このページをはてなブックマークに追加このページを含むはてなブックマーク このページをlivedoor クリップに追加このページを含むlivedoor クリップ

イスラエルとスパイ活動

 アメリカの友好国のうちで、日常的に産業スパイ活動を行っている2つ目の国として、フランスと共に名指しされたのが、イスラエルである。しかし、フランスと異なり、イスラエルは自らのスパイ活動を隠したがる。それは、軍事と政治の両面で米国の支援を頼りにしているので、この大事な盟友の怒りを買いたくないからである。

 多くの諜報のプロの話だと、関与者一人当たり、投入金額1ドル当たり、イスラエルは世界一効率のよい諜報能力を備えている。

 情報通の一部は、イスラエルの情報機関が米国とロシアに続く世界で三番目に優秀であるともいう。大国のように、全世界に及ぶ影響力や巨大な資産はないものの、イスラエルの秘密情報部員やスパイの祖国に対する忠誠心のおかげで、イスラエルの情報機関は世界でも指折りである。

 イスラエルの諜報活動の第一目的は、軍事技術の獲得である。これは外国への依存度を下げたいと思っているからである。

事例

  1. 1980年代半ばに、イスラエルが米国の防衛産業の請負業者レコン・オプティカル社を産業スパイした。
  2. イスラエルはフランス同様、コンピュータハッカーを仲間に引き入れている。
  3. イスラエルの情報機関であるモサド(そして、おそらくLAKAM)は、フランスのDGSEにならって、ハッカーの活動を支援しており、折々に才能のある人物を勧誘している。
  4. イスラエル人は中国の場合と同じように、民族性の愛着に漬け込んで多くの秘密情報部員を確保する。例えば、ユダヤ人は一度もイスラエルに訪れたことがなくても、強い愛着を持っている。イスラエルを守ることが、ユダヤの信仰を守ることだと信じている人も多い。米国市民の中には、イスラエル軍への入隊を志願する者さえいる。
  5. ホテルの部屋や電話の盗聴も日常茶飯事だといわれている。

参考文献

  • 『現代産業スパイ事情』
  • 『最新版 手にとるように経済のことがわかる本』
  • 『暗号の秘密とウソ ネットワーク社会のデジタルセキュリティ』
  • 『TOKYO犯罪公司』