LINE証券でセミリタイアに近づく方法
目次
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
コーストFIRE中のIPUSIRONです😀
私は13つの証券会社の口座を持っており、証券会社の特性に合わせて使い分けています。
本記事では他の証券会社と比べてユニークなLINE証券について紹介します。
独断と偏見によるセミリタイアへの必須度
PCユーザーであればLINE証券をメイン証券会社にするというケースは少なく、存在は知っていてもあまり興味がないかもしれません。しかしながら、LINE証券の特徴を把握したうえでうまく活用すれば、セミリタイアが一歩近づくはずです。
項目 | 概要 |
---|---|
シーン | 増やす力。 積極的に資産を増やす。 |
金銭的リターン | ・割安あるいはタダで株を入手できる。 ・少額投資可能。1株から購入できるので気軽に投資ができる。 ・IPO投資可能。2021年6月からスタート[1]IPO第一弾は令和3年7月8日に上場するコラントッテ。BBは6月中。したばかりなので、ライバルが少なく当選する可能性があるかもしれない。 ・長期保有の恩恵がある株主優待を維持するために活用できる【応用テクニック】。 |
金銭的リスク | リスクなし。 口座を開設するだけなら |
時間的リターン | 株初心者でもすぐ株取引をスタートできる。 |
時間的リスク | リスクなし。 口座開設のための手間だけ(これは別にLINE証券だけに限らない)。 複数の証券会社を管理しなければならない。 |
総合ランク(S>A>B>C>D) | セミリタイアへの必須度はCランク。 LINE証券の口座を無理に作る必要はありませんが、余裕があれば作るとよいでしょう。特に少額投資に興味がある方、積極的にIPO投資している方は作る価値が増大します。 |
LINE証券の特徴
LINE証券はLINEグループと野村證券グループの協力により誕生しました。
次の特徴を持ちます。LINE証券独自のものもあり、興味深いです。
メリット
- 株初心者でも直感的に操作できる。
- LINE自体がスマホアプリとして優秀であり、LINE証券もその流れを汲んでいる[2] … Continue reading。
- 特にPCを持っていない(慣れていない)人にすすめやすい。
- 「いちかぶ(単位未満株)」サービスにより、1株から買える。
- 普通の証券会社では1単元(銘柄によるが多くは100株)単位で買わなければならない。
- 例えば、吉野家ホールディングスは1株2,000円前後である。普通の証券会社で吉野家の株を持つには、20万円(=2,000円×100株)必要ということになる。一方、1株単位で購入できれば、2,000円で買えるということである。
- 現物取引の購入手数料ゼロ円。
- 信用取引の売買手数料がゼロ円。
- クイズに正解するとタダで株をもらえる。
- セールで割安に購入できる。
- 投資信託に対応。
- ポイント投資に対応。
- LINEポイント還元の高いクレジットカードを併用するとお得。
デメリット
- 出金時に手数料がかかる。
- 日本株のみ対応。
- インデックス連動の投資信託は買えるので、間接的に米国株を買える。例:「eMAXIS Slim 米国株(S&P500)」
- 取り扱いIPOが少ない。
- 始まったばかりなので仕方ない。
- 逆にライバルのIPO希望者が少ない可能性があり、チャンスになりえる。
- NISA口座、つみたてNISAを取り扱っていない。
- LINE証券から株の世界に入ったとしても、結局のところLINE証券はメインの証券会社にならないといえる。証券会社を使い分けることになる。
- PCからでもスマホ用のインタフェースと同等。
- 個人情報の取り扱いについて過去に問題になったことがある。
- これを気にする人が多いかもしれない。
- 個人情報を漏洩するのは言語道断だが、実際のところあなたの個人情報は別の場所から駄々洩れの可能性が大。個人的にこれを気にしてせっかくのチャンスを逃すのはもったいないといえる。
LINE証券を開設する
LINE証券に興味を持ち口座開設を希望する方は以下の4つの選択肢があります。
上記3つはいずれもお得なので自分に合った選択肢を選ぶとよいでしょう。
当ブログをきっかけにしてLINE証券に口座開設した方々もたくさんいます。安心してご登録ください。
選択肢① Security Akademeiaの口座開設タイアップ企画から口座開設する
当ブログで口座開設タイアップ企画を実施しています。
もしよければ以下のバナーをクリックして、その先で口座開設してください。
選択肢② 友だち招待プログラムから口座開設する
以下の「友だち招待プログラム」ページからエントリーしてから、口座開設+アンケート回答すると、今なら口座開設者(あなた)は500ポイントを入手できるのでお得です。
同時に招待者(=IPUSIRON)も同額の500ポイントがもらえます。
本記事を書くのに5時間ぐらいかかりました。そのため、上記の招待URLから開設してもらえればとても嬉しく思います。
選択肢③ ポイントサイトを経由して口座開設する
ポイントサイトを経由することで、ポイントを得るチャンスがあるかもしれません。
口座開設系は高額案件になりやすいので、以下の記事を参照ください。
もしハピタスやちょびリッチが有利であれば、以下の記事を参考にしてアカウントを作るとよいでしょう。最終的ドットマネー経由ですべてのポイントサイトのポイントを合算して現金化できます。
選択肢④ お得な特典を受けずに口座開設する
「IPUISRONに得させたくない」「特典は何もいらない」のであれば「LINE証券」で検索してLINE証券の公式ページから口座を登録するとよいでしょう。
はじめて証券口座を作る方へ一言
証券会社が初めての人だと迷うかもしれないので、必要事項にて選ぶべき選択を以下に列挙します。
- 確定申告の方法⇒「LINE証券に任せる」をチェック
- これで「特定口座(源泉徴収あり)」になる。普通はこれで間違いなし。
- 投資の方針⇒「安定運用」をチェック
LINE証券でお得に株を入手する
初株キャンペーンで株をタダで入手する
口座開設してから簡単なクイズ(3択の問題が2問)が出されます。クイズの回答は後述するのでそれを見ながら答えるだけでOKです。
2問の内1問正解で2株分、2問正解(全問正解)で3株分をタダで入手できます(いくつかの銘柄から選べる)。全問正解であれば最大約3,000円得することになります。
私の場合は、三菱ケミカルHDを3株もらいました(2.7k相当)。タダでもらえるわけなので、株価の高いものを選んだ方がよいでしょう。もらった株はそのまま持っていてもよいですし、すぐに売ってもよいでしょう(売れば手数料を引いて2.5kぐらいをタダでもらったことになる)。
クイズの問題と解答
問題 | 答え |
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企業が自社の株を買ってくれた株主に対して、自社製品などの優待品を送る制度は? | 株主優待 |
日本の株式市場の動向を示す株価指数として間違っているものは? | S&P500 |
企業が得た利益の一部を現金として株主へ還元することを何と呼ぶ? | 配当 |
投資家から集めたお金を専門家が運用しその結果が分配される仕組みの金融商品は? | 投資信託 |
投資信託の収益から投資家に対して還元されるお金のことを何と呼ぶ? | 分配金 |
投資の神様と呼ばれておりバークシャー・ハサウェイの現会長を務めているのは? | ウォーレン・バフェット |
投資家から預かった資産をもとに投資信託の運用を行う専門家のことを何と呼ぶ? | ファンドマネージャー |
問題 | 答え |
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LINEのいろいろなサービスなどでためて、LINE Payの支払いに使えるポイントサービスとは? | LINEポイント |
LINEで使える便利な送金・決済サービスのことを何と呼ぶ? | LINE Pay |
LINEから気軽にアルバイトを検索・応募できる求人情報サービスはどれか? | LINEバイト |
LINEでニュースが見れるサービスのことを何と呼ぶ? | LINE NEWS |
LINEアプリでできないことは? | 自分の脈拍を測る |
LINEアプリが誕生したのは何年? | 2011年 |
LINEから簡単にお得に買い物ができるサービスはどれ? | LINEショッピング |
LINEから簡単にギフトが選べて友人や家族に送ることができるサービスはどれ? | LINEギフト |
LINEからクーポンを探してお店で使えるサービスはどれ? | LINEクーポン |
LINEから気軽に出前がとれるサービスはどれ? | LINEデリマ |
問題 | 答え |
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LINE証券では何円から投資信託を取引することができますか? | 100円 |
LINE証券では最低何株から株の取り引きが可能ですか? | 1株 |
LINE証券の特徴として間違っているものはどれ? | 不用品を出品できる |
LINEからFX取引ができるサービスはどれ? | LINE FX |
もしここに載っていないクイズが出た場合は、「LINE証券」「クイズ」で検索すればどこかのサイトが見つかるはずです。
タイムセールで割安価格で株を入手する
LINE証券ではゲリラ的にタイムセールが開催されます。タイムセール開催時だと対象銘柄の株を最大7%OFF(ランダムで3%、5%、7%OFF)で購入できます。他の証券会社にないものであり、かなりお得なサービスといえます。
いつ開催されるのかを知るためには、LINE証券のTwitterアカウントで告知されます。
早い者勝ちなので常にチェックしておくとよいでしょう。
割引価格で入手して、翌日即売ったとしても差額分が儲かるはずです(PO投資より確実かもしれません)。ただし、取引株数は最大5株までと決まっていたりするので、大きく儲けることはないでしょう。それでも積極的に使っていきたい、お得なサービスといえます。
LINE証券をIPO投資に活用する
- LINE証券のIPOは原則として抽選による配分になる。
- システム内で機械的・無作為に抽選番号(乱数)を付し、当該抽選番号を対象に抽選。
- IPOの申込は1単元(100株)になる。
- 2回の申込(仮申込と本申込)を行う必要あり。
- 仮申込時点で購入可能額を確認される(資金拘束なし)
- 本申込(抽選申込み)時点で資金拘束される。
- IPO投資のためにお金の出し入れについては注意。
- 入金は無料だが、出金は手数料220円がかかる。ただし、LINE Payで出金すれば無料。
- IPOのためにLINE証券の口座に入金した場合は、資金拘束が外れた後も次のIPOに備えてお金を入れっぱなしの方がよいだろう。
LINE証券で少額投資に挑戦する
LINE証券の大きな特徴として「いちかぶ(単元未満株)」サービスがあり、少額投資ができる。
- 1株数百円から気軽に投資できる。
- リアルタイム約定の取引銘柄数No.1
- 日中の取引コストが業界最低水準
- 取引時にスプレッドという手数コスト(一種の取引手数料のようなもので、取引金額に応じた0.2~1%のコスト)がかかる。
- スプレッドは4つのグループに分けられる。
- いちかぶ対象の株は以下の通りに限定される。つまりすべての銘柄を取引できるわけではない。
- 個別株:約1000銘柄
- ETF:(東証に上場している)15本(かなり限定される)
- 1株でも配当金を受け取れる。
- 1株でも条件を満たせば株主優待を受け取れる。
少額でもたくさんの銘柄を購入して分散投資できる
100株単位で買うとどうしても1銘柄が数十万円以上になります。資金が少なければ、数銘柄しか買えません。つまり、株やセクターがどうしても偏ってしまいます。
一方、1株ごと買えば、気軽かつフットワークが軽くたくさんの銘柄を購入できます。毎日の無駄遣いを我慢して、検索した結果の数百円を投資に回すということもできるでしょう。結果的に分散投資がしやすいといえます(投資信託で分散化させるのと、どちらが得かは別問題。)。
少額でも配当金生活を味わえる
ひとかぶサービスでも立派な株主なので、配当金を受け取れます。
値嵩株を手に入れる
資金力がなければ値嵩株[3]「ねがさかぶ」と読む。1単元当たりの株価の水準高い銘柄のことです。を購入できません。
例えば、任天堂を応援したいと思っても、1株が6.7万円ぐらいになります。つまり、1単元(100株)で考えると670万円がないと任天堂の株主になれないということです。しかし、LINE証券であれば1株単位で買えるので、6.7万円あれば任天堂の株主になれるわけです。
LINE証券で通常の投資を行う
単元株(100株単位)の現物株の買い注文であれば、取引手数料は無料です。ただし、売り注文はSBI証券や楽天証券と比べて若干高めです。
よって、頻繁に売り買いをしても、往復の売買手数料は他の証券会社と同じ程度です。
とはいえLINE証券では頻繁に売り買いするより、割安のときに購入して放置したほうが圧倒的なコストパフォーマンスが出ます。
信用取引
現金または代用有価証券で33万円以上の保証金があれば、LINE証券の口座で信用取引が可能になります。
約定代金にかかわらず、信用取引の売買手数料が無料です。
投資信託を買う
普通の証券会社と同様に、LINE証券でも投資信託を扱っています。
- 100円単位で購入可能。
- 取り扱っている投資信託数は少ない。
- つみたて投資も可能がだ、対応する投資信託はより少ない。
- 人気かつ安牌な投資信託(eMAXIS SlimのS&P500やオールカントリー、ひふみプラスなど)はあるので安心。
- NISAやつみたてNISAには非対応。
LINE証券におけるポイント投資
LINE証券のポイント投資は他の会社とはちょっと異なります。
ポイントで直接株や投資信託を購入するわけではなく、1LINEポイント=1円でLINE証券の口座に入金することになります。そのうえで株や投資信託を購入できます。
そこで、あえて現金を入金して株や投資信託を買うのではなく、LINEポイントをクレジットカードで購入し、それをLINE証券で使うという方法が考えられます。
Visa LINE PayクレジットカードであればLINEポイントを購入するとポイント還元率が上がります。つまりそのポイント還元分だけ得します。
LINE証券を株主優待に活用する
詳細な話は後で記事にまとめる予定ですので、ここではざっくりとした解説をします。
ほふり(証券保管振替機構)によって株主管理されます。同一の住所と氏名に対して、1つだけの株主番号が振り分けられています。
例えば、証券会社AとBに口座を開設していたとします。同じ銘柄について証券会社Aでは100株(1単元)、B(LINE証券など)では1株(単元未満)を持っていたとします。この場合、ほふりで1つの株主番号が割り振られることになります。
その情報をもとに配当金や株主優待がもらえます。ここまではよいでしょう。
ところで、銘柄によっては長期に渡って保有すると特別な優待がもらえることがあります。例えば、1年以上保有すれば優待のグレードが上がったりします。
ここで貸株が絡んだ状況を考えます。貸株の基本については次の記事を参考にしてください。
証券会社Aで500株を持っていて、全部を貸株してしまうと長期優待の条件から外れてしまう可能性が大といえます。そのため通常は400株を貸株、残りの100株を貸さないという設定にします。こうすることで、常に100株持っているので継続して株主であると判定されるわけです。
ここで証券会社Bで1株を追加したいとします。Aで500株を貸株(あるいは売却)すると、貸株名簿上に名前が残っています。つまり、その銘柄がいつチェックしても株主として判定されるのです(自己責任で)。当然ながら株主優待の権利が確定するときには、貸株を戻す(売却していれば買い戻す)必要があります。
おわりに
私自身IPO投資のためにLINE証券の口座を開設しました。
セミリタイアを目指す方もLINE証券について一考してみてはどうでしょうか。