ロジクールのMX ERGOの誤作動を改善する
目次
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ミジンコに転生したIPUSIRONです😀
愛用しているトラックボールのMX ERGOですが、たまに誤作動します。
今回はチャタリング問題を解消する記事になります。
Logicool MX ERGOの紹介
我が家の書斎でも大活躍しています。
これまでに経験したトラブルパターン
パターン① マウスポインターの挙動がおかしい
「ボールを回転してもポインターが思ったより滑らない」などの現象が起きます。
- ボールのすべり具合が悪い⇒ゴミによって摩擦が生じている
- センサーの誤認識⇒センサー部にゴミがたまっている
以前記事にしており、こちらの方法で改善するはずです。
パターン② クリックの挙動がおかしい
「範囲選択しようとしてもうまくいかない」「勝手にダブルクリックされる」などの現象が起きます。
- マウスポインターがうまく制御できていない⇒上記のボールのすべりやセンサーの誤認識といったことが原因
- 調子がおかしい⇒バッテリーを充電する
- クリックスイッチでチャタリングが発生している⇒分解して接点復活剤を注入する
今回は最後の「クリックスイッチでチャタリングが発生している」という問題を解決する方法を紹介します。
分解+清掃のために用意するもの
「先端が星形」かつ「サイズT6」のトルクスドライバー

新たに購入するなら、トルクスドライバーセットの方がよいでしょう。HDDの分解など、他の場面でも使えます。
ただし、先端が細長いドライバーでなければなりません。分解時に6つのネジを外しますが、その一部は奥行きがある部分で使われているため、軸が太すぎると届かないのです。

ドライクリーナーと接点復活剤
ドライクリーナーは電子パーツを洗浄するのに使います。
接点復活剤はクリックスイッチ内部をスムーズに動かすのに使います。
別々に揃えてもよいですが、Amazonでそれぞれ1本ずつセットにしたものがありました。
ブロワー
ドライクリーナーの液体を吹き飛ばすのに使います。
なくてもなんとかなりますが、手動ブロワーやミニブロワーがあると便利です。
エアダスターだとなおよいでしょう。
MX ERGOのチャタリングを解消する
1:MX REGOの分解の準備をする
MX ERGOの電源スイッチをOFFにします。
裏側の金属台座を外し、ボールも取り除きます。

2:MX ERGOを分解する
6カ所のネジを外します。




ネジをなくさないように注意してください。
3:分解する
フラットケーブルにダメージを与えないように優しくケースを開けます。

4:掃除する
全体をチェックして、ゴミや埃があれば取り除いてください。
5:クリックスイッチを洗浄する
ホイールの左右にある黒い物体がクリックスイッチ本体です。白い部分を押すことでクリックを認識する仕組みです。
液体を吸収するものを下に敷いた状態で、ドライクリーナーを直接噴射します。
※初めて使う方はお試しでゴミ箱の中に噴霧してみてください。噴射量を大体把握できるはずです。

勢いよく噴射されますので、基板まで液体がかかります。
エアダスターで吹き飛ばして乾燥させてください。

6:接点復活剤を注入する
接点復活剤はクリックスイッチから内部に染み込ませれば十分です。
普通に噴射してしまうと他の部分にまでかかってしまいます。そこで、ティッシュに軽く吹きかけて、ノズルの先端に残る数滴の液体を、クリックスイッチの白い部分にチョンチョンと垂らします。
その状態で白い部分を何度か押して、内部に液体を染み込ませます。
これを左右のクリックスイッチに実施します。



以上でやるべきことが終わりました。あとは元に戻すだけです。
7:元に戻す
あとは元に戻すだけです。
元に戻したら、チャタリングが改善しているかテストしてみてください。
改善してればうまくいった証拠です。お疲れ様でした。
※一度直ったチャタリングが再発したら、接点復活剤の染み込ませ具合を増やした方がよいかもしれません。
参考サイト
こちらのブログの記事が大変参考になりました。ありがとうございます。
私は実質同じようなことをトレースしたに過ぎません。