今年(令和3年)の活動について~昨年・一昨年の活動を振り返って
目次
- 1 はじめに
- 2 一昨年(令和元年・2019年)の活動
- 3 昨年(令和2年・2020年)の活動
- 3.1 ITエンジニア本大賞2020でプレゼン発表【2月13日】
- 3.2 『ハッキング・ラボの構築で困ったら読む本』を頒布【3月7日】
- 3.3 ALSで闘病していた父が逝去しました【9月】
- 3.4 技術書典9にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【9月12日】
- 3.5 『暗号技術 実践活用ガイド』が発売【9月18日】
- 3.6 「刺され!技術書典アワード」にて、サークルメンバーの本が大賞を受賞【10月15日】
- 3.7 『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー100件突破記念が開催【12月11日】
- 3.8 技術書典10にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【12月26日】
- 3.9 『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー感謝企画第2弾が開催【12月28日】
- 3.10 『Pythonでいかにして暗号を破るか』が発売【12月22日】
- 4 今年(令和3年・2021年)の活動の実績と予定
- 5 おわりに
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
コーストFIRE中のIPUSIRONです😀
最近記憶力が低下したので、昨年・一昨年の内容(仕事とプライベートを混在)を忘備録として残すと同時に、今年(令和3年)の活動について考えてみます。
すでに今年の6分の1が経過しています。残りの6分の5の活動を充実させるためにも、この振り返りは役に立つと勝手に期待しています。
一昨年(令和元年・2019年)の活動
この年の1月にはすでに父の病気が確定し、看病⇒介護という流れになります。
技術書典6にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【4月14日】
サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」は技術書典6に参加しました。初めて同人誌イベントに参加しました。
新刊として『ハッキング・ラボのそだてかた ミジンコでもわかるBadUSB』(IPUSIRON著)と『Webセキュリティのミライ 不正指令電磁的記録問題に寄せて』(齊藤さん著)を頒布しました。
「ゆるいハッキング大会 第50回オーバー」で「ゆるすぎる暗号理論」を発表【7月20日】
「ゆるすぎる暗号理論」という題して、初学者向けの暗号の捉え方についてをプレゼン発表しました。
「ゆるいハッキング大会 第53回」で「ゆるすぎる鍵開け」を発表【9月21日】
「ゆるすぎる鍵開け」と題して、鍵開けの基本についてをプレゼン発表しました。
技術書典7にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【9月22日】
サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」は技術書典7に参加しました。
新刊として『1日で自作するポータブル・ハッキング・ラボ』(IPUSIRON著)と『スクレイピング・ハッキング・ラボ』(齊藤さん著)を頒布しました。
技術書典が終わってから、打ち上げのOFF会を催しました。
令和元年東日本台風で床上浸水する【10月13日】
令和元年東日本台風[1]令和元年東日本台風 – Wikipediaの被害(床上浸水)を受ける。
以下は水害のあった翌朝以降のツイートです。
令和元年10月25日の大雨の被害を受ける【10月25日】
2週間前の水害からようやく立ち直ったところでしたが、再び水害の被害を受けました[2]令和元年10月25日の大雨 – Wikipedia。私の自宅は少し周囲より高いところにあったので、今回は床下浸水の被害で済みました。
しかしながら、周囲の家では2回目の床上浸水したところも多く、人々は立ち直れないぐらい憔悴しきっていました。2021年現在でもその爪痕は残っており、3分の1以上の人は戻っておらず、リフォームする物件や売り物件ばかりです。
夜が明けてからの相馬市の被害状況は以下の通りです。
昨年(令和2年・2020年)の活動
ITエンジニア本大賞2020でプレゼン発表【2月13日】
『ハッキング・ラボのつくりかた』がITエンジニア本大賞2020の技術書の上位3冊のうちの1冊に選ばれました。決戦投票はDevelopers Summit (デブサミ) 2020で、本についてプレゼン発表し、発表会場に来ている方々の投票で大賞(や特別賞)が決まります。
前回は『ハッカーの学校』でITエンジニア本大賞2016の特別賞を受賞しました[3]ITエンジニア本大賞 2016技術書・ビジネス書部門大賞の発表!。
今回は残念ながら受賞を逃しましたが、充実した時間を過ごせました。投票してくださった方、プレゼン発表を聞いてくださった方、ありがとうざいました🙇
『ハッキング・ラボの構築で困ったら読む本』を頒布【3月7日】
2月29日~3月1日の技術書展8が開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために中止になりました[4]2月29日、3月1日の技術書典8開催中止のお知らせ – 技術書典ブログ。代替として「技術書典 応援祭」が3月7日から1ヶ月の間、オンライン開催されました。
私はサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」として、「技術書典 応援祭」に参加し、3冊目の同人誌『ハッキング・ラボの構築で困ったら読む本』を頒布しました。
ALSで闘病していた父が逝去しました【9月】
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は現代の医学では不治の病とされています。個人差はありますが、人工呼吸器を付けなければ発症から3年ぐらいといわれています。
少し長くなりますが、しばらく付き合っていただけると幸いです。少しでも多くの方にALSについて知っておいてもらいたいためです。
人には主に2つの神経があります。1つは運動神経、もう1つは感覚神経です。手足が動くのは脳からの指令が運動神経を介して手足に届くからです。手足の痛みや熱さ・冷たさなどの刺激は感覚神経を通じて脳に届き、それを認識します。
例えば、脚を失った場合には運動神経と感覚神経の両方がありません。脚を動かすことができず、脚の刺激も感じません(脚がないのに刺激を錯覚する現象はある)。一方、ALSだと「運動神経では伝わらなくなるのに感覚神経では伝わる」という原因不明の症状が起こります。つまり、脚を動かそうとしても微動だにしないのに、脚の痛みやかゆみが脳に届くのです。ALSが進行すると、動かせなくなる部位がどんどん増えます。どこから始まるのかは個人差がありますが、手足から始まりやすいといわれています。喉が動かしにくくなれ食事も飲み込みにくくなります。
ゆくゆくは気管切開して人工呼吸器を付けなれば呼吸困難で死亡します。付けると最終的には眼球のみを動かせる状態になります。付けたことを後悔して取ろうとしても現在の法律では許されていません。本人は手の動きがほぼできなくなっている状態ですし、他人(医者を含む)に人工呼吸器を取って欲しいと懇願しても、日本では安楽死を許されていないためダメなのです。
ALSの場合完全寝たきりになっても、脳はしっかりしています。あくまで全身の運動神経が用をなさないだけなのです。よって、脳はしっかりしており、体中の不快な感覚(痛み、寒さなど)を知覚するのです。痛くても身体を自分でずらせません。寒くても声が出ないので訴えることが困難です(意思伝達装置という眼球の動きで操作するPCは存在する)。
さらに、ALS患者は脳がしっかりしているので、介護をしている家族たちの苦労を常に感じることになります。痴呆や意識がない状態で寝たきり状態とは状況が異なります。
長文ではなかなか伝わりにくいと思います。動画を観ることで理解が深まるはずです。
ところで、2014年に著名人が氷の入った水を頭から被るというニュースを覚えている人もいるかもしれません。これはアイス・バケツ・チャレンジ[5]アイス・バケツ・チャレンジ – Wikipediaというもので、ALSの研究を支援するための企画だったのです。
父の話に戻します。父は気管切開の手術は望まず、ALSを告知されてから約3年で逝去しました。
技術書典9にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【9月12日】
サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」からは、齊藤さんの新刊『機械学習・ハッキング・ラボ』を頒布しました。
『暗号技術 実践活用ガイド』が発売【9月18日】
初監訳本『暗号技術 実践活用ガイド』が発売されました。
「刺され!技術書典アワード」にて、サークルメンバーの本が大賞を受賞【10月15日】
「刺され!技術書典アワード」にて、サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」のサークルメンバー齊藤さんの『Webセキュリティのミライ 不正指令電磁的記録問題に寄せて』が大賞を受賞しました。賞金とクラウド・ファンディングの権利を獲得しました。
以下のツイートはお祝いを兼ねた、円卓会議の様子です。
『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー100件突破記念が開催【12月11日】
『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー100件突破記念として、全文公開&東プレ社製キーボードREALFORCEをプレゼントしました。
技術書典10にサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」が参加【12月26日】
新しい企画が進行中のため、期間のみの頒布でした。
『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー感謝企画第2弾が開催【12月28日】
『ハッキング・ラボのつくりかた』レビュー感謝企画第2弾が開催され、サイン本&特製ミジンコ・マグカップをプレゼントしました。
『Pythonでいかにして暗号を破るか』が発売【12月22日】
初翻訳本『Pythonでいかにして暗号を破るか 古典暗号解読プログラムを自作する本』が発売されました。
今年(令和3年・2021年)の活動の実績と予定
選書企画「サイエンスラボ」開催【1月】
丸善丸の内本店さんにて、選書企画「サイエンスラボ」が催され、私の推薦本が並びました。
暗号に関する推薦図書の紹介~2021年1月「サイエンスラボ」編
令和3年福島県沖地震の被害を受ける【2月13日】
令和3年福島県沖地震で震度6強の被害を受けました。
3月以降の予定
3月時点での抱負の達成状況は次の通りです。
抱負① 本を3冊書く⇒未達成(達成の可能性大)
本の内容やタイトルはここでは述べられませんが、この1ヶ月の間に新しい企画が始まりました。順調に滑り出している状況です。
また、夏頃には別の本も執筆開始する予定です。これまで私がかかわった本とは違うタイプのものなので、反響が楽しみです。
可能であれば同人誌1冊を書き上げたいです。できれば新型コロナウイルスが収束して、技術書典がリアル会場で催されるタイミングには出したいところです。
抱負② 本500冊読破⇒未達成(達成の可能性低)
洋書の電子書籍や動画コンテンツの解消をメインに行っています。結構時間がかかり、1日1冊(or 1コンテンツ)以上をこなすのはなかなか難しいです。
抱負③ 体重-15kg⇒未達成(去年-25kg達成済み、今年の達成は可能性低?)
去年の時点で約-25kgを達成しました。今年はさらに-15kgを目指していますが、現在停滞状態です。
食生活を変えたり、運動を増やしたりと色々試行錯誤しています。その甲斐なく、2月では完全に停滞しました。1ヶ月に-1kgを目指し、残り9ヶ月ということで、-9kgであればいけるかもしれません。しかしながら、食事制限にも飽きてきました😥
「標準体重まで落とす」⇒「健康を取り戻せる」⇒「健康保険や医療費を削減できる」⇒「資産が残る」⇒「セミ・リタイアが近づく」とポジティブに考えることにします😅
抱負④ プチ・リタイア達成⇒達成!!!
収入面についても徐々に改善され、倹約の甲斐もあり、なんと3月の時点でセミ・リタイアできる目標額に到達しました。ただし、まだまだ書きたい本はたくさんあるので、リタイアする予定はありません。そもそもリタイアしたい人の動機は「仕事が苦痛」というのが一番に挙げられるでしょう。私の場合は、執筆活動自体は好きなので止める必要性はありません。
おわりに
今年も精一杯頑張りますので、よろしくお願いします🙇
References
↑1 | 令和元年東日本台風 – Wikipedia |
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↑2 | 令和元年10月25日の大雨 – Wikipedia |
↑3 | ITエンジニア本大賞 2016技術書・ビジネス書部門大賞の発表! |
↑4 | 2月29日、3月1日の技術書典8開催中止のお知らせ – 技術書典ブログ |
↑5 | アイス・バケツ・チャレンジ – Wikipedia |
↑6 | https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E5%B8%82 |