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*快楽殺人 [#b5b691a3]

・快楽殺人者に共通する最大の特徴は、妄想にある。 

 誰でも、少年の頃は世界が自分の思い通りになるという妄想を抱くが、幼稚園などの集団に入ることで、現実が自分の思い通りにならないことを知る。 

 しかし、快楽殺人者にはこの現実認識がない。妄想と現実の境が失われているため、例えば自分とは縁もゆかりもない美女をわがものにしたいという妄想はそのまま実行に移される。一説によれば、女性を殺すのは、抵抗したり拒絶したりするリアリティーを奪って妄想どおりの存在にしておくためともされている。 

・FBIの犯罪心理分析官として多くの殺人のプロファイリングに携わったロバート・K・レスラーによれば、快楽殺人者は秩序型と無秩序型に分けられるという。 

 秩序型は、殺した人間の指を切り取って戦利品として収集したり、ターゲットのタイプを限定したりする方向性がある。そうしたこだわりは、子供の頃に抱いた妄想のイメージに何らかの形で捕らわれているためである。また、秩序型はには、幼い頃に両親から虐待を受けたなどのトラウマ(心的外傷)を持つ者が多いのも特徴だという。心の傷から逃れるために生まれた解離(現実からの離反)の心理状態が、ますます妄想をたくましくさせるのである。 

 一方、無秩序型は、突発的な女性殺人を繰り返した有名なテッド・バンディのように、非計画的で衝動的である。こちらの精神崩壊の度合いは、トラウマによる人格障害よりははるかに深刻で、青年期以降に妄想型分裂症や解体型精神分裂にかかっているケースが多く見られるといっている。