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目次

デジタルマルチテスターKIT M-1006K

  • 中国製。
    • 組立取扱説明書の内容は日本語に訳されている。
    • 一部変な訳のところもあるが、組み立てには支障はない。
  • デジタル式(手動レンジ)のテスターの電子回路キット。
  • 価格:\1,000
    • 計測器ランドで購入。
  • はんだ付き。
  • 組み立て終わってから気付いたが、キットで遊ぼう電子回路シリーズNo.7 ディジタルマルチメータ編と同じキットであった。
    • 「キットで遊ぼう電子回路シリーズNo.7 ディジタルマルチメータ編」は\3,570であるが、付属マニュアルは\1,000で購入できる。よって、付属マニュアルだけ別売りで購入して、キット本体を\1,000で入手できれば、合計\2,000で「キットで遊ぼう電子回路シリーズNo.7 ディジタルマルチメータ編」とまったく構成のものが手に入ることになる(外箱がないだけ)。

組み立て前

組み立て

  • 4ページの右下にR16の可変抵抗器の取付図が書いてあるが、これは間違っている。
    • 7ページの図では、基板において他の抵抗器と同じ側から取り付ける。
  • 7ページの図によれば、抵抗器を縦にはんだ付けするときに、抵抗器本体は基板の丸印の逆と合わせるようだ。
  • 液晶片表面から透明保護膜を外してから、組み込む。
  • 液晶片とジブラの接触が悪いと、液晶の表示が一部欠けたりする。
  • 基板を本体にはめ込む場合は、上部の奥にある凸部にひっかける。
  • 1/4インチバネにグリスを塗り込み、ダイヤルを逆さにしてもバネ穴からバネが落ちないようにする。
    • ベアリングにもグリスを塗っておくと、ずれにくい。
  • C5は金属化のコンデンサである。
  • R9のマンガン銅抵抗は部品面から5mm高くしてはんだ付けをする。
  • すべての部品をはんだ付けした後で、一部の印字箇所に部品が取り付けられないことになるが、問題ない。

組み立て後(表面)

組み立て後(裏面)

調整

表示テスト

  • テスト棒を接続せずにダイヤルをまわして、以下の表示になることを確認する。
レンジ表示文字列
ACVレンジ750000
20000.0
DCA,10Aレンジ200μ00.0
2000μ000
20m0.00
200m00.0
10A0.00
トランジスタテストHFE000
ダイオードテストダイオード記号1BBB*1
抵抗レンジ2001BB.B
20001BBB
20K1B.BB
200K1BB.B
2000K1BBB
DCVレンジ200m00.0
2000m000
200.00
20000.0
1000000

A/D変換器の調整

  • 調整済みのテスターで20V以下の直流電源(例えば、9V電池)を測定する。
  • 作成したテスタにおいて、レンジをDCV 20Vに合わせて、テスタ棒を接続する。テスタ棒で同じ直流電源を測定して、値が一致することを確認する。
  • 値が一致しない場合は、R16の可変抵抗器を調整する。

直流10Aレベル調整

  • 負荷能力が5A以上、5Vである直流電源と1Ω,25Wの抵抗器を用意する。
  • まず、レンジを10Aに合わせて、テスト棒を10A DC端子とCOM端子に取り付ける。
  • 直流電源の+側と10A CDのテスト棒の間に1Ωの抵抗器を配置し、直流電源の-側とCOMのテスト棒を接続する。
  • その結果、表示したデータは5Aを超える場合は、5Aになるように、マンガン銅線をはんだ付けして、10AとCOM入力端の間のマンガン銅線抵抗の長さを短縮する。
    • 5Aより小さい場合は、5Aになるように、マンガン銅線をはんだ付けして、10AとCOM入力端の間のマンガン銅線抵抗の長さを長くする。
  • 値がおかしい場合は、R7〜R9,C3の取付部品とはんだ状況を確認する。

直流電圧テスト

  • 直流可変電源を用意する。
  • 電源をDCVレンジの各レベルの中央の値に設定して、作成したテスターでの計測結果と比較する。
    • テスターのテスト棒はVΩmAとCOMを使用する。
  • 誤差がある場合、テスターの仕様を満たすかどうかを確認する。
  • 値がおかしい場合は、R1〜R6,R12〜R17,R21〜R24,C3の取付部品とはんだ状況を確認する。

交流電圧テスト

  • 交流電圧源(家庭用の100Vを使えばよい)を用意する。
  • 家庭用の100Vを用いる場合は、レンジをACV 750に合わせて、測定する。
  • 値がおかしい場合は、R1〜R6,R22の取付部品とはんだ状況を確認する。
    • また、ダイオードの取付方向とはんだ状況を確認する。

直流電流の測定

  • レンジをDCA 200μに合わせて、次のようにテスト棒を接続する。
    • VΩmAのテスト棒を抵抗器(RA=100kΩ)に接続し、もう一方を9Vを介して監視テスターに接続する。また、COMのテスト棒を監視テスターに接続する。
    • このとき、回路電流は約90μAであるので、測定結果を監視テスターで読みとったデータと比較する。
  • ダイヤルを以下のレンジ通りに調整すると同時に、それぞれのRAの数値を変えて、測定結果が監視テスターで読みとったデータと比較する。
レンジRA電流(約)
2000μA10kΩ900μA
20mA1kΩ9mA
200mA470Ω19mA
  • 値がおかしい場合は、R7〜R9の取付部品とはんだ状況を確認する。
    • また、ヒューズも確認する。

抵抗テスト

  • レンジの半分である抵抗で抵抗値を測定する。
    • 同じ抵抗器を作成したテスターと校正済みのテスターの両方で測定して、測定結果を比較する。
  • 値がおかしい場合は、R1〜R6,R12の取付部品とはんだ状況を確認する。

ダイオードテスト

  • 性能のよいシリコンダイオードでダイオードレベルを測定する。
  • 参考数値は約700mVである。

HEFテスト

  • レンジをHEFに合わせて、NPNあるいはPNPトランジスタを用意して、ECBの孔に挿入する。
  • トランジスタのHFEの値の範囲は広いので、約100〜300の数値を読みとる。

作動原理

作動フロー

  • CMOS 7106内部には二重積分型A/D変換器、ストレージ、7セグデコーダ、ディスプレイドライバが含まれる。
  • 計器に入力する電圧または電流信号は、スイッチを通して0〜199mAの直流電圧に変換する。

[例]

  • 入力信号は100VDCのとき、1000:1の分圧器で100mVDCに変換する。
  • 入力信号は100VACのとき、整流処理で直流信号に変換して、100mVDCに分圧する。

  • 電流測定の場合は、抵抗値により変換電圧は違う。
  • 7106の直流信号は、A/D変換器でデジタル信号に変換し、デコーダに入り、LCDの7セグコードに変換する。
  • A/D変換器のクロック周波数は約48kHzであり、外部のパルス発信器によって提供される。
    • 分解器でクロック周波数を分解する。
  • 4つのデコーダはデータを7セグの4つの数字に変換し、小数点はスイッチで設定可能である。

二重積分型A/D変換器の作動原理

  • A/D変換器の測定周期は次の3つの段階がある。
    1. オートゼロ(Auto-Zero,AZ)
    2. プラス方向積分(Integral,INT)
    3. マイナス方向積分(Decompose Integral,DE)

第1段階:オートゼロ

 SAZ連続、Sint、SDE切断の状態では、次のように作動する。

1:IN+,IN-の外部線を切断、増幅器の同相入力端をアナログ値と接続し、CMOS内部の入力電圧は0Vになるように設置する。

2:

第2段階:プラス方向積分(信号積分またはサンプルレート)

第3段階:マイナス方向積分(解積分)


*1 Bはブランク(空白文字)を意味する。