IT技術書をどこで入手するか

リアル書店とネット書店で買う

技術書を入手する場所として、リアル書店かネット書店のどちらかが代表といえます。現在はその他の選択肢もあります。出版社の直販サイト、古本屋やフリマサイト、まとめ売りサイト、サブスクサービスなどが挙げられます。それぞれの良さがあるので、読者のスタイルに合わせて使い分けるとよいでしょう。

リアル書店の魅力

  • 偶然の出会い、一目ぼれによる衝動買い
  • 書店による推薦POPや特設コーナー
  • ポイント還元(honto)
  • リアル書店を応援する
  • 大型書店はクオカード対応

ネット書店の魅力

  • 品揃えを考えなくてよい
  • ネットでの評判による衝動買い
  • 配送の日数
  • 格安キャンペーン
  • 電子版という選択肢
  • レビューを参考にしやすい
  • 思い立ったときに注文できる

サブスクで読むまくる

今後はこのサービスが伸びていくはずです。本を所有するという概念がなくなりつつあります。

Kindle Unlimited

  • 月額980円。
  • Kindle Unlimited対象の電子書籍(和書12万冊、洋書120万冊以上)を読み放題。
  • IT技術書も数多く登録されている。
  • 初回加入時は無料のお試し期間がある。
  • 雑誌もある。

PacktやO’Reilly online learning

  • 洋書のサブスク。

楽天マガジン

  • 月額418円(税込)で700誌[1]別冊やムックを含みます。以上が読み放題[2]2021年8月時点
  • お試しで1ヶ月無料期間あり。
  • 投資やビジネス系の雑誌が強い。
  • ITやガジェット系の雑誌もある。
  • 1年払いだと結構安い。
    • 定期購読したい雑誌があればお得といえる。
  • 残念ながら、楽天マガジンはSPU対象ではない[3]【楽天市場】SPU(スーパーポイントアッププログラム)
  • もし新規で楽天マガジンを利用するなら、ハピタス経由がお得。
    • 無料お試し登録でハピタスポイントをゲットし、無料期間中だけ雑誌を楽しんで、期限が切れる前に辞めるのもあり。

まとめ買いする

Humble Bundleで洋書のバンドルを購入する

オーディオブック

オーディオブックサービスにはいくつかありますが、その中でも人気を二分しているのがAudibleとaudiobook.jpです。

audiobook.jp(https://audiobook.jp/

  • 対象のオーディオブックが聴き放題。
  • 聴き放題プランは月額750円。
  • 単体で購入可能。
  • 日本語コンテンツが多い(約2.7万冊、聴き放題対象は約1万冊)。書籍以外のオリジナルコンテンツ(10分?30分程度で聴ける外国語講座や講演会の音声など)がある。
  • 絵本のオーディオブック約千冊作品

audible(https://www.audible.co.jp/

  • 月額1,500(聞き放題プランではない、サービスの利用料金)
  • 月1本までは無料再生可能。ただし、次の月に本を選んだら、前の本は消える(選ばなければ消えない)。
  • 単体購入可能
  • 声優なナレーター陣が豪華。
  • ドライブモード搭載
  • 日本語コンテンツがある(約1.8万冊)
  • 洋書コンテンツが豊富(約40万冊)

技術同人誌を購入する

BOOTH(https://booth.pm/

  • 技術同人誌の販売サイトの1つ。
  • 紙の技術同人誌やグッズなども取り扱える。
  • ブースト機能(商品の代金に好きな金額を上乗せして、オーナーを応援する機能)がある。
  • 自家通販という選択肢がある。
  • 私も同人誌の販売に利用している。

BOOK TECH(https://book-tech.com/

  • 技術同人誌の販売サイトの1つ。
  • 縦スクロールで読めるプログラミング書籍専門の電子書店。
  • ブラウザで読むと学習状況を可視化できる。
  • ユーザー側はPDFやEPUB形式のファイルをダウンロード可能。
  • オーナー側はHTMLあるいはEPUBデータで入稿する。

技術書典オンラインマーケット(https://techbookfest.org/market/

  • 技術書典のオンラインショップ。
  • イベント実施期間中は物理本や電子書籍を購入可能。それ以外のときは電子書籍を購入できる。

とらのあな(https://www.toranoana.jp)

  • IT技術書の委託販売にも対応している。
  • サークルがダイレクト入庫した場合、比較的早く店舗に物理本が並ぶ。
  • 技術書典の会場に行けなかった人におすすめ。

全方位にアンテナを向けて本を買う

これまでに私が実践している本の選び方や入手法について紹介しました。ここでは紹介し切れなかった方法について、一言コメントと一緒に紹介します。

出版社の直販

  • キャンペーンやクーポンを有効活用すれば、物理本をお得に購入できる。
  • 複数冊を同時購入するのに向く。
  • あえてKindleを避けて、PDF形式の電子書籍が欲しい場合に向いている。

同人誌即売会

博物館・美術館

  • 売店にて特別展由来の書籍や資料を入手できる。これらはISBNが割り振られておらず、一般の書店では流通していない。

Amazonプライム

  • 送料無料、Prime Videoで動画見放題。
  • 読書の観点からは、追加料金なしでPrime Reading対象の電子書籍(数百冊)が読み放題。

Amazon Students

  • 学生限定で加入できる。学生なら必須ともいえる。
    • 放送大学の科目履修生でも可能。
  • プライム会員が6ヶ月無料なので、実質年会費が半額になる。
  • さらに、お急ぎ便が使い放題、本を購入すると10%ポイント還元。

Amazonマーケットプレイス

  • Amazon以外の販売者(個人を含む)から商品を購入するサービス。
    • 本も対象。
  • 1円本なども見かけるが、本の値段は1円でも、送料で数百円かかる。
    • 販売者はどこで利益を出すのかというと、受け取った送料より安く送ることで、差額分を得するというカラクリ。絶版本はかなりのプレミア価格で販売されていることが多い。
  • ごくまれに裁断本を専門に扱う販売者もいるので、誤って買わないように注意。

大学の生協

  • 生協は再販制度の対象外なので、大学の学生証があれば10%引きで買える。

楽天ブックス

  • 1冊から送料無料。
  • キャンペーンが多く、ポイント還元率が高い日が狙うことで、かなりお得に新品の本を購入できる。
  • ポイントサイトの併用でポイント上乗せ。
  • 楽天経済圏をうまく活用すれば、10%以上のポイント還元も可能。
  • ハピタス経由だと二重にポイントをゲットできてかなりお得。

honto(ホント)

  • 丸善・ジュンク堂・文教堂などの大型書店と提供している本に特化したネットショップ。
  • hontoポイントを採用しており、提携の実店舗でも貯めたり使ったりできる。
  • 通常時は1%還元だが、キャンペーン中であれば10%還元になることもある。
  • 加えて電子書籍であれば50%OFF以上(ポイント還元ではなく値段が安くなる)になることもある。
  • 自宅配送、提携店舗での受け取りのどちらかを選べる。

  • ハピタス経由がかなりお得。

e-hon(イーホン)

  • 町の本屋さんを応援するオンライン書店。e-honで注文すると、「お店で受け取る」だけでなく「自宅で受け取る」を選んだ時も、My書店の売上になる。欲しいIT書籍は近所の本屋さんに置いていないが、応援したいという場合に活用してみるとよい。
  • https://www.e-hon.ne.jp/

本に関するイベント

  • 全国各地で色々催されている。
  • 例えば、神保町ブックフェスティバルは有名。古本やレア本もお買い得価格。ダメージを受けて裁断されるしかない本、雑貨や雑誌付録も格安で入手できる。

駅やデパートでのワゴンセール

  • 特化本として販売されることもあるが、実際のところ新古本(ゾッキ本)が販売されている。
  • 新品と新古本を区別するために、新古本にはゾッキ線(赤線)やB印が入れられる。
    • しかし販売される新古本では、こうした印が目立たないように紙やすりなどで削られており、意識しないとほとんど気が付かない。
  • 出版社が倒産して流出した新古本がワゴンセールになるケースもある。
    • こうした本は後に稀少本になる可能性を秘めている。

オークションサイト

  • 販売価格は入札に応じて上がっていく。
  • ライバルが少なければ相場価格より安く入手できる可能性がある。
  • 例えば、ヤフオクなどが挙げられる。

フリマ、バザー(リアルイベント)

  • 販売側は一般の個人であるため、販売価格はかなりバラバラ。逆にいえば格安も期待できる。
  • 値段交渉がしやすい。
  • ネットでのやり取りだとどうしても送料や手数料がかかってしまい、それが商品の値段に反映されてしまう。
    • 手渡しであれば送料ゼロなので、ネットでは出回りにくい雑誌類や単価が安い本をまとめて入手しやすい。

フリマサイトやフリマアプリ

  • 値段は定額。
  • 中古の相場価格で販売されていることが多い。
  • 値下げ交渉も可能。
  • 例えば、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマなどが挙げられる。

古本屋(古書店あるいは専門分野)

  • 古書店というと一般にプレミアの付く絶版本に重点を置く店を指すことが多い。
  • こうした古本屋は得意なジャンルが異なる。
  • 例えば、神保町には明倫館書店という理工学書専門の古本屋がある。
    • 古いマイコン関係の本、理工学の教科書などの掘り出し物がたくさんある。

ブックオフ

  • リサイクル書店の代表。
  • 本の状態が悪かったり、重複したり、入荷時期から一定期間が経過したりすると、100円コーナーで販売される(ところてん方式)。
  • ショップによっては投げ売り本コーナーがある(100円以下)。
  • ポイントカードや割引セールを活用できる。
  • 全集、画集、専門書などの大型本も狙い目。
  • アプリのクーポンを活用するとよい。

ネットオフ

  • ブックオフのネット版。
  • ちょうど3点購入すると送料無料。
    • 4点とかではダメ。3の倍数のときは分割して購入すると対象になる。

レンタルビデオショップ

  • TSUTAYAやゲオのワゴンセールで古本が売られている。
  • IT技術書が出回ることはあまりない。
  • 各ショップに対応した専用ポイントカード(あるいはポイントアプリ)を活用できる。

図書館の廃棄本

  • 図書館の蔵書から外れることを除籍【じょせき】という。
    • 除籍する目的は資料を追加するスペースを確保したり、破損した本(特に子供が扱う絵本に多い)を買い替えたりするためである。
  • 除籍された本は無償譲渡されるか廃棄処分される。
  • 図書館によっては除籍された本の配布コーナーがある。
  • 地域のイベント時に格安で販売されることもある。

Twitterでの新刊プレゼント

  • 新刊の宣伝を目的として、出版社がTwitterでプレゼント企画を実施することがある。
  • 多くの場合はアカウントをフォローし、ツイートをRTするだけで応募できる。
  • 私も何度か当たったことがある。

見本誌

  • 出版社や著者から新刊の見本誌が進呈されることがある。
  • Twitterやブログで見本誌を受け取った人が「献本をいただきました」といっている場面がよくある。しかし、これは日本語として間違い。
    • 「献本」とは「本を献上する」「献上した本」のことであり、送る側がへりくだって使う用語。つまり、受け取り側が「献本」という用語は用いてはいけない。
    • 受け取り側は「見本誌をいただきました」「新刊をいただきました」「ご恵贈いただきました」「ご恵投いただきありがとうございました」といった表現を使う。

References

References
1 別冊やムックを含みます。
2 2021年8月時点
3 【楽天市場】SPU(スーパーポイントアッププログラム)