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消費者庁が、2023年10月1日から施行する景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。もし問題のある表現がありましたら、問い合わせページよりご連絡ください。

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

楽天証券から松井証券へ投資信託を移管する方法【はじめての出庫・入庫】

2023年8月23日

移管するメリット

  • ユーザーインタフェースが優れている証券会社、お気に入りの証券会社、投信マイレージなどが有利な証券会社に集中管理できる。
  • 逆に、あるいはずっと放置するつもりで含み損・含み益を日々注目したくないファンドを分散管理できる。
  • 出庫には1ファンドにつき3kほどの手数料がかかるが、入庫側の証券会社が負担してくれるケースがよくある。さらに、移管するとポイントがもれなく or 抽選で獲得できるキャンペーンをやっていることがある。

今回の動機

今回移管しようと考えたのは、松井証券のキャンペーンに惹かれたためです。
複数の証券会社にたくさんの投資信託が分散していますが、積立設定のものが多く、それを一時的に解除してしまうとタイミングによってはクレカ積立のポイントがもらえなくなってしまいます。
元々「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」はいつか売却しようと思っていたのですが、今回のキャンペーンに活用してしまおうと考えました。
キャンペーンの恩恵としてポイントをもらったら、売却してもよいですし、1年以上寝かせて別の証券会社の移管キャンペーンに活用してしまえばよいでしょう。

用語の確認

  • 移管…株や投資信託を別の証券会社に引っ越すこと。
  • ファンド…本記事では投資信託のことを指す。
  • 投信…投資信託のこと。
  • 移管元…引っ越し元の証券会社。
  • 移管先…引っ越し先の証券会社。
  • 出庫…移管(引っ越し)で出すこと。
  • 入庫…移管(引っ越し)で入れること。

移管に関する注意事項

NISA口座で保有するファンドは移管できない

残念ながらNISA口座(つみたてNISAを含む)の移管はできません。

移管は特定口座あるいは一般口座のみが対応しています。

移管手続き時に移管元で手数料がかかる

出庫する際、1銘柄につき3.3k程度の手数料がかかります。

移管先が出庫手数料をキャッシュバックしてくれるケースがあります。

キャッシュバックをしてくれるのか、キャッシュバックのキャンペーンに期限はないのかを確認しておきます。

移管時に検討すること【信用口座・FX口座・先物オプション口座を使っている方向け】

証券会社によっては投資信託を信用取引等の担保(代用有価証券)にできます。

信用口座(株主優待クロスを含む)をフル活用している場合、移管によって保持する投資信託の額が少なくなると、結果的に信用取引の新規建可能額が低下することがあります。

楽天証券から松井証券へ投資信託を移管する目的とゴール

目的

次の2つのキャンペーン・サービスを達成して、金銭的に得することを目的とする。

  • 最大10万ポイントGET!はずれナシで投信お引越しが超オトクキャンペーン…引っ越し+買付でもれなく1kptもらえて、抽選で10万ptのチャンス
  • 移管手数料負担サービス…いわゆる移管にかかった手数料をキャッシュバックしてもらうキャンペーン

ゴール

2つのキャンペーンの条件を達成して、次を得ること。

  • 最大10万ポイントGET!はずれナシで投信お引越しが超オトクキャンペーン…1kptもらう。
  • 移管手数料をゼロにする…移管手数料負担サービスを達成して手数料を入金してもらう。

キャンペーンの条件を達成するためにやるべきこと

  • 最大10万ポイントGET!はずれナシで投信お引越しが超オトクキャンペーン
    • 10k以上の対象投信を移管する。
    • キャンペーン期間中に移管を完了し、最低10万円以上買い付ける。
  • 移管手数料負担サービス
    • 申請書を出す。
    • 対象の投資信託を少なくとも1年は別の証券会社に出庫しない。

キャンペーン応募の結果10万pt当選しました【おまけ】

1kptをもらうために実施した移管でしたが、なんと1等の10万ptに当選しました。

ブログの記事にできて、1等も当てられて、超ラッキーでした。

楽天証券から松井証券へ投資信託を移管する【実践編】

移管元楽天証券
移管先松井証券

移管したい投資信託は「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」です。

※本記事は私が検証した結果がですが、実践する際には移管元と移管先の証券会社で調べた上で実践してください。自己責任でお願いします。

ステップ①:移管先が移管に対応しているか、対象ファンドが存在するかを確認する

1a:今回の移管先である松井証券では移管に対応しています。キャンペーンをやるぐらいなので、自明といえます。

1b:移管先(松井証券)において対象のファンド(ここでは投資信託)を扱っているかを確認します。

1c:ファンドが見つかったら、分配金コースを確認します。

投資信託の分配金コースには、再投資型と分配金受取型の2種類があります。

対象ファンドの分配金コースが、移管元と移管先で一致する必要があります。

今回は移管元の「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」の分配金コースは再投資型です。

一方、移管先の分配金コースを確認するわけですが、ファンドを選び購入画面を表示すればすぐにわかります。

次の画像では分配金コースに再投資しか表示されていないので、再投資型しか対応していません。移管元と一致するので問題ないことがわかりました。

もし一致しない場合は、移管元で分配金コースを変更してしまえばよいでしょう。方法は次の記事を参照してください。

ステップ② 移管元にて積立している場合は解除する

移管元にて対象ファンドを積立している場合は解除します。

楽天証券の場合は、メニューの「投資信託」>「積立設定」>「積田設定一覧」を表示します。

ここに対象ファンドがあれば、積立設定になっているので解除します。

ステップ③ 移管元に出庫の申請をする

楽天証券は次のページにて出庫の申請プロセスを解説しています。

3a:投信口座振替依頼書を印刷し、必要事項を記入して郵送します。

移管先の情報は次の通りです。

記載内容は間違えないようにしてください。特にファンド名や移管先情報などはそうです。

最後に内容を読み直して問題なければ、本人確認書類を同封した上で郵送します。

ステップ④ 移管元の残高は出庫手数料以上を維持する

移管元に移管申込書を送って数日後に「出庫の手続きを開始する」というメールが届きました。

また証券口座にログインしても同様の通知が届いています。

出庫されると手数料が発生するので、移管元の証券口座に手数料(今回は3.3k)が支払える分を用意しておきます。

なお、この時点でマイポートフォリオにまだ対象銘柄は残っています。対象銘柄の買付・売却をしないようにしましょう。

数日後に移管(出庫)日のお知らせ通知が来ます。この通知が来た時点から出庫が終わるまで、対象銘柄の取引はできません。

移管完了予定日の2日前ぐらいに「移管(出庫)手続き中」という通知メールが届きます。

後は移管(出庫)手続き完了通知を待ちます。

なお、この通知は移管手数料の領収書も兼ねているとのことです。

移管先で移管手数料のキャッシュバックをもらう場合に必須となるのできちんと取っておきましょう。

ステップ⑤ 移管できたことを確認する

移管元から移管完了通知が届きました。

楽天証券にログインするとマイポートフォリオから対象の投資信託が消えています。

次は移管先の松井証券を確認します。

松井証券にログインして投信信託のページを表示すると無事今回移管した投資信託が表示されています。

松井証券からは入庫の通知メールは届いていませんが、お知らせに入庫手続き完了の通知が来ていました[1]入庫の通知メールが届くかどうかは証券会社によると思います。

移管先に表示されるのは、ほふり(証券保管振替機構)で手続きが完了した翌日になります。

例えば、18日に移管完了しても、移管先に表示されるのは19日になります。あくまで表示が19日というだけであり、ポートフォリオの推移的に増加するのは移管完了日の18日になります。

松井証券のページで調べてみると、次のことがわかりました。

  • 注文照会を見ても履歴はない…注文ではないから当然かも。
  • 入庫されたファンドの保有数量・評価額は、以前の証券会社の状態と変わらず。つまり、評価損益や損益率は変わらないで表示される。
    • 入庫のタイミングでリセットとかではない。つまり、移管後に売却しても表示された評価損益額になる。
  • 楽天証券では元本(円単位)が小数点第2位まで表示されていましたが、松井証券では小数点は表示されない。
    • 小数点以下は繰り上がっていた(あるいは四捨五入)されていた。

ステップ⑥ 移管先に出庫手数料を請求する

出庫する際に手数料として3.3kかかりました。

松井証券では移管手数料負担サービスを行っており、手数料分をキャッシュバックしてくれます。

忘れずにその手続きをします。

楽天証券から送られてくるメールが移管手数料領収書になるので、これは必ず添付することになります。わかりやすいように、移管日、移管手数料、銘柄、口数のところに蛍光ペンでマークしておきました。

「特定口座内保管上場株式移管受付整理票」「株式移管受付整理票」に相当するものが見つかりませんでした。

取引履歴で移管したことを間接的に証明するために、「購入・売却履歴」を印刷して「出庫」のところをマークしておきました。

この2枚だけだと心配だったので、「移管手数料負担サービスの適用をお願いします。移管先:松井証券」と書いたメモを入れました。

ステップ⑦ 移管手数料相当額の入金を確認する

後日書類が届いた旨と手数料の返金予定日が通知されます。

返金予定日を過ぎたら松井証券にログインして確認します。移管手数料相当額の入金のお知らせが届いているはずです。

「資産状況」>「精算表」でも確認できます。取引区分は「その他」になっています。

無事3.3kが入金されていました。

おわりに

今回は楽天証券から松井証券へ投資信託を移管する手順を実践してきました。
他の証券会社、投資信託以外のもの(株やETFなど)であっても、基本的な流れは変わらないはずです。
大きな額の投資信託を保有している方は、なるべく有利な投信マイレージを設定している証券会社に移管することを検討してみてはどうでしょうか。

References

References
1 入庫の通知メールが届くかどうかは証券会社によると思います。