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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

レーザープリンターを活用しよう

2021年3月30日

私の作業環境におけるプリンターたち

読書を目的とした場合、レーザープリンタがあると便利な場面が多々あります。

私の作業環境では、インクジェットプリンター(A4カラー複合)とレーザープリンター(A4モノクロ複合)の2台が使い分けています。具体的な製品名は次の通りです。

  • インクジェットプリンター…brother製のDCP-J963N
  • レーザープリンター…brother製のDCP-L2550DW

brother製のプリンターを使っている主な理由はインクやトナーが安いためです。純正インク自体が安く、互換インクもそれなりに使えます。また、プリンター本体については、上位機種が出ていれば、そちらを検討したほうがよいでしょう。

レーザープリンターの導入風景

レーザープリンターが活躍する場面

我が家でレーザープリンターが活用する場面として、次が挙げられます。

  • ①電子書籍のPDFを印刷する。
  • ②紙で校正する。

①電子書籍のPDFを印刷する

電子書籍を印刷するとどうしても枚数が大量になります。特に洋書の場合、数百ページは当たり前です。それをインクジェットプリンターで印刷すると、印刷が完了する前にとても時間がかかります。そして何度も給紙する手間が生じ、その度に印刷が止まります。印刷時間がかかりすぎると、読書しようというモチベーションが下がってしまいかねません。一方、レーザープリンターであれば、1枚当たりの印刷スピードが数倍になり、給紙がほとんどいらないので、印刷を完了する時間を大幅に短縮できます。

一般にトナーで印刷するレーザープリンターは、インクで印刷するインクジェットプリンターがよりも印刷コストが低くなります。読書以外でも、白黒で十分な印刷はレーザープリンターを利用することで、インクジェットプリンターの使用回数を減らせられます。レーザープリンターの導入コストはかかりますが、ランニングコストを考えると結果的に経済的にお得になります。

②紙で校正する

校正について一言

②の説明の前に「校正」という用語が初めて登場したので説明します。校正とは客観的に文章を読み、内容や体裁の誤りを発見することです[1] … Continue reading。ポイントは「客観的」というところあり、執筆者が行う推敲(主観的なリライト)とは異なります。

校正は執筆後の作業なのでアウトプットの一部ともいえますが、読み込むという意味でインプットにも属するといえます。

著者の立場でいうと、原稿を提出する前に自主的に校正します。提出後に出版社からレイアウトが組まれたものが返されます。これを著者が校正(著者校)し、修正箇所を記入したものを提出します。これを何度か繰り返して品質を高めて、最終的に印刷工程に回されます。著者と出版社の校正作業のやり取りの回数は、スケジュールや出版社によってまちまちです。どんなに忙しくても1、2回は校正します。ページ数が多い場合はそれだけミスが紛れ込みやすいので、校正の回数を多めに取ることがあります[2] … Continue reading

紙で校正して欲しい

それでは②について説明します。PCやiPad上での校正と比べると、圧倒的に紙で校正したほうが圧倒的にミスを見つけやすくなります。校正用のPDFデータをやり取りする際に、わざわざ紙に印刷してから校正し、送る際にはそれをPDFデータに入力することもあります。この方法に対して効率が悪いという反対意見があるかもしれません。校正する環境やスタイルに依存するので、状況によりけりといえます。紙だとミスを見つけやすいのは事実なので、余裕がある際には試してみることをおすすめします。

校正風景

校正の観点による同人誌と商業誌の比較

最後に、技術書の同人誌と商業誌を校正の観点で比較すると、いくつかの相違点があります。特に同人誌の場合は、商業誌よりも圧倒的にページ数が少ないでしょう。技術同人誌であれば60ページ~150ページぐらいでしょう。このぐらいのページ数であれば、インクジェットプリンターで印刷してもそれほど支障が出ないでしょう。特に、自分の同人誌であれば、校正時にカラー印刷して画像の見た目を確認すべきです。モノクロ印刷では気付かなかった問題を見つけられるかもしれません。

そして、印刷所に表紙データを入稿する前に、コンビニのプリンターでカラー印刷します。なぜなら「ディスプレイで見た表紙」と「高性能なプリンタで印刷した表紙」の見た目には差異が生じるからです。想像以上の差異が出ていないかを確認するのです。表紙により本の第一印象が決まってしまいます。第一印象が悪ければ売り上げにも影響するので、手抜きしてはいけません。

その他の場面について

「業務的にFAQ機能が必要」「イラスト系の仕事する」「大きいサイズで印刷したい」「複数人で作業する」などといった状況では、必要なプリンタは変わってくるかもしれません。

おわりに

読書や執筆の効率を上げるために、2台目あるいは上位機種のプリンターを導入するのはどうでしょうか😀

References

References
1 「校閲」という用語が登場することがあります。校正と校閲を区別すると、校正は制作状の誤りを正すことであり、校閲は文の文字や意味の誤りを正すことになります。本ページでは区別せずに「校正」という用語を使うことにします。
2 校正をやればやるほど品質は向上しますが、品質が100%になること(ミスがゼロになること)はありません。プログラムをどんなにチェック・レビューしても、リリース後にバグが見つかるのと同じです。同時に印刷所に渡す期日は迫ってきます。よって、いつまでも校正作業を続けるわけにもいかないのです(原稿を提出する前の自主的な校正は何度やってもよい)。