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  • 加齢 へ行く。

*目次 [#oacd24b0]

#contents

*加齢による身体的・心理的変化 [#od9e896e]

*神経・筋系(運動機能)の変化 [#b59a6895]

-加齢により、運動神経の刺激伝達速度が低下することから、瞬発力や敏捷性が低下する。
-筋力低下は30歳代から始まり、70歳を超えると男女とも著しい低下傾向を示す。
-平衡感覚機能の低下、筋肉の柔軟性の低下、間接稼働域の減少、巧緻な運動能力の低下などが起こり、転倒の原因となる。

*視覚機能の変化 [#zb6a872e]

-視力の低下
--特に動体視力が低下し、60歳以上で平均0.1〜0.6となる(成人平均は0.7〜0.8)。
--水晶体の弾力が低下し、近くのものに焦点を合わせづらくなり(老眼または老視)、全体的に視力が低下する。
-まぶしさ(グレア)への過敏反応
--水晶体の混濁などにより光が眼の中で散乱するために起こる。
-暗順応の低下
--暗順応とは明るい場所から急に暗い場所へ入ったときに徐々に眼が慣れることで、60歳以降に著しく低下する。
-色の弁別力【べんべつりょく】の低下
--水晶体が混濁し、コントラストや彩度の低い色を見分ける能力が低下する。
--特に、青と黒、青と緑、黄色と白の間の混同が多くなる。
-視野の縮小、縮瞳【しゅくどう】傾向
--視野が狭くなり、端のほうが見えづらくなる。
--瞳は小さくなる。

*聴覚機能の変化 [#r05e6168]

-代表的なものは老人性難聴である。
-高音域から聞こえにくくなり、進行すると低音域も聞こえにくくなる。

*骨の変化 [#pec757e8]

-加齢により骨に含まれる[[コラーゲン]]や[[カルシウム]]が減少するため、全体の骨量も減少する。
-女性ホルモンが骨の形成にかかわるため、女性の場合は女性ホルモンが激減する閉経後に[[骨粗鬆症]]【こつそしょうしょう】になる人が急増している。
--男性も80歳以降に多くなる。
-骨粗鬆症は、骨質の組成は正常なものの、骨の密度や骨量が病的に減少し、隙間だらけになってもろくなる疾患である。
-女性ホルモンの分泌低下のほか、カルシウム欠乏、運動不足などが原因で起こる。

*心臓・血管系の変化 [#se4e9dca]

-血管の弾力性は一般に加齢とともに低下するため動脈硬化になりやすくなり、高血圧症((血管内の圧力が病的に高い状態である。))や不整脈((脈拍が乱れて不規則なる。))、心筋梗塞の要因ともなる。
-心臓・血管系に問題がある場合は、運動時の身体の負担が大きくなる。

*腎機能の変化 [#j2391d3b]

-加齢により、膀胱頸部【ぼうこうけいぶ】の拘縮【こうしゅく】、膀胱括約筋【かつやくきん】の硬化、排尿筋の弛緩などが起こり、濾過・排泄機能の低下がみられる。
--その結果、残尿、頻尿、尿失禁、尿路感染が多くなる傾向がある。

*呼吸器系の変化 [#fd60221a]

-加齢により、胸郭運動や肺の弾力性が低下し、最大換気量や肺活量も低下する。
--このため、[[酸素]]と[[二酸化炭素]]のガス交換の効率が悪くなる。
-病原体の除去を行う気道内の粘膜線毛運動や咳反射も低下し、[[肺炎]]・[[肺気腫]]・[[肺結核]]などが起こりやすくなる。

*消化器系の変化 [#j5eee0d9]

-加齢により、租借機能や蠕動【ぜんどう】運動が低下するため、便秘しやすくなる。

*高齢者の心理・精神機能 [#ef20d78d]

-自己防衛的、抑うつ的、心気的傾向が強くなりがちである。
-最近の出来事に対する記憶力(短期記憶)の衰えが目立ち、遠い過去についての記憶力(長期記憶)は比較的保たれる。
-思考力、総合的な判断力、想像力、洞察力などは年をとっても衰えるものではない。


*参考文献 [#k2692fee]

-『2004年版 U-CANの福祉住環境コーディネーター3級速習レッスン』