Page08 HISTORIA【Alchemia編】
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ミジンコに転生したIPUSIRONです😀
ページの内容

上段には9つ(=3×3)の幾何学図形が描かれています。各図形は正方形を基調とし、内部に円・三角形・十字などの何らかの記号を含みます。さらに、各図形の四辺(上下左右)にアルファベット文字列が配置されています。
下段には6行のメッセージ(詩文)があります。
その下のフッターには"HISTORIA"(ラテン語で「歴史」)、月のシンボルがあります。
下弦の月は銀を象徴する錬金術記号です。
攻略への道
解読1
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1-2行目のメッセージをshort sで書き起こすと、以下のようになります。
Text in green the substitution will reveal,
and lift this thrice-great seal.
以下がその和訳になります。
緑色のテキストは置換によって明らかになり、
この「三重に偉大なる」封印を解くだろう。
“thrice-great"(三重に偉大な)とは何でしょうか? Google検索すると、ヘルメス・トリスメギストス(Hermes Trismegistus) という人物が浮かびます。
どんな人物かを調べると、錬金術・占星術・神智学の伝説的始祖として有名であることが判明します。
次に、"green"について考えます。
錬金術の文脈で"green"(緑)といえば、エメラルド(Emerald) が連想されます。エメラルド・タブレット(Emerald Tablet) という錬金術の重要文献があります。

この文献の著者はまさに ヘルメス・トリスメギストスであり、先の連想と合致します。

最後に「substitution」(置換)という単語を考察します。
これは暗号学における換字式暗号(Substitution Cipher)を意味します(置換暗号とも呼びます)。
エメラルド・タブレットには、"As above, so below"(上なるものは下なるものの如し) という有名な一節があります。
この言葉から連想を働かせると、図形の「上の文字列」と「下の文字列」を対応させて置換表を作るという解法が見えてきます。
解読2
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換字式暗号を使うことはわかりましたが、ページには9つの図形があります。
ここで疑問が生まれます。
9つ全部使うのか? それとも一部だけ? どの図形を使えばよいのでしょうか?
その手がかりを探すために、以降のメッセージを読みます。
メッセージの3-4行目を書き起こします。

First find Cleopatra's gold,
next a secret the sphinx does hold.
以下がその和訳になります。
まずクレオパトラの黄金を見つけよ、
次にスフィンクスが秘める秘密を。
“Cleopatra’s gold"(クレオパトラの黄金)という特徴的なキーワードが登場しています。
“Cleopatra"といえば、有名なエジプト女王が浮かびますが、錬金術の文脈では別の人物です。
クレオパトラ(Cleopatra the Alchemist) という紀元3世紀の女性錬金術師が存在します。

彼女の著作として、『Chrysopoeia』(『クリュソポエイア』)が有名です。
“Chrysopoeia"はギリシャ語で「黄金を作ること」の意味します。これは"gold"につながります。
“Chrysopoeia"には以下のイラストがあります。

論文"Lavinia Fontana’s Cleopatra the Alchemist"は、イタリア・ルネサンスの女性画家ラヴィニア・フォンターナ(1552-1614)が描いた絵画『クレオパトラ』(ローマ・スパーダ宮殿所蔵)の主題が、従来考えられていたエジプト女王クレオパトラ7世ではなく、錬金術師クレオパトラであることを、Chrysopoeiaの図像や錬金術的シンボルとの比較分析によって論証した美術史論文です。
この論文には、"On the right of the folio, below the synthemata cluster, there are two crescents and four stars."(フォリオの右側、synthemataの集合体の下に、2つの三日月と4つの星がある)と書かれています。
「2つの三日月と4つの星」とは右上に存在する、これのことです。

図の構成要素は以下の意味合いがあります。
| シンボル | 意味 |
|---|---|
| 左(放射線のある円) | 太陽/金(☉) |
| 右(三日月) | 月/銀(☽) |
| 下(放射状に伸びた星型シンボル)×4つ ※左から7本、8本、8本、8本 | クリュソポエイア特有のシンボル ※synthemata(神聖な記号)の1つ。 |


Page 8の中央右の図形に存在するのは、8本線が放射状に伸びた星型シンボルです。これがクリュソポエイアに描かれた特徴的なシンボルであり、"Cleopatra’s gold"のヒントが指し示すものになります。
つまり、"Cleopatra’s gold"は『Chrysopoeia』という「黄金生成の書」に描かれた特徴的なシンボルを指していると解釈できます。
Synthemataとは、新プラトン主義哲学者イアンブリコスが提唱した概念で、「神々が物質世界に刻印した聖なるしるし」を意味します。
他の攻略サイトでは、以下のイラストに着目して、中央右の図形に対応させていました(正解は同じだとしてもそこに到達する解釈が異なる)。
また、太陽/金のシンボル(☉)に着目しているサイトもありましたが、少なくとも同じシンボルは『Chrysopoeia』に出てこないと思います。
私の解釈が間違っているのであれば、お知らせください。

『Chrysopoeia』に描かれている、上は"dibikos"(ディビコス) という蒸留装置です。
錬金術師クレオパトラはアレンビック(蒸留器)の発明者とされています。
解読3
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4行目の"next a secret the sphinx does hold."(次にスフィンクスが秘める秘密を。)という文章には、"sphinx"という気になるキーワードがあります。
sphinx(スフィンクス)といえば、エジプトのギザの大スフィンクスが有名ですが、錬金術との関連はあるのでしょうか?
WikipediaのSphinxページを調べてみます。
“sphinx"+"alchemy"+"secret"で検索すると、Little Alchemyゲームやエジプトの秘密の部屋ばかりヒットします。また、"sphinx"+"riddle philosopher’s stone"で検索すると、ハリーポッターに埋もれてしまいます。
実は、ミヒャエル・マイアー(Michael Maier)著の『Atalanta Fugiens』(逃げるアタランタ) という1617年の錬金術書が関連しています。「Emblem XXXIX」(紋章39番)にスフィンクスの謎かけが登場します。
「Emblem XXXIX」のdiscourse(論説)には、スフィンクスの謎の答えとして、「三角形、四角形、半球を組み合わせよ」という記述があります。これが「賢者の石」を作るための幾何学的な秘密とされます。
“a secret the sphinx does hold"のヒントから『Atalanta Fugiens』に辿り着くには、錬金術の知識が必要か、または多くの試行錯誤が求められます。
一般的な検索では見つけにくいため、錬金術関連の文献を網羅的に調べる必要があった可能性が高いです。
ねーみあ(@furiron1729)さんから、昔のWikipediaのsphinxページに"Atalanta Fugiens"というキーワードがそのまま載っていたことを教えていただきました。
ありがとうございました。
※ゲームのリリースは2018年9月28日、下記は2018年9月18日編集前のWikipedia記事になります。

それでは、当該ページの幾何学図から「三角形、四角形、半球を組み合わせた図形」を探しましょう。

「半球⇒半円」だとすれば、左上の図形が該当します。

解読4
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続けて、メッセージの5-6行目を書き起こします。
First find Cleopatra's gold,
next a secret the sphinx does hold.
以下がその和訳になります。
パノポリスの息子を探せ、だが心せよ、
それは「下なる火」で終わることを。
“Panopolis"(パノポリス)とは、古代エジプトの都市名(現在のアフミーム/Akhmim)です。
“Panopolis’ son(パノポリスの息子)"から、この都市出身の有名人と想像できます。
錬金術の世界では、パノポリスのゾシモス(Zosimos of Panopolis)という錬金術師が該当します。3-4世紀に活躍した、ギリシャ語で著作を残した最古の錬金術師の一人
メッセージでは"Zosimos of Panopolis"を探せとあるので、素直に探してみます。
P8の幾何学図をよく見てください。

「左中央の図」の右側に"ZOSIMOS"という文字列があります。

解読5
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6行目の"it ends with a fire below"(下なる火で終わる)に着手します。
“fire"(火)の錬金術シンボルは、上向き三角形(△)です。
“below"(下)という指示から、これまでに特定した3つの図形(中央右、左上、中央左)より下の位置にある図形を探します。
すると、右下の図形が該当します。

4つの図形を特定し終えました。
| 行 | ヒント | 答え | 図形の位置 |
|---|---|---|---|
| 3行目 | Cleopatra’s gold | Chrysopoeiaのsynthemata | 中央右 |
| 4行目 | secret the sphinx holds | Atalanta Fugiens(円+四角+三角) | 左上 |
| 5行目 | Panopolis’ son | Zosimos(縦に名前が隠れている) | 中央左 |
| 6行目 | fire below | 火のシンボル(△)+下の位置 | 右下 |
解読6
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4つの図形の上下にある文字列を抽出します。
| 位置 | ヒント | 上の文字列 | 下の文字列 |
|---|---|---|---|
| 中央右 | Cleopatra’s gold | GWZXMAC | WRYGLQU |
| 左上 | Sphinx’s secret | KSHDRPO | XESVFIB |
| 中央左 | Panopolis’ son | UAEBJYT | KQTZAOH |
| 右下 | Fire below | INFLBQV | DNJPZMC |
エメラルド・タブレットにある有名な一節"As above, so below"(上なるものは下なるものの如し)を自然に解釈すると、上の文字列(Abobe)が変換前(すなわち平文)、下の文字列(Below)が変換後(すなわち暗号文)を意味することになります。
4つの図形の文字列を連結してみます。
上の文字列群は以下のように連結できます(「||」は連結を意味する記号)。
GWZXMAC + KSHDRPO + UAEBJYT + INFLBQV
⇒GWZXMAC||KSHDRPO||UAEBJYT||INFLBQV
⇒GWZXMACKSHDRPOUAEBJYTINFLBQV
また、下のの文字列群は以下のように連結できます。
WRYGLQU + XESVFIB + KQTZAOH + DNJPZMC
⇒WRYGLQU||XESVFIB||KQTZAOH||DNJPZMC
⇒WRYGLQUXESVFIBKQTZAOHDNJPZMC
以上を整理すると、以下の置換表が得られます(上が平文文字、下が暗号文文字)。
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Q | Z | U | V | T | J | W | S | D | A | X | P | L | N | B | I | M | F | E | H | K | C | R | G | O | Y |
この置換表は後に活躍します。

































