PayPay証券で投資するのはありか?
目次
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
コーストFIRE中のIPUSIRONです😀
PayPay証券とは
ソフトバンクの子会社の証券会社です。
PayPayアプリとPayPay証券アプリは別物
PayPayアプリ内でも投資ができますが、これはPayPayボーナスを投資信託で運用する、いわゆるポイント投資です(ポイントのまま投資する方式)。
一方、PayPay証券アプリは、PayPay証券での株売買を支援するためのアプリになります。
PayPayアプリのボーナス投資については、いつか記事にする予定です。
PayPay証券の特徴
- PayPay証券で株の売買をする際には、ブラウザでアクセスするか、PayPay証券アプリを使います。
- 「つみたてロボ貯蓄アプリ」「誰でもIPO!アプリ」「10倍CFDアプリ」「日本株CFDアプリ」
メリット
- 1,000円から投資できる。
- 1株単位ではなく金額指定で買える。1株単位より少額で投資できることを意味する。
- 例えば、LINE証券では1株単位で買えるが、銘柄によっては数千~数万円になる。一方金額指定であれば、投資信託のように定額の積立投資できる。これは資金力のない人(学生や若者、投資初心者)に向いている。
- スマホアプリだと直感的かつお手軽に操作できる。
- 日本や米国の優良企業の株を買える。
- LINE証券は日本株しか選べないが、PayPay証券なら代表的な米国企業を選べる。
- 若者があえて米国企業の株を買って、財務諸表を読んだり、チャートを分析したりするのは投資の経験値を挙げるのにもってこいといえる。
- 投資先を選ぶのに時間がかかる初心者には向いているが、逆に自由に選べないというデメリットにもなっている。
- LINE証券は日本株しか選べないが、PayPay証券なら代表的な米国企業を選べる。
- 「誰でもIPO」というサービスで1株からIPO銘柄に申し込める。
- ただし、これまでにPayPay証券が取り扱ったIPO銘柄はかなり少ない。つまり、IPO投資の当選確率を上げるために証券口座をたくさん作るとしても、PayPay証券の口座は優先度がかなり低いといえる。
- 「おいたまま買付」サービスを活用すると、買付時に指定銀行から送金手続きして決済できる。つまり、PayPay証券の口座残高に現金を放置する必要が無く、銀行側に放置しておける。つまり、その間の分だけ利息を受け取れる。
- ただし、取引単位は1万円以上、1万円単位。
- 送金手数料…2万円未満は1回あたり110円、2万円以上だと無料。
- d払い残高をおいたまま買付の送金元に指定できる。
デメリット
- 取り扱っている銘柄が限定的。
- 国内ETFの場合は日経のベアかブル、またはダブルベアかダブルベアしかない。
- ポイントサイトの「口座開設+新規開設」の条件を達成するために、リスクを最小限にするために国内債券ETFを買ってすぐに売る戦法が使えない。海外債券ETFを選ぶと為替の分(しかも往復)だけ不利なので注意。
- 取引手数料が特殊かつ少し割高。
- 指値注文ができない。
- 即時入金がない。
- みずほ銀行の指定口座(契約者専用口座)に振込すると、1時間後ぐらいに反映される。
- 出金時の手数料が高い(詳細は後述)。
- ドル建ての概念がない。
- 米国株や米国ETFを買いつける際に円で買う(裏ではドル建てしている)。逆にいえば、円高にドル転するといった手法は使えない。
- ブラウザ版にアクセスして売買を注文を入れる際に、一定時間内にパスワードを入力しなければならないが、その時間が十数秒と短すぎる。複雑なパスワードを指定していると間に合わないことがある。
ミジンコによる評価
結論からいえば、あまり魅力的には感じられません。
ミジンコがPayPay証券で口座開設した理由は以下の通りです。
- ポイントサイトの高額案件をこなすため。
- PayPay証券に口座を開設して、数千ポイントをゲットできる。
- IPO投資に備えて確保しておく。
- 後は実際に口座開設しないとブログの記事にもできないため。
それ以外に積極的に使う理由が見当たりません(よい使い道を知っている方がいれば教えてください)。
一方、投資初心者であればUIがわかりやすい、優良銘柄のみがあるというのは、紹介する側としては安心材料です。
また、1株当たり(単元未満株)で買える証券会社としては今はたくさんあります。LINE証券、SBIネオモバイル証券、auカブコム証券、CONNECTなどです。しかし、PayPay証券は1株という単位ではなく、金額ベース(最低では1k)で買います。そのため、1株未満の株も買えることを意味します。例えば、1株2kの銘柄であっても、1kで買える(0.5株。実際には手数料を引くので0.5株未満になる)。よって、投資額が小さい人にはうってつけですし、少額でも投資することで投資の経験値を積めるはずです。
日興フロッギー×docomoであれば、100円単位で購入できてPayPay証券の対抗できますが、SMBC日興証券の口座が必要なので敷居が高くなります。
しかしながら、私が投資初心者に単元未満株が買える証券会社をおすすめするとしたら、現段階(2021年11月)ではLINE証券です。単元未満株という枠を考慮しなければ、楽天証券かSBI証券をおすすめします。
毎月数千円~1万円程度の投資であれば、PayPay証券が活きてきます。
PayPay証券の売買手数料
PayPay証券で株式を売買する際の手数料は他の証券会社と比べて少し独特です。
- スプレッド(取引手数料相当額)…日本株、米国株の両方
- 為替手数料…米国株のみ
スプレッド
スプレッドとは、売買時に少し多い(あるいは少ない)売買金額を設定し、本来の売買金額との差額を証券会社に支払うコストのことです。
他の証券会社でいう取引手数料に対応します。
PayPay証券のスプレッドは注文時間によって変わります。特に時間外の場合はスプレッドが2倍近くなるので要注意です。
株の種類 | 東京証券取引所の立会時間内 | それ以外の時間帯 |
---|---|---|
日本株 | 基準価格×0.5% | 基準価格×1.0% |
米国株 | 基準価格×0.5% | 基準価格×0.7% |
[例1]日本株を5千円分購入するものとします。
SBI証券のスタンダードプランであれば取引手数料は55円、楽天証券の超割コースの取引手数料も55円になります。
一方、PayPay証券はスプレッドが0.5%だとすると25円で済みます。
[例2]日本株を10万円分購入するものとします。
SBI証券のスタンダードプランであれば取引手数料は99円、楽天証券の超割コースの取引手数料も99円になります。
一方、PayPay証券はスプレッドが0.5%だとすると500円もかかることになります。
以上の2つの例から、売買金額が小さければ手数料が安くなる現象が起きるかもしれないが、大きければコストの増大は無視できない。
為替手数料
米国株を購入注文を入れると、システム内で口座残高の円を米ドルに両替してから購入している。その際、1米ドル当たり35銭の手数料がかかり、これを為替手数料といいます。
当然ながら、米国株の購入時は為替手数料に加えてスプレッドもかかります。
PayPay証券の入出金
入金
みずほ銀行の指定口座(契約者専用口座)に振込すると、1時間後ぐらいに残高に反映されます(リアルタイム入金ではない)。
振込手数料が無料かどうかは、振込元銀行のサービス内容によります。他行振込の無料枠が残っていれば、PayPay証券の入金は無料ということです。
そういった銀行を持っていなければ、振込手数料が安いネット銀行を活用しましょう。
出金
出金には手数料がかかります。
1回あたりの出金手数料が高く、入出金を何度も繰り返すとそれだけコストが増大します。
つみたてロボ貯蓄
- 米国に上場する銘柄を自動積立するサービス。
- ロボアドバイザーのようにAIに任せって切りではなく、自分で銘柄を選ぶ必要がある。
- 1,000円から積立できる。
デメリットを受け入れたうえでPayPay証券に口座開設する場合
ポイントサイト経由で口座開設するとポイントが得られるはずです。
またポイントサイトにアカウントがなければ、ハピタスをおすすめします。
高額案件を探すために以下の記事を参考にしてください。
ミジンコの場合
私の場合はハピタス経由でPayPay証券に口座を開設しました。ちょうどポイント倍増キャンペーン中だったので、口座開設+30k以上の新規買付で5kポイントがもらえるようです(まだもらっていない)。