Synapticパッケージマネージャでのアップデート時に”複数回設定されています”という警告が出る【ハッキング・ラボ編】
現象
『ハッキング・ラボのつくりかた 完全版』P.86にて、パッケージをアップグレードする方法を解説しています。
ParrotOSのSynapticパッケージマネージャの「再読込」アイコンを押すと、次の文面の警告メッセージを含むエラーメッセージが表示される場合があります。
“/etc/apt/sources.list:1″と"/etc/apt/sources.list.d/parrot.list:19″が複数回設定されています
原因
メッセージのとおり、"/etc/apt/sources.list"ファイルの1行目と"/etc/apt/sources.list.d/parrot.list"ファイルの19行目で記述内容が重複していることが原因です。
“/etc/apt/sources.list"ファイルに記述されている"deb ～"の意味については、『ハッキング・ラボのつｋりかた 完全版』P.191に記載されています。
解決策
毎回警告メッセージが出てうっとうしいので、修正することにします。
“/etc/apt/sources.list"ファイルの方が内容が少なくて間違えにくいので、こちらを修正することにします。
修正方針は、"/etc/apt/sources.list"ファイルの1行目をコメントアウトします。
1：管理者権限で"/etc/apt/sources.list"ファイルを開いて、1行目の文頭に「#」を追加します。
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
2：修正後に、Synapticマネージャの「再読込」アイコンを押してみます。
エラーダイアログが表示されなくなりました。
