pCloudの仮想ドライブ機能でローカル容量を節約する
目次
はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ミジンコに転生したIPUSIRONです😀
pCloudの仮想ドライブ機能を使えば、PCの容量不足を簡単に解決できます。この記事ではその具体的な方法と注意点を詳しく解説します。
pCloudとは?
pCloudとは、買い切りプラン(「ライフタイムプラン」と呼ぶ)のクラウドストレージサービスです。一度きりの支払いでその後は永久に決められた容量を使い続けられるため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。
私が導入当時に思っていた感想と、みんなの評判は、以下の記事にまとめてあります。まだpCloudに触れたことがない方は、一読してみるとよいかもしれません。
pCloudの仮想ドライブ機能でローカル容量を節約する
pCloudの仮想ドライブ機能を利用すると、クラウド上に保存したファイルを、まるで外付けドライブのようにPC上で操作できます。
pCloudの仮想ドライブ機能とは
pCloud Driveと呼ばれるデスクトップアプリをインストールすると、PC上に仮想ドライブ(Virtual Drive)が作成されます。この仮想ドライブはクラウド上の領域をPC内にマウントする仕組みで、ファイルをローカルに保存せず直接クラウドに置けるのが特徴です[1]ファイルを開くときに必要に応じて自動的にダウンロードされ、一時的にキャッシュされます。ローカルディスクの空き容量が少ない場合、pCloud … Continue reading。つまり、実際にはPCのディスク容量を消費せずに、あたかも大容量の外付けHDDを繋いだように使えるのです。
たとえば、ローカルストレージ容量の小さいSSD搭載ノートPCでも、pCloudの仮想ドライブ上に大量のデータを置いておけばPC本体の空き容量不足に悩まされにくくなります。
pCloud Drive機能の使い方
pCloud Driveアプリをインストールしてログインすると、自動的に仮想ドライブ(Windowsではエクスプローラー上に、MacではFinder上に表示)がマウントされます。
後は通常のドライブと同じようにファイルのコピーや編集が可能です。ファイルをこのドライブに保存すると即座にクラウドへアップロードされます。例えば「写真や動画など滅多に開かない大容量ファイルは全てpCloudドライブに移動し、PCには置かない」よう運用すれば、ローカル容量を大幅に節約できます。
Windowsのエクスプローラーではどう見えるか
以下の画像は、Windowsのエクスプローラーでマイコンピューターを開いたところです。
「デバイスとドライブ」のところに「pCloud Drive」があります。このように外付けHDDドライブをマウントしているように見えますが、実際にはクラウド上にあるストレージ領域です。


他クラウドサービスとの比較
仮想ドライブ機能は、他社ではDropboxの「スマートシンク」やOneDriveの「ファイルオンデマンド」などに相当します。
しかし、pCloudは、すべてのファイルがデフォルトでオンライン保存になる点がシンプルでわかりやすいです。他社サービスでは「どのフォルダを同期/非同期にするか」を手動設定したり、機能自体が有料プラン限定の場合もあります(DropboxのスマートシンクはPro以上で利用可能でした)。
pCloudなら最初から仮想ドライブ上で必要なファイルだけを読み書きし、使わないデータは自動的にクラウド待機というスタイルなので、「PCに容量を増やすことなくクラウド容量を拡張する」という感覚で使えます。クラウド上の容量をそのままPCのドライブのように扱える利便性は、pCloud独自の強みといえるでしょう。
pCloud Drive機能はネット接続が必須
仮想ドライブではOS上にネットワークドライブとしてマウントされるため、ネット接続がないとファイルにアクセスできません。ただし、pCloud Driveにはオフラインアクセス用に特定フォルダーを同期しておく機能が用意されています。
ここでいう「同期」は「オフラインにダウンロードして、オンラインと同期すること」を意味していると解釈するとわかりやすいです。
エクスプローラー(Windowsの場合)やFinder(Macの場合)において、任意のフォルダーを右クリックして、メニューから「オフラインアクセス(同期)」を選択します。

基本は必要なときに通信してデータを読み書きする仕組みですが、キャッシュ機能により一度開いたファイルは再度すぐ開けるよう工夫されています。このように技術的な仕組みは高度ですが、ユーザー側では意識せず従来のエクスプローラー操作で利用可能です。
よって、ノートPCを持ち運んで使う場合、ネット接続が常にあるとは限りません。スマホでテザリングしていても、常にONとは限らないでしょう。つながったとしても、ネットワーク容量に制限がかかっている状況もありえます。
そういった場合は、事前にフォルダーをオフラインアクセスにしておくことで対処します。
pCloud Drive機能のキャッシュのためには、ローカルディスクに空き容量が必要【補足】
pCloud Driveは仮想ドライブとして動作し、ファイルはクラウド上に保存されますが、アクセスしたファイルは一時的にローカルにキャッシュされます。このキャッシュは自動的に管理されますが、ローカルディスクの空き容量が少ない場合、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

pCloudの公式ヘルプでは、ローカルディスクの空き容量が少ないと、pCloud Driveの動作に支障をきたす可能性があると述べられています。
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ストレージ暗号化ならpCloud Encryptionという選択肢もある【余談】
ストレージ暗号化をpCloudで実現するためにpCloud Encryption(別称pCloud Crypto)がオプションで提供されています。
pCloud Encryptionはクライアントサイド暗号化機能です。
この機能を利用すると、ユーザーが設定したパスワード(Crypto Pass)でファイルを暗号化し、pCloud側でも内容を解読できなくなります。
ただし、pCloud Encryptionはオプションであるため、pCloudのストレージの料金とは別料金が発生します。
References
↑1 | ファイルを開くときに必要に応じて自動的にダウンロードされ、一時的にキャッシュされます。ローカルディスクの空き容量が少ない場合、pCloud Driveの動作に影響を与える可能性があるため、定期的にディスクの空き容量を確認することを推奨します。 |
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