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ミジンコの読書兼錠前探し旅 第7弾【宮城県 鳴子温泉編】

今月(2025年11月)に入ってから、これが1回目の読書旅となります。
とはいえ、11月中旬にはゆるいハッキング大会と技術書典19のために4泊5日東京に滞在しています。
読書旅ではなく完全な出稼ぎ出張ですが、これもカウントすれば11月は2回でかけたことになります。

今回の読書旅は7回目

前回(約3週間前)の読書旅は宮城県の秋保温泉でした。以下の記事がその記録になります。

今回の読書旅についての基本情報

項目内容
日程2025年11月25日(火)〜11月26日(水) 1泊2日
場所宮城県 鳴子温泉エリア
宿泊地鳴子温泉 ホテル亀屋
交通手段電車
・相馬駅↔︎仙台駅(常磐線の普通列車)
・仙台駅↔︎古川駅(新幹線自由席)
・古川駅↔︎鳴子温泉駅(陸羽東線の普通列車)
目的・読書
・温泉街での錠前探し
・執筆ネタ探し(ブログ記事作成を含む)
・自己ブランディングの促進(X投稿を含む)
成果物・読書旅のメリットを整理(本記事の最後に掲載)
・『アウトドア・ロープワーク』読了
・冊子『トランヴェール 2025年11月号』読了
・Kindle『生き残りゼロ』読書中
・錠前探し…成果なし
・本ブログ記事
・X投稿(21本)
ハッキング・ラボ・オンラインのために既存ツールREADME冒頭にYAMLマターを追加…15本程度
今回の旅の基本情報

鳴子温泉について

鳴子温泉郷は、宮城県北部・大崎地方で、上流の荒雄川(江合川)沿いに位置する5つの温泉エリアから構成されています。

その長い歴史は、承和4年(837年)に編纂された『続日本後紀』に、温泉湧出を示唆する記録が残されているほどです。

松尾芭蕉の『おくのほそ道』(1702年刊行)の一節にも「なるこの湯」として登場しています。

「奥州三名湯」の一つ

「奥州三名湯」の一つとして、鳴子温泉は名高い泉地です。さらにこの地域では、源泉数370本以上、そして日本にある11種類の泉質のうち実に8種類が揃っているという温泉のデパートぶりも話題です。

福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉と鳴子温泉は奥州三名湯として知られています。
今回鳴子温泉を訪れたことで、奥州三名湯を制覇したことになります。

鳴子温泉を歩いて感じたのは「車のある旅の価値」

鳴子温泉を実際に歩いてみて、あらためて「車があると旅の自由度が大きく変わる場所だな」と感じました。

温泉街はコンパクトで歩きやすい

鳴子温泉の中心街は、福島県の土湯温泉に近いコンパクトさで、徒歩でも楽しく回れます。小さな商店街をぶらぶら歩く分には、とても快適です。

景勝地や撮影スポットは車が圧倒的に便利

鳴子温泉の周辺には、歩いて行ける範囲を超えた魅力的なスポットが多くあります。たとえば、鳴子峡、潟沼、鳴子ダム、鬼首おにこうべ間欠泉などです。こうした場所にアクセスするなら、やはり車があると便利です。

単純に遠いというだけではありません。歩道が途切れる場所が多く、徒歩移動だけでは危険を感じる区間もあります。

紅葉シーズンは満員の臨時バスに要注意

鳴子峡の紅葉は東北でも屈指の名所で、山全体が色づく絶景は圧巻です。そのため、紅葉シーズンには「鳴子温泉駅〜鳴子峡」間で臨時バスが運行されます。

しかし、紅葉がピークになると臨時バスが満員になってしまう状況がよくあるといいます。

満員バスが苦手な方、混雑を避けたい方は、車での訪問を検討してみましょう。

読書旅1日目

電車で鳴子温泉へ

「相馬駅→仙台駅→古川駅→鳴子温泉駅」の順に電車を乗り換えて、鳴子温泉に向かいました。

「仙台駅→古川駅」は2ルートあります。普通列車と新幹線の2つの選択肢です。前者だと安いですが、1時間ぐらいかかります。後者だと700円ぐらい上がりますが、10分ちょいで到着します。今回はお昼に鳴子温泉に到着したかったので、後者の新幹線を選びました。

なお、紅葉時期であれば「快速湯けむり号快速 鳴子温泉行」という選択肢もあります。これが運行していれば、こちらに乗っていたと思います。

仙台駅で新幹線に乗り換えますが、少し時間に余裕がありましたので、朝ご飯としてニコ福(ずんだ餅2個串刺し)を食べました。

仙台行きの電車車内で、ロープワークの本『アウトドア・ロープワーク 野外で役立つロープ技術と結び方』を読み始め、古川駅に着く前に読み終えました。

「シーフノット」(泥棒結び)についての記述は見当たりませんでした。
あれば、カギ本の原稿に追加したいところでした。

また、新幹線座席ポケットにある冊子『トランヴェール 2025年11月号』を読み始め、旅時間を有効活用しました。文豪の引っ越し事情を特集していました。過去に私が住んでいた田端(芥川龍之介の家があり、田端文士村を形成していた)についての解説がありました。

お昼ご飯はそばを食す

ちょうど12時頃に到着したので、そのまま昼ご飯にしました。

目をつけていた食堂が臨時休業だったため、第2候補の「ふじや食堂」へ。

私にしては珍しくそばを選びましたが、旅にぴったりだと思ったからです。温泉地らしい山の味覚を楽しみながら、旅のはじまりを実感しました。

鳴子温泉街を散策

ホテルのチェックインは15時であり、まだ時間があったので鳴子温泉街を散策しました。

歩き回っている間に温泉神社を発見しました。隣にこけしがあるのが鳴子温泉らしいですね。

その途中でお菓子を買ったり、カフェに寄ったりしています。

玉子屋本店でおやつタイムです。スペシャリティコーヒーとシュークリームをいただきました。

ホテル亀屋にチェックイン

15時すぎにホテル亀屋へチェックインしました。

ホテルでの滞在の様子

1階の内湯・露天風呂に入り、風呂上がりにひと休みしました。

部屋自体は古いが許容範囲。価格帯を考えると十分で、スタッフの対応が丁寧で好印象でした。

18時から夕食です。

お吸い物の中に入っていたこけし型の豆腐(?)が印象的でした。

なお、ご飯はおかわり可、お吸い物は具なしでおかわり可でした。

夜は持参したスティックコーヒーで読書を続けました。

読書旅2日目

朝風呂に入ってから朝ごはん

チェックアウト

入湯税150円(iD支払い)を精算してチェックアウトしました。

雨が降っていたため、10時発の送迎バスで鳴子温泉駅へ向かいます。バス到着が10時2分で、10時8分発の列車にちょうど間に合ったのでそのまま乗りました。

古川を散策

東京出稼ぎのお土産がまだ1個配り終わっていないので、今回の旅ではお土産を買いませんでした。

相馬駅に向かう

自宅に帰還

支出

日付項目金額
主要交通費【行き】相馬駅⇒鳴子温泉
【帰り】鳴子温泉⇒古川駅、古川駅⇒仙台駅、仙台駅⇒相馬駅
【行き】3,320円
【帰り】3,322円(=682円+1,650円+990円)
1日目(10/29)タクシー(自宅→相馬駅)1,100円(現金)
お茶の井ヶ田 喜久水庵ずんだ茶屋
ニコ福
350円(Suica残高払い)
ふじや食堂
山菜きのことろろそば
1,200円(現金)
温泉神社
お賽銭
10円(現金)
西條菓子舖
湯の町まんじゅう
120円(現金)
玉子屋本店
コーヒー
シュークリーム
950円(PayPay)
ホテル亀屋
宿代
13,320(事前クレカ支払い)
2日目(10/30)入湯税150円(iD)
はんじゅくチーズ178円
合計34,010円

読書旅のメリット(現時点版)

今回の旅で整理した読書旅のメリットは以下のとおりです。

  • まとまった移動時間があるため、読書が強制的に進む
  • 積読の消化に使える(家だと手を伸ばしにくい本にも手が伸びる)
  • 文庫や薄めの本、小型本とは相性が良い
  • 本と旅の記憶が結びつき、その本自体が「思い出のトリガー」になる
  • 旅先ゆかりの本を読むと情景の理解が立体的になる
  • 地域特有の資料・冊子・ミニ出版物に出会える
  • 普段と違う場所を歩きながらアイデアが降ってくる(創作ネタが生まれる)

このあたりは読書旅を続けるうえで自分にとって重要なポイントだと感じました。

読書旅の総括 ー 父のロープと、今回の旅で考えたこと

今回の読書旅では、父が昔つくってくれたロープを持ってきました。

父は元漁師でロープワークが得意で、私が興味を示したときには、嬉しそうに何本もロープを作ってくれました。それにもかかわらず、生前はほとんどロープワークを練習せず、「そのうちやろう」と言いながら時間だけが過ぎてしまいました。

物理的セキュリティや錠前の延長としてロープワークに興味を持つようになり、最近ではプレッパーズ的な観点からも必要性を感じています。今回こうして旅にロープを持ってきて実際に触れてみると、父ともっとロープワークを通じてコミュニケーションしておけばよかったと、いまになって思います。

鳴子温泉で過ごした静かな時間は、そうした後悔や振り返りを受け止める機会にもなりました。旅の移動や温泉の間にロープを手に取りながら、父とのつながりについて改めて考えるきっかけになったと思います。

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Posted by ipusiron