「SRC1≦SRC2」⇒「OUT1はSRC2、OUT2はSRC1にしたい」
0Vより大きいか否かについては、ORモジュールを使えます。ORモジュールはその判定結果を0Vか100Vで出力します。
さらに、その出力を分岐して、一部を反転します。NOTモジュールを通すだけです。
今は、OUT1の回路に注目するので、1つの0Vと1つの100Vが得られます。
※OUT1とOUT2の両回路を考えれば、2つの0Vと2つの100Vになります。
③VCAモジュールを2つ用意して、CVに②の出力を与える。
そうすると、片方がそのままの入力値(SRC1とSRC2のうちの大きい方)、もう片方が0Vになります。
つまり、上記の2つの出力を加算すれば、最大値になります。
よって、OUT1につなぎます。
以上を回路にすると次のようになります。
2:OUT2の回路を追加する
回路の基本構造は同様ですが、一部ワイリングをクロスします。
3:回路を実装する
最終的な解答は次のとおりです。
論理モジュールなしの回路【別解】
MINモジュールとMAXモジュールが使えれば、論理モジュールが不要になります。