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目次

サプライチェーン

 サプライチェーンとは、消費者に商品を届けるまでの一連の業者と業者のつながりである。

 経営学者のマイケル・E・ポーターは、付加価値連鎖(バリューチェーン:value chain)と定義して呼んでいる。原材料を加工し、それを流通業者などを通じて消費者に届けるまでには、その間に入る企業は何らかの価値を加えて連鎖しているからである。

 またディマンドチェーン(demand chain)という用語も同義語として使われる。なぜならサプライチェーンは消費者の需要を満たすための業務を連携するからである。

サプライチェーンの機能

 サプライチェーンの機能の構成要素として次が一般的である。

  1. 商品開発
  2. 調達
  3. 製造
  4. 配送
  5. 販売

 顧客満足の視点から「サービス」の機能も含めて考える。

サプライチェーンの構成要素

 サプライチェーンの代表的な構成要素として次が挙げられる。

  • 部品供給業者(サプライヤー)
    • メーカーに部品を供給している企業のこと。
    • 特に部品点数が1万点を越えるような自動車産業の場合、メーカー一社で部品をすべて製造するのを難しい。そこでサプライヤーとメーカー間で強固な害虫構造が形成されていることが多い。
  • 製造業者(メーカー)
    • 製品製造の要となる企業のこと。
    • 製造(組立・加工)はもちろんのこと、商品開発(新製品開発や既存製品の改良)やアフターサービス(消耗部品の提供や製品修理)なども行う。
  • 販売・物流業者
    • 全国的にきめ細かい配送を実現するために、メーカーから小売業者間の物流を代行する企業のこと。
    • 近年はメーカーから小売業者に直取引する問屋中抜きも進められている。
  • 小売業者
    • 製品を消費者に販売する企業のこと。
    • 量販店(スーパーマーケット)、コンビニエンスストア、店舗を持たない無店舗販売(通信販売)などの多様な販売形態がある。

 「販売・物流業者」と「小売業者」を総称して流通業という。

供給スタイル

 製品特性によって消費者への供給形態(供給スタイル)は様々である。よく知られているものとして次が挙げられる。

  • 量販店(スーパーマーケット、ディスカウンター)
  • コンビニエンスストア
  • 百貨店
  • 一般店(小規模の個人経営)
  • 店舗を持たない無店舗販売(通信販売や訪問販売)

サプライチェーンの流れ

 サプライチェーンには次の4つの流れがある。

  1. 物流:物(商品)の流れ
    • 商品は目に見えるハードウェアであるため、物流は最も認知されている流れといえる。
    • いかに短期間に低コストで配送するかということが物流の課題である。
  2. 商流:商売の流れ
    • 受注や契約などの商売の流れ。
    • 店頭販売、営業訪問販売、通信販売などの形態がある。
  3. 情流:情報の流れ
    • 商品や取引の情報の流れ。
    • 従来まで日本は物流の暗黒大陸といわれてきた。
    • 物流(ハードウェア)ばかりに経営資源を投入し、情流(ソフトウェア)の把握が遅れてきたからである。
    • サプライチェーンマネジメント(SCM)の導入によって、ここの問題をうまく解決できる。
  4. 金流:お金の流れ
    • 運転資金が不足しないように、確実に売上代金を回収しなければ健全な経営が成り立たない。
    • 金流は物流・商流・情流の結果であるから、それら3つの流れを性格に把握することで、金流を正しく把握することができる。

参考文献

  • 『2時間でわかる図解サプライチェーンマネジメント早わかり』