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消費者庁が、2023年10月1日から施行する景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。もし問題のある表現がありましたら、問い合わせページよりご連絡ください。

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

国立国会図書館に同人誌を納本する方法

2022年11月1日

納本制度とは

納本制度とは書籍を国立国会図書館に送り、所蔵してもらう仕組みです。

「納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことです。わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。

納本された出版物は、現在と未来の読者のために、国民共有の文化的資産として永く保存され、日本国民の知的活動の記録として後世に継承されます。

https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/deposit.html

何部納めるのか?

納入義務があるのは1部です。

ただし、2部目を寄贈すると、原則として1部目を東京本館で、2部目を関西館で所蔵することとなります。

いつまでに納めなければならないか?

発行の日から30日以内に納めなければならないと定められています。

ただし、(納本し忘れていた)古い本を納本しても咎められるわけではありません。

まとめて送ってよいか?

別の本をまとめて納本できます。まとめて送った方が送料を抑えられるでしょう。

どこに送るのか?

以下になります。

郵便番号〒100-8924
住所東京都千代田区永田町1-10-1
送付先国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課
電話番号03-3581-2331
納本の送付先

詳細は公式サイトを確認ください。

納本された出版物はいつまで保存されるのですか?

期限はありません。保管に適した環境の書庫で、可能な限り永く保存し、利用に供します。

納本制度は2つのパターンがある

納本する側からすると、次の2つのパターンのどちらかを選択します。

  • 完全に寄贈するパターン
  • 書籍代を代償してもらうパターン

後者のパターンであれば「書籍代の半分+送料」を代償してもらえます。詳細は次の記事を参考にしてください。

このパターンは国会図書館とやり取りしなければならず、若干ハードルが高いかもしれません。

もし初めて納本をするなら、簡単な前者のパターンをおすすめします。無償で寄贈することになりますが、一方的に送り付けるだけでよいので手間がかかりません。近所に住んでいれば直接持ち込むこともできます。

無償での納本の手順【郵送編】

1:納入する本を準備します。配送中に雨にぬれたり傷がついたりしないように、袋やプチプチに入れておきます。

2:送付状を作ります。なくても受け付けてくれると思いますが、あったほうが相手にとって親切といえます。

送付状には以下を記載します。

  • 送付者が発行者 or 関係者であること
    • ここを明確にしておかないと、蔵書検索システムに登録されるデータがおかしくなる。また国立国会図書館から確認の連絡が来てしまう。
  • 無償での納入であることを強調
  • 内容物のリスト
  • 不備や受領書の送付先となる連絡先
    • 郵便番号、住所、氏名、電話番号

送付状の雛形を作りましたので、自由に活用してください。

3:送付については郵便や宅急便など、最終的に国会図書館に届けばどの手段でも問題ありません。

レターパック[1]追跡できて便利です。、定形郵便など自由に選んでください。

※ただし匿名配送ではなく、送付先がわかるように送りましょう。

4:納入が完了すると受領書が届きます。

国会図書館への配達は2~3日、それから1週間ほどで受領証が届きます。

5:寄贈した資料については、国立国会図書館での作業の終了後に国会図書館サーチで検索できるようになります。

書誌が作成し終えていなければ、国立国会図書館オンラインではまだ提供されていません。完全に提供されるまでには数週間~1ヶ月程度かかります。

6:書誌を作成し終えると、次のような画面になります。キーワード、NDLC、NDCが割り当てられています。

右側に「複写サービス等を利用できます」となっています。

References

References
1 追跡できて便利です。