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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

技術書典サークル参加のための持ち物リスト【ミライ・ハッキング・ラボ編】

2022年9月17日

ここで紹介するのはサークル「ミライ・ハッキング・ラボ」の持ち物リストであり、チェックリストを兼ねています。
予算によっては別のもので代用するのもありだと思います。

汎用的な持ち物リスト

頒布する本

  • 頒布する新刊・既刊
  • 見本誌…1タイトルにつき2冊
  • 立ち読み本…立ち読みコーナー用の本、各1冊

見本誌と立ち読み本についてはクリアブックカバー(B5)をつけます。

そのうえで既刊本には既刊タグ、立ち読み本には裏表紙側にBOOTHに誘導するQRコードタグを貼りつけています。

右上の「立ち読み本」についてはイベント運営から渡されます。各項目を書いてから、本に貼りつけ、立ち読みコーナーに置きます。イベント終了後に立ち読みコーナーから自分のサークルの本を回収しましょう。回収しないと処分されてしまいもったいないです。

自宅で準備できる範囲内でタグの貼りつけはしておきます。

ただし、新刊はイベント会場に直接搬入なので、現場で対応することになります。また、現場で合流するサークルメンバーの本(既刊を含む)についても同様です。

ダウンロードカード(DLカード)

イベント会場にてかんたん後払いで購入した人は、技術書典のマイページから電子版をダウンロードできます。

しかし、現金で購入する人もいます。現金で冊子を買う人に備えて、本の中にダウンロードカードに相当するダウンロードページを用意しています。また、現金でダウンロードカードのみを購入する人がごくまれにいます(100人に1人ぐらい)。

売り切れ時にもダウンロードカードがあれば、モノを手渡せるため、購入者にとっては記憶に残りやすいでしょう。また、イベントの戦利品の写真をアップロードしてくれる可能性もあります

表面にパスワードがあると写真にアップできなくなります。よって、ダウンロードカードの作成時は裏にパスワードを記載するようにします。

ダウンロードカードの作成について、少数なら自作でもありでしょう。200枚ぐらいになってくるのであれば、名刺屋に注文したほうが楽だと思います。

BOOTHにダウンロードカード所有者向けのページやボタンを用意しておきます。そこから無料で暗号化ZIPファイルをダウンロードでき、カード付属のパスワードで復号してもらうという仕組みです。

ダウンロードカードのデメリットは次の通りです。

  • 性善説を前提とした仕組みである。
  • ダウンロードカードの作成には金銭的・時間的コストがかかる。

あの布

テーブルに広げるテーブルクロスです。あの布という商品名です。1SP用。防炎タイプ。

ポケットが大活躍します。

ここにお札をどんどん入れていきます。ある程度貯まったら、お客さんがいない隙にチャック付きケース(後述する)に入れて管理します。

防炎タイプを選んだ理由は、シンプルタイプが売り切れだったからです。通常はシンプルタイプで問題ないと思います。

なお、別のテーブルクロスを用意する方は、滑り止めシートを忘れないようにしてください。

クリアブックカバー(B5用)

100均で売っています。

当サークルではダイソーのクリアブックカバー12枚入り(G092 No.82)を使っています。

以下の記事も参考にしてください。

スマート本棚

ハゴロモ 組み立て式 スマート本棚(B5タイプ)

1つのスマート本棚に4冊を並べられます。

当サークルでは頒布する本の種類が増えてきたので、それに合わせてスマート本棚を追加しました。今は2つ使っています。

当サークルでは見本誌をそれぞれ2冊用意しています。同じ本の見本誌を重ねて配置しています。スマート本棚が2つあれば、計8種類の本、すなわち計16冊の見本誌を並べられます。

定価は1.1k(税込)ですが、Amazonだと1.3kぐらいで売っています。安く買いたければ、メロンブックスの店頭で買いましょう。Amazonで売り切れていれば、メロンブックスの通販で購入することになります。送料を考慮するとAmazonより高くなってしまいます。イベント直前に揃えるのではなく早めに買っておくことをおすすめします。

スマート本棚は組み立て式です。組み立てにコツが要ります。現場ではじめて組み立てる場合は手間取るでしょう。一度組み立てる経験を積んでおきましょう。

特に、1人サークルの場合は現場でやることが多く、スマート本棚の組み立てに時間を取られるのがもったいないといえます。

撤収する際に、スマート本棚をバラバラにします。最初から入っている袋はギリギリで撤収に手間取りがちです。一回り大きい、チャック付きケースを用意しておくことをおすすめします。

2つのスマート本棚があれば、2つのチャック付きケースを用意しましょう。1つのケースに同梱するとパーツが混在して組み立て時に混乱してしまうからです。

スマート本棚の難点は、手や袖を引っ掛けると倒れてしまうことがあることです。

ブックスタンド

スマート本棚があればほとんどの場合に対応できるので、「サークルのスペースが狭い」「頒布する本の種類が少ない」といった場合は使わないかもしれません。

逆に「初回の同人誌即売会で頒布する本の種類が少ない」「スペースが2SPもある」「スケッチブックを立てかけられる」という状況であれば活躍します。

100均でも売っていますし、日頃使っている書見台を代用するのでもよいでしょう。

ポスタースタンド

ポスターを用意したときはポスタースタンドを持って行きます。

ねこのしっぽで印刷注文した際に、同時のポスターを注文(イベント会場の直接搬入)すれば送料が無料になります。注文内容は「大判ポスター:A2 ノビ」です。

当サークルで使っているポスタースタンドは、携帯型ポスタースタンド「PO.SU.TA.」ケースセットです。

8.1k。若干高く感じるかもしれませんが、何度も同人誌即売会に参加するのであれば1つあっても無駄ではないと思います。

手荷物で運ぶサークルであれば、軽量モデル、カーボン式の究極の軽量モデル(2倍以上する)もありでしょう。

スケッチブック

A4サイズのスケッチブックを用意しています。

使う機会はほとんどありませんが、あると安心です。「完売しました」と掲示できます。

梱包用テープ+テープカッター

イベント終了後に自宅配送のために梱包する必要があります。そのために、梱包用テープとテープカッターを用意しておきましょう。

私は副業の物販で以下の重量用テープと専用テープカッターを使っていますので、これを流用しています。

TEX-266Aはちょっと高く感じるかもしれませんが、先端のとげとげを隠すカバーがあるので、自宅以外での作業でも安全です。

お釣り

千円札を20枚、500円札を40枚用意しています。

銀行によっては一定量を超える両替に手数料がかかります。例えば、硬貨20枚以下であれば無料といったようにです。2日に分けて両替したり、日頃から500円玉を貯めておいたりすればよいでしょう。

小銭ケース

500円玉用と100円玉用のケースを用意しています。500円玉用は1つのケースで50枚まで収納できます。

100均で売っています。

これまでの技術書典では、イベント終了後に500円玉が結構貯まりました。

そのため当サークルでは2ケースを用意しています。

当サークルでは500円刻みの本しかないので、これだけしか用意していません。
サークルによっては100円単位の本を売っているのであれば、コインケース(ミニレジ)があると便利かもしれません。

売上金管理ケース

チャック付きのケースは100均で売っています。

売上のお金は「あの布」のポケットに入れていきます。そして、溢れてきたら、チャック付きの売上金管理ケースに入れて厳重に管理します。

万が一このケースを落としたり盗まれたりしてしまうと致命的です。フック付きで簡単に持ち出せないようになっています。もし落としたとしても、持ち主がわかるように名刺を貼り付けています。電話番号を記載しておきましょう。

イベント撤収後は、このケースを持ってコンビニATMで入金する作業になります(詳細は後述する)。

名刺

サークル参加者はサークル側であることを示すネックストラップを首から下げることになります。同時に自分の名刺も入れておくことをおすすめします。それを見て認識してくれる人がいます。

このときに使う名刺はTwitterアイコンが載っている方が望ましいといえます。なぜならぱっと見で認識しやすいためです。実際のところHNよりTwitterアイコンを記憶している人が多いものです。

読者の人と名刺交換する機会がたまにあるので、すぐに取り出せるようにポケットにも何枚か用意しておきましょう。

これはサークル運営側だけでなく、購入者側にもいえることです。
特に声をかけてくれる人であればなおさらです。
当日は大勢が来ますし、さらにマスクをした状態です。
HNだとすぐに認識できないことが多々ありますが、Twitterアイコンであれば一目瞭然です。

段ボールカッター

段ボールを開封するのに使ったり、発送時に段ボールを小型化したりする際に使います。

必ず1本は用意しておくことをおすすめします。

物販をやっている人であれば、箱切り名人を持っているかもしれません。
これを持って行くかは微妙なところですね。

電卓

次に該当するサークルは電卓を備えておくことをおすすめします。

  • 頒布する本が多い。
  • 過去の事例から大量購入者がいる、たくさんのお客さんが来るとわかっている。
  • 本の金額の刻みが細かい。500円とか千円とかではない。

頻度が多いと思うのであれば、大き目の電卓(簿記で使うようなタイプ)があれば完璧です。

頻度が少ないと思うのであれば、小型サイズやカードサイズの電卓でもよいでしょう。もし忘れた場合は、スマホの電卓アプリをすぐに起動できるようにします。

その他、文具等

  • 吊り下げ名札ケース…イベントに色々参加すればたくさんあるはず。サークルチケットと引き換えに入場証と名札ケースをもらえるので実は不要。
  • ダイソーの蓋つき缶ケース…一時的に小銭管理に使う。500円玉用と100円玉用で2つあるとベスト。普通に活躍する。裏にマグネット。日常使いでも便利。
  • モビロンバンド…DLカードを束ねたりに使う。普通の輪ゴムでもよい。
  • 両面テープ…出番が少ないが万が一用。
  • マスキングテープ…たくさんの本を陳列すると売る側も値段が混乱してしまいがち。サークル側に値段が一発でわかるように、舞台裏側に値段を書き記したマスキングを本の近くに貼っておくとよい。
  • 養生テープ…1個は入れておこう。逆にガムテープは不要。
  • 首から下げられるボールペン…超便利
  • マジック黒(大、小・極細)
  • マジック赤
  • はさみ…ある程度大きなはさみがよい。大きければ段ボールの解体に使える(段ボールカッターがなくても)。
  • ダブルクリップ…使う機会がほぼないのでなくてよいかも。
  • 領収書…基本的には受け付けないが、緊急用。今はかんたん後払いがあるので、ほぼ不要。
  • ポップクリップ…あまり使わないが、3つほど予備で入れている。
  • タオル…汗を拭くのに使ったり、緊急時に使う。
  • ばんそうこう…設営中はバタバタしており怪我してしまうことがある。テープカッター、段ボールカッター、紙で指を切ることがある。流血したまま本をいじると、本が汚れてしまう。ばんそうこうがなければ、梱包用テープや養生テープで止血するしかない。
  • 作業用軍手…グリップ力の大きい作業用の手袋があると段ボールの持ち運びが楽。
  • ゴミ袋…意外にゴミが出るので、2袋ぐらいは中ぐらいのゴミ袋を用意しておく。途中からは空の段ボールがゴミ箱になる。
  • 宅急便の送り状…会場から自宅に配送するために使う。事前に数枚送り状を用意しておけば、宅急便ブースからもらってくる手間がなくなる。
  • 文房具収納ポーチ…これら一式を収められるポーチを用意して、一元管理しましょう。段ボール内にばらばらに入れていると、いざ使うときに探す手間が生じるからだ。

コロナ禍の持ち物リスト

  • 消毒用スプレー…ほぼ出番なし。
  • アルコール除菌ウェットティッシュ…運営側から1個渡されたので、持って行く必要はなかった。
  • カルトン(コイントレー、お金の受け皿)…100均で売っている。オリジナルのカルトンを作るのもあり。よほどでかいサークルでない限り1個で十分。

当サークル独自の持ち物リスト

値札カード(値札プレート)

値札カードをL判(写真サイズ)で印刷して、硬質カードケースB7に収納しています。

陳列されている本の値札になります。

ポップクリップを使うことでスマート本棚に固定できます。

サークル用口座のゆうちょカード

当サークルには著者が複数人いるため、売り上げの計算が複雑になっており、ミスをなくすためにもいくつか工夫しています。1人サークルであればこういった手間はないでしょう。

当日のイベントでの売り上げを手作業でカウントすると、2人がかりで1時間ぐらいかかります。

初めて技術書典に参加した際には、売り上げの計算のために2人で入れる個室を探して徘徊しました。結局カラオケボックスを1時間借りて、そこで集計しました。この方法の問題点として、次が挙げられます。

  • カラオケボックスを借りるお金がかかる。
  • 集計できたとしても、それを分配する計算時間は別。
  • 分配したものを各自当日に入金しようとすると、夜に開いている銀行ATMを探すことになる。
  • ものすごい時間がかかる。結果的に打ち上げやOFF会をやる時間的余裕はない。

2回目以降の技術書典では前回の反省を活かして、サークル用口座を事前に作っておき、イベント終了後にコンビニATMから入金することにしました。ただし、1度の操作で入れられる紙幣の枚数にすぐ到達するので、何度も操作することになります。前回と比べて時間のロスを短縮できますが、以前として次の課題が残っています。

  • 1度の入金操作で200円ちょいかかり、それを何度もやるのでトータルで800円超の手数料がかかる。
  • コンビニにある1つのATMを占有することになるので、人の目が気になる。
  • コンビニATMでは紙幣のみであり、500円については平日郵便局のATMで入金する[1]2022年から小銭の入金に手数料がかかるようになったので、これをなんとかしたいものです。

※コンビニATMで入金する際には、ご利用明細を発行したほうが無難です。

売上計算表

「著者が複数人いる」「物理本に加えてダウンロードカードがある」という状況であるため、各著者によって売り上げがバラバラです。正確に把握するために、売上計算表のExcelシートを作成しています。

実際の計算と分配については自宅に帰宅してからになりますが、当日の現場で以下の項目だけを控えておきます(紙に印刷して数字を入れる)。

  • イベント開始直前
    • 冊子の搬入数…直接搬入に予備が入ってくるため、実際の冊数はイベント会場でないとわからないため。
    • 抜いた数…サークル内で配布、持ち帰り用、知り合いサークルに配布といった、売る前に抜いた数を控える。
    • 始めのDLカード数…事前に数えてきてもらう。
    • 持ち込み金額…千円札20枚分、500円玉40枚分。誰が持ち込んだか。
  • イベント終了後
    • 残ったDLカード数…販売時にはDLカード数をカウントする暇はないので、スタートとエンドの差で売り上げたカード数を把握する。

なお、上記画像の数字は仮の値に過ぎません。

冊数が増えるたびにどんどん複雑になっており、集計が大変です。
他のサークルさんがどうやって売り上げを分配しているのか気になるところです。

サイン用の筆記用具

よくサインをお願いされる著者の方は、サイン用の筆記用具を準備しておいた方がよいでしょう。使い慣れたペンの方が書きやすいですし、お願いされたときにペンを探す手間がありません。

私の場合は外出用バッグの中に常に持ち歩いています。
どういったものを使っているのかはいずれ記事にする予定です。

持ち物チェックリスト

□頒布する新刊

□頒布する既刊

□ダウンロードカード

□あの布

□クリアブックカバー

□スマート本棚

□ブックスタンド

□ポスタースタンド

□スケッチブック

□梱包用テープ

□テープカッター

□お釣り

□小銭ケース・500円玉用

□小銭ケース・100円玉用

□売上管理ケース

□名刺

□段ボールカッター

□電卓

□名札ケース(予備)

□缶ケース

□モビロンバンド

□両面テープ

□マスキングテープ

□養生テープ

□ボールペン

□マジック・黒

□マジック・赤

□はさみ

□ダブルクリップ

□領収書

□ポップクリップ

□タオル

□ばんそうこう

□作業用軍手

□ゴミ袋 最低2袋

□文具収納ポーチ

□アルコール除菌ウェットティッシュ

□カルトン

□値札カード

□サークル用口座のゆうちょカード

□売上計算表を印刷した紙

同人誌即売会にはじめてサークル参加する場合

どのように陳列するか、用意したグッズが載せられるかを、自宅や貸し会議室でシミュレーションしておくことをおすすめします。想像以上に1SPは狭く感じるはずです。

工夫して配置することを楽しんでしまいましょう。

参考になる他サークルさんの記事

随時発見次第ここに追加していきます。

おわりに

本記事は現時点での持ち物リストです。
技術書典に参加する度に更新する内容になります。
場合によってはアイテムをアップデートし、使わないと感じたものは持ち出さないようにしています。

References

References
1 2022年から小銭の入金に手数料がかかるようになったので、これをなんとかしたいものです。