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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

技術書典19オフラインイベントにサークル出展しました

技術書典19オフラインイベントにサークル出展しました

2025年11月16日に催された技術書典19のオフラインイベントにサークル出展しました。

本記事はその記録となります。

参加申し込みからイベント当日まで

サークル「ミライ・ハッキング・ラボ」とは

サークル名は「ミライ・ハッキング・ラボ」です。

今回から新ラボメンが加入して、現在のラボメンは4名です。

今回の頒布物

【新刊】『生成AIで作るセキュリティツール100』

【新刊】『爆速開発を支えるClaude Code上級者テクニック』

【既刊】『ハッキング・ラボで遊ぶために辞書ファイルを鍛える本』

【既刊】『Vimで動画を見よう! Neovimで作る最強の動画プレイヤー』

【既刊】『MCPで始めるAIエージェント構築 基本ガイド』

『生成AIで作るセキュリティツール100』の紹介口上

基本バージョン

AIを使うとツールを作るのは簡単じゃないですか。
5本、10本であれば勢いがあれば作れると思います。
ところが100本となると、理論的には可能であっても現実的にはなかなか困難で、それを実現するには暇人にしか無理なんです。
暇人の自分が100本作った過程で得られた知見をこの本に凝縮しました。
1日1ツールを作ったとして、100本のツールを作るのにざっくり3ヶ月。
さらに、この本を作るのにも時間がかかります。
しかし、今回は今日(=技術書典オフラインイベント)に間に合わせなければならないのです。
そのためには、リアルの仕事とプライベートを犠牲にして、ツール作りと本作りに費やしました。
言い換えれば、命を削ったようなものです。
(表紙のペンギンを指さしながら)その結果、発狂してこの顔になりました。

追い込みバージョン

普通の人であればツールが完成したら嬉しいので、みんなに見せたいじゃないですか。
いいねをもらえれば承認欲求が満たされ、それがモチベーションになり、自走し続けられるわけです。
しかし今回に関しては、誰にも見せずにこっそりと100本のツールを作っていたのです。
あたかも修行僧のようなものです。
内容的には、100本ツールを作ってきた体験談や知見が5割、テクニカルな内容が3割、残り2割がセキュリティになります。

まだ迷っていると感じられた場合の補足バージョン

今回の技術書典ではAI本が多いですし、最近は本屋さんにもたくさんあります。
多くはテクニカルな内容ですが、AIの進化が早くて半年後に使える技術かはわかりません。
この本が扱っているのは思想で、読み物なので、逆に流行り廃りに影響しにくいという点で差別化できたのかもしれません。

今回改善できた点

テーマを変えることで早割印刷に間に合った

当初は、100種類のセキュリティツールを紹介するカタログ形式の構成を想定していました。仮に1ツールあたり2ページを割り当てると、全体で200ページ以上に達する見込みとなります。

各ツールについては、すでにREADMEが公開されているものが多いため、それをもとにAIの力を借りて指定文字数に要約することで、文章自体の執筆は比較的容易に進められると見込んでいました。

しかし、ページ数が増えるということは、それに比例して校正作業の負担も大きくなります。私の場合、目視での校正は1日あたり60ページを目安にしているため、全体を1回通してチェックするだけでも約3日半を要する計算になります。

実際には、目視校正だけでなく、Wordの校正機能やAIによるチェックなども併用して進めるため、工程が増えればその分だけ時間もかかります。

そこで方針を見直し、同人誌のテーマをツールの紹介から、体験を軸とした内容へとシフトしました。

この変更には、実際に100個のツールを開発・試行錯誤していく中で得られた経験や教訓や、AI駆動の開発スタイルを伝えたいという気持ちが強まったことも大きく影響しています。

その結果、最終的には全体を148ページに収めることができました。本音を言えば、もう少し削減したかったのですが、伝えるべき内容を優先した結果、これが限界でした。

とはいえ、ページ数を抑えたことで作業を前倒しで終えられ、早期入稿に間に合わせることができたため、印刷費を10%割引で抑えられました。

アワードに応募した

いつものことですが、アワードにも応募しました。

そのおかげで、技術書典公式YouTubeのオープニングセレモニー動画で紹介していただきました。

ありがとうございました。

課題点

自宅からの配送分の冊数を増やすべきだった

全体の印刷数自体は妥当だったと思います。ただ、イベント会場用と自宅(BOOTH配送用)への分納冊数の配分を少し見誤ったようです。

実際には、イベント会場では本がわずかに売れ残り完売には至りませんでした。

一方で、自宅分は帰宅前、実際のところイベント当日の深夜には在庫切れになってしまいました。イベント会場から自宅へ戻す前に、売れ残った冊数をその場で数えておけば、宿に戻った時点でBOOTH在庫の調整ができたはずだと感じています。

この点は、次回に向けた課題といえるでしょう。

差し入れを頂きました

今回のイベントでもたくさんの差し入れを頂きました。ありがとうございます。

サークルによっては差し入れNGのところもあるかもしれませんが、当サークルは大歓迎です。ラボメンで分け合って食べます。

私は宿に帰ってからの夜食と、次の日の朝ごはんとして食べました。