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技術書典15オフラインイベントで出展しました

イベントに参加したので、忘れないうちに報告する次第です。
早く更新した方がブログへのアクセス数が伸びるかもしれませんし、私自身終わったタスクとして脳内で処理できます。
なお、年始には2023年の振り返りと抱負について記事を書く予定です。その際、本記事にリンクするだけで済みます。

技術書典とは

年に2回ほど催されている技術書の同人誌即売会です。

2023年11月には技術書典15が開催されました。

  • オフラインイベント
    • 11月12日(日)
    • 池袋サンシャインシティ展示ホールD(文化会館ビル2F)
  • オンラインマーケット
    • 2023/11/11 (土) 〜2023/11/26(日)

サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」と技術書典15

当方はサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」のメンバーの1人として活動しています。

技術書典6の頃からサークル参加し続けて、今に至ります。

過去の技術書典の様子については、タグ「技術書典」を参照ください。

技術書典15において、サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」はオフラインイベントとオンラインマーケットに出展しました。

オフラインイベントのサークル配置は「く13」です。

新刊はありませんが、代わりに技術書典公式ファンブック『技術季報Vol.15』に寄稿させていただきました。

オフラインイベントでは次の既刊本に絞って頒布しました。

『技術季報Vol.15』のP.35-36に当サークルの寄稿文が掲載されています。よかったら読んでみてください。

『技術季報Vol.15』は次のWebページから購入できます。

オフラインイベントでの当サークルの様子

設営完了時

イベント中

イベント終了後、撤収時

オフラインイベントならではのよさ

サークル出展者(同人誌の筆者)たちと技術的な意見交換より、親睦を深めるような交流できるのも即売会のよいところです。

技術書典15オフラインイベントを終えて

前回のイベントでは新刊があり、段ボール数箱分が売れ残ってしまいました。それと道具一式として、段ボール1個。これらをイベント終了後に自宅へ送り、送料着払いで8kぐらいの出費になりました。

前回の反省を活かして、今回は頒布する書籍を絞り、さらに持ち込む物理本の冊数を限定しました。イベント終了後に自宅に送る段ボールの数を1個に抑えたかったためです。

イベントの午前中はあまり調子がよくなく、どうなることかと思いましたが、午後からだいぶよくなり、最終的には物理本が完売できました。

これまでは頒布することに専念しすぎて、他のサークルを見て回る余裕がありませんでした。そのため、欲しかった本は後でオンラインマーケットで購入していました。

今回は少し余裕があったこと、本を頒布するだけでなく参加者としてイベント自体を楽しむことを目標にしました。

今回のオフラインイベントの参加の結果として、次のことを実現できたため、個人的には成功したと思っています。

  • 持ち込んだ同人誌を完売できた。それに加えて電子版やDLカードが売れた。
  • 想像以上に頒布できた。
  • 欲しい同人誌の物理本をゲットできた。そして戦利品の報告ができた。
  • 他のサークルに挨拶できた。それぐらいの余裕が生まれた。
  • 当サークルのブースに訪れてくれた一般参加者と交流できた。

同人誌をゲットしたら戦利品をポストしよう

よいポストを見かけたので紹介します。

個人的に同感であり、感想やレビューは重要ですが、まずは買ったことをアピールすることをおすすめします。

ゲットした同人誌を並べた写真をポストしてくれるだけで宣伝になりますし、それが著者の次回作へのやる気につながります。

また、イベント自体の宣伝にもなっています。イベントの存在を知らない人にとってイベントを知るきっかけになります。オフラインイベント未経験あるいは行けなかった人にとって、次回は行ってみようという気持ちにもさせてくれます。

実のところ、こうしたポストの有効性は同人誌だけでなく、商業誌でも同様のことがいえます。
せっかく購入したのですが、積極的に活用していきましょう。

かんたん後払いの効能

技術書典アプリでサークルごとに割り当てられたQRコードを読み取ることで、かんたん後払いで本を購入できます。つまり、現金不要で購入できるわけです。

かんたん後払いで購入すると、技術書典のマイページから電子版も入手できます。購入本が記録されますし、支払いの領収書が残るので、経費に計上しやすくなります。

サークル側としてもお釣りをたくさん用意する必要がなくなるというメリットがあります。

メリットはまだあります。イベント後に「かんたん後払い請求確定メール」が届きます。まとめて支払うことができますし、支払い期限として2、3日の余裕があります。

さらに、金銭的なメリットがあります。

イベントの後日にまとめて支払うことができます。Amazon Payが対応しているので、Amazonギフト券が使えます。還元率が高いときにギフト券を事前に入手しておけば、同人誌の総額を現金で買うよりかなりお得になります。もちろんギフト券で充当できない分をクレカで支払っても、クレカのポイント還元の恩恵を受けられるのでお得です。

以上より、購入者側としては、かんたん後払いだとかなりお得ということが実感できたはずです。

かんたん後払いにもデメリットはある?

便利なかんたん後払いですが、いくつかのネックがあります。

  • 購入者が殺到すると、かんたん後払いのQRコードの取り合いになる。
    • アプリ起動の時間、ログアウトされてしまっていると再ログインの手間、頒布物がたくさんあるとどれが正しいものかを探す手間がある。
  • サークル側としては利益が減る。かんたん後払いの手数料が発生する。また、すぐに現金を手に入れられない。
    • 大金を持ち歩く必要がないというメリットにもなるし、キャッシュフロー的に現金を得るタイミングが遅れるというデメリットにもなる。

私が執筆した同人誌に関しては同じものが技術書典のサークルページだけでなく、BOOTHの個人ページでも販売しています。
BOOTHであれば、在庫の残っていれば通販でも紙の本を入手できます。ただし、送料が若干かかります。
電子版を例にすると、購入者側は技術書典とBOOTHのどちらで買っても購入額は変わりません。
一方、売り手側からするとBOOTHの方が手数料を安く済むため、その分利益が残ります。
このような事情から、お気に入りのサークルであればBOOTHで買ってあげた方が、サークル主は喜ぶかもしれません。

DLカードは必要か?

かんたん後払いが一般化しつつありますが、今回のイベントでは「かんたん後払い:現金払い=3:1」ぐらいの印象を受けました。

かんたん後払いだと電子版を技術書典のマイページからダウンロードできるので問題ありませんが、現金払いにするとその術は使えません。

つまり、電子版を入手する仕組みを同人誌頒布サイドが用意しておかないと、購入者は電子版を入手できなことになります。現金払いの人のためにも、DLカードを印刷しておくか、あるいはそれに相当するページを同人誌の後ろに掲載しておくことが有効です。

なお、当サークルでは電子版のみの同人誌をかんたん後払いで購入してくれた人にも、DLカードを渡していました。電子版の販売数を計算しやすくするだけでなく、戦利品としてDLカードの写真を載せてくれるかもしれないからです。また、技術書典のサービス、BOOTHのサービスのどちらかが終了しても、もう片方がバックアップになります。

技術書典オフラインイベントの副産物

今回のイベントではサークルブースにいろいろな人が訪れました。

昔ながらの知り合い、出版関係の知り合い、セキュリティ界隈の方々、ハッキング・ラボを知っている方、サークルの常連さんたち、ゆるいハッキング大会やその打ち上げにきてくれた方々、私や斉藤さんに会いにきてくれた方などです。加えて、サークルブースの脇を通る際に本に興味を持ち立ち寄っってくれた方々も大勢います。

オフ会や勉強会では参加者の目的はある程度絞られています。一方、技術書典オフラインイベント[1]他の同人誌即売会にサークル参加したことがないので、そちらではどんな感じかはわかりません。では、前述したようにさまざまな人たちが訪れました。つまり、違った動機を持つ方々とまとめて交流できるということです。

同人誌即売会は同人誌を頒布することが最大の目的ですが、こういう出会いの場をうまく活用することで別の目的も達成できるかもしれません。

サークル出展における今後の課題

当サークルの認知度を高めれば、頒布数の底上げになります。これに関しては着実に前進させているつもりです。Xでの広報、商業誌と同人誌を絡めた相乗効果、ゆるいハッキング大会などでの宣伝など、地道にやっています。その効果も実感しています。

しかしながら、爆発的に認知度を上げるには運の要素が高く、なかなか実現できません。コツコツと種まきをして、その機会を逃さないようにするしかありません。

ここまではよいでしょう。次なる段階として、初対面の方に興味を持ってくれる工夫ができればと思っています。

技術書典オフラインイベントでも実感しましたが、既刊しかなければ、ファンたちはすでに本を所有済みであり、サークルブースにはきてくれますが新たに購入するものがありません。ファンの方々はもちろん大事ですが、来場者の割合からすればわずかにすぎません。

よって、新刊の有無に限らず売り上げを伸ばすには、次に示す各ステップを達成することが重要になります。

  • ステップ① 当サークルを認知していない人たちがサークルブースに立ち止まってくれること
  • ステップ② 立ち止まってくれた一見さんが見本誌を手に取ってくれること
  • ステップ③ 見本誌を読んでくれた方が、購入まで興味を持ってくれること
  • ステップ④ 購入者が別の本を買ってくれること

これらを実現できれば、頒布数を伸びすことができるはずです。

では、どうやってこれを実現するのでしょうか。

サークル別に個性が出るところだと思いますし、私自身まだその回答を持ち合わせていません。持ち合わせていれば、すでに実施しており悩むこともないでしょう。

イベント会場を歩き回って、出展サークルさんの工夫を観察することをおすすめします。
気になるサークルさんには直接声をかけてみるのもよいと思います。

ステップ①の実現例

ステップ①について考えてみます。簡単かつ効果的そうな方法としては、次が挙げられます。

  • 新刊は最強のエサ。新刊があればそれを最大限に利用して、立ち寄ってもらう。そして、話術で既刊の魅力を使えて、売上げ数を伸ばす。
  • 本の面白さが読む前から滲み出ている。
  • 本のタイトルに関心を引くキーワードが含まれている。また、表紙買いしてしまう魅力的な本を頒布しいてる。
  • サークルブースが有利な位置である。
  • サークルブースに立ち寄りやすい雰囲気が出ている。
  • ポスター、陳列に工夫があり、周囲と比べて目を引く。
  • 興味がまったくないジャンルでも思わず立ち寄ってしまう要因(無料配布本など)がある。

ここに挙げたアイデアは、実現しやすいかどうかは別として、誰でも容易に思いつくものだと思います。

ステップ②の実現例

  • こちらの陳列を見ていたら、こちらから見本誌を手渡してしまう。この時点で相手がどの本に興味を持っているのかは不明なので、何でもよいので渡してしまうのが吉。
  • 見本誌の立ち読みが数人集まると、奥から様子を伺っている人が出てくる。こちらから手を伸ばして見本誌を渡してしまう。手前だけでなく、奥でも立ち読みができるようになる。

ステップ③の実現例

個人的に有効だと思っているのは、手に取ってくれた同人誌の著者本人が簡単に本の内容をアピールすることです。

最初はなかなかうまくアピールできなかったり、短くまとめきれなかったりするかもしれませんが、イベント中に何度もしゃべっていると自然と型ができてくるはずです。終盤では、相手の食いつきや前提レベルに応じて、アピールに変化できるようになります。

こでは私の例を紹介します。今回はBadUSB本と辞書本を頒布したので、その2冊のアピール例になります。

私はこのようなアピールは一人一人にしていました。
1日で多分似たようなことを数十回しゃべっています。

BadUSB本の場合

【手に取っていないけど表紙を眺めている人に対して】

「一番売れ筋のUSB本です」

「最近話題のUSBです。USBメモリーを落としたとか、最近だとNTTがUSB禁止というのが話題になっていました」(時事ネタならわかりやすい)

【通常バージョン】

「BadUSBって知っていますか?」

(知らないという返答なら)「こういう見た目(BadUSBの画像を指差しながら)でこれぐらい(手で大きさを示す)の小さいUSBデバイスなんですが、これをUSBポートに挿すと事前に登録しておいたキー入力やコマンドが流し込まれるのです。Windowsであれば、コマンドプロンプトが立ち上がって、コマンドが入力され、最後のEnter入力までやってくれます。サーバープログラムを起動すればバックドアになるわけです。

デバイスを刺すだけで、あとは触らずとも自動的に全部やってくれるのです」

「キーボードとして認識されるので、アンチウイルスで検出できません。

OSにも依存しません。Linux、Mac、スマホでもつなぐことさえできれば動きます」

「USBがなくならない限り、永遠のテーマともいえます」

【あと一押しが必要そうなら】

「いま説明したのは悪い使い方ですが、真っ当な使い方もあります。マウスの動きを再現できるので、私は連打するように組み込んでおいて、連打ゲームに使っていました」(ウケを狙いつつ、実用的な方法を紹介する)

「不謹慎かもしれませんが、USBに関する事件が起こるたびに、BadUSBが話題になります」

「本に載っているのは攻撃や防御の方法ですが、工夫次第で日常でも使えるはずです。

【ハッキング・ラボを読んでいないことを懸念してそうなら】

「タイトルにハッキング・ラボというキーワードが入っていますが、読んでいなくてもこの本を最後まで読めます」

【そこそこ知っている人に対して】

「技術的に聞くと簡単そうに思いえますが、実際には泥臭いのです。例えば、キー入力を早く送り込むと、画面が追いついてこないことがあります。そのためウエイトを入れます。また、海外の文献では英語キーボードが前提になっています。この本は日本人向けに、日本語キーボードのレイアウトだったり、全角モードだったらどうなるのかといったことも説明しています」(差別化されていて、この本じゃないと読めないことをアピール)

「最近は無線で接続して、後から流すコマンドを制御できるようになっています」(攻撃がより巧妙化していることをアピール)

【購入を決めてくれたら】

「人気すぎて、もう電子版しかありません」(電子版しかないのは売れてるからと逆にプラスにする)

※最初から電子版しかないことを伝える必要はありません。いざ買おうとしたタイミングで伝えれば、多くの方は電子版のみでも買ってくれます。

辞書本の場合

【通常バージョン】

「昔からこれら(表紙帯のJohn the Ripper、Hydraなどのキーワードを指差しながら)のパスワード解析ツールがあります。昔からあるということは、ツールとしてすでに完成されているわけです。

しかしいくら高機能、高速なツールであっても、解析時に使う辞書ファイルというテキストファイルが優秀でなければ、パスワードがヒットしません。

人間がパスワードを設定すると何かしらの偏り(パターン)が出ます。後ろに数字をつけたり、頭に記号をつけたりしがちです。他には、キーボード上で隣り合っているキーを1つずつ押して、パスワードにしてしまうということもあります。そういった人間の心理学や統計的事実を利用して、辞書ファイルを作れば成功率を高められるわけです。

この本はその辞書ファイルにテーマを絞った1冊になっています」

「パスワードの解読を解説した本はたくさんありますが、辞書ファイルだけで1冊分を解説した本は国内外でもありません」

「パスワード認証がなくならない限り、永遠のテーマともいえます」

【あと一押しが必要そうなら】

「この本に書いてある方法でパスワードを作っていたら危険です」(煽る)

「読み物としても使えます。知識として知っておくだけで役立ちます」(積読を回避できることをアピール)

【そこそこ知っている人に対して】

「最初はベースとなる辞書ファイルをダウンロードすればよいですが、それだけではライバルたちと差がつきません。ヒットしたパスワードをどんどん追加してオリジナルの辞書ファイルを作るとよいでしょう。その鍛え方、育て方を解説しています」(向上心・競争心を煽る)

「ターゲットに応じて辞書ファイルを使い分けないと、解読が成功しません。サイズが小さくても、ヒットするような辞書ファイルを作ること、選ぶことが腕の見せどころです」

「ryockyouファイルが定番でよく使われますが、その背景がわかる」

【攻撃より防御の話に反応するなら】

「この本に書いてあることと逆の方法でパスワードを作っていれば、安全度が高くなります」

【パスワードはランダムに作っている人に対して】

「流出したパスワードのリストを用いれば、他の人も同じパスワードを使っている可能性が高いので、成功率を高められます」

ステップ④の実現例

  • 購入者に「Xで随時新しい本の告知をしていくのでフォローしてください」と伝える。単に「フォローしてください」では弱い。フォローするメリットも伝える。
  • 業界関係者、熱心なファン、今後も積極的につながっていたい人であれば、別途名刺などを渡す。

References

References
1 他の同人誌即売会にサークル参加したことがないので、そちらではどんな感じかはわかりません。