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ミジンコの読書兼錠前探し旅 第8弾【北海道 函館編】

12月に北海道・函館へ3泊4日の読書旅に出かけました。
冬の函館は空気が澄み、街全体が静けさに包まれており、読書に集中するには最適な季節です。
今回は「読書と発見」をテーマに、歴史的建造物や資料館を巡りながら、自分のペースで旅を楽しみました。

今回の読書旅は8回目

前回(約2週間前)の読書旅は宮城県の鳴子温泉でした。以下の記事がその記録になります。

今回の読書旅についての基本情報

項目内容
日程2025年12月8日(月)〜11月12日(木) 3泊4日
場所北海道 函館エリア
宿泊地函館国際ホテル(3泊全部)
交通手段電車
・相馬駅↔︎仙台駅(常磐線の普通列車)
・仙台駅↔︎新函館北斗駅(新幹線指定席)
・新函館北斗駅↔︎函館駅(JRはこだてライナー)
目的・読書
・函館での錠前探し
・執筆ネタ探し(ブログ記事作成を含む)
・自己ブランディングの促進(X投稿を含む)
成果物・『サトシ・ナカモトはだれだ?』読了
・『アルゴリズムの乙女たち』読書開始
・冊子『トランヴェール 2025年12月号 青森・北海道』読了
・Audible『嘘と隣人』視聴終わり
・錠前探し…大量
・当該ブログ記事
・X投稿(41本+α)
今回の旅の基本情報

函館の地理と歴史

函館は北海道南端に位置し、津軽海峡を挟んで本州・青森と向かい合う港町です。

江戸末期の開港五港の1つとして早くから外国文化の窓口となり、元町には今も異国文化の香りが濃く残っています。

食の面でも人気が高く、海鮮・寿司・イカ刺しといった海の幸、さらにジンギスカンといった北海道を代表する料理が豊富で、国内外の観光客が多く訪れる場所です。背後には函館山がそびえ、山頂からの夜景は世界三大夜景として知られ、函館そのものが大きな観光資源になっています。

函館を選んだ理由

・物心がついてから北海道を訪れたことがなく、読書旅で一度は行ってみたい場所として、以前から意識していた。

・おいしいジンギスカンを食べたいという思いが以前から強くあった。第6回の読書旅では秋保温泉を訪れたが、その際もわざわざジンギスカンの店に足を運んだほどであり、北海道で本場のジンギスカンを食べることは長年の宿題であった。

第4弾の読書旅では青森を訪れたが、想像以上に移動の負担が大きく感じられた。その点、函館であれば新幹線でアクセスできるため、心理的なハードルが低いと感じたのである。

事前におすすめを募集

Xでおすすめの場所を募集しており、そこで得られた内容を今回の旅に活かしました。

読書旅1日目

相馬→仙台→新函館北斗→函館

仙台駅で新幹線を待つ間に「喜久福ずんだソフト」を食べました。

移動中の駅弁は「炙りえんがわずし」です。盛岡で隣の人が降りて、前後の席も空きが多めになりましたので、その隙に食べました。

その後、車内販売のホットコーヒーでまったりと読書しました。それにしてもこの本を読むのに時間がかかっています。読みにくいのではなく、逆に内容は面白く味わって読もうとしているからです。

函館国際ホテルにチェックイン

冬の天候は変わりやすいため、移動負荷を避けて3泊連泊にしました。荷物を置いたまま動けるのが大きな利点です。

駅からは少し歩きますが、ホテルの隣にセコマとハセガワストアがあります。朝市からも近く、最高の立地といえるでしょう。

1日目の夜ご飯はジンギスカン

宿に荷物を置いてひと段落してから、夕食としてジンギスカン屋を探します。

Google Mapsで調べると、人気店は一人客や予約なしだと厳しい感じを受けました。とはいえせっかく函館にきたので人気店を攻めたいところです。そこで開店直後を狙う戦法にしました。これが功を奏します。

「ジンギスカン函館吉田」さんでジンギスカンにありつけました。

1日目の夜食

震度6強の青森県東方沖地震

23時を回ろうとする頃に、青森県東方沖で地震が発生しました。青森県の一部の地域では震度6強を観測したようです。

⭐️地震の震源地マップ

函館は青森県沖から近く、また宿泊している部屋が10階ということもあり、かなり大きな揺れを感じました。

旅行先で大地震を体験するのは運が悪いといえるでしょう。自宅の様子も気になります。
とはいえ、この地震の影響で新幹線がストップしました。復旧したのは次の日(12/9)の15時ごろだったようです。つまり、読書旅が1日ずれていたら、中止になった可能性もありました。そういう意味で考えるとラッキーだったのかもしれません。
自分にコントロールできないことを悔やんでも仕方ありません。転んではただでは起きない精神でプラスに還元したり、教訓として将来に活かしたりすることに力を注ぎます。

読書旅2日目

朝ごはんはビュッフェを選択

函館国際ホテルの朝ごはんは種類が豊富で、海鮮も並ぶ満足度の高い内容でした。

路面電車で五稜郭へ

函館観光の一発目は五稜郭に決定しました。

昨晩の大地震の影響がちょっと気になりましたが、営業していそうだったので路面電車(函館市電)で向かいます。

五稜郭を堪能

五稜郭公園を散策し、その中にある函館奉行所を訪問しました。

函館奉行所では戸締りの猿機構(上げ猿・下げ猿)発見し、大満足でした。

その後、五稜郭タワーの展望台に昇りました。

展望台への料金はちょっと高いかもしれませんが、ここまできて上らないという選択肢はありません。これを逃してしまえば、五稜郭が話題になったり思い出したりするたびに「五稜郭タワーからはどんな景色だったんだろう」と考えてしまうのは必至です。景色がよいか悪いかは別として、一度見ておけば悶々とする気分はゼロになります。ということで、当然ながら展望台に上がった次第です。
なお、先にタワーに上るか公園を歩くかは自由にしたらよいと思います。

ラッキーピエロでお昼ご飯

みんなにすすめられていたお店ラッキーピエロでハンバーガーを食べました。

お昼時は過ぎていましたが、4組も並んでいました。

北洋資料館を楽しむ

五稜郭タワーの近くには、北洋資料館と道立函館美術館があります。時間に余裕があったので、両方回りたかったのですが、美術館は展示品の入れ替えだったらしくて休館でした。

その隣の北洋資料館を訪問します。入館料は100円と爆安です。

2日目の夜ご飯もジンギスカン

美術館を訪問できればジンギスカン屋の開店時間にちょうどよかったのですが、先述のとおり休館でした。
そのため、時間が1時間ぐらい余裕があったので、徒歩で行けるところまで歩こうということにしました。
読書旅ではいつも運動不足や食べ過ぎになりがちであることを懸念した結果でもあります。

途中から吹雪になり、凍えそうでしたが、なんとか大門横町周辺に到着しました。

Google Mapsで評価のよかった「ひつじ亭」さんに狙いを定めました。予約なしでしたが、開店10分前に着いたことで特別に入れてもらえました。焼いてくれるスタイルで、初心者にもありがたかったです。

2日目の夜食

読書旅3日目

朝ごはんはうなぎのひつまぶしを選択

お腹が膨れたのでまったりと読書

函館ベイを散策

函館は昔開港都市だったこともあり、旧領事館が多数点在することは事前の調査でわかっていました。ということは、昔の錠前が残っている可能性は高いはずです。

元町公園の下から、きれいな建物が見えました。近づくと旧函館区公会堂ということがわかりました。

どうやら近所にある4つの施設の共通券があったので、それを購入しました。以下は共通券のメモです。

  • 元町エリアにある4つの歴史的施設をまとめて見学できる共通入館券である。
  • 価格は840円で、個別に入館するより割安である。
  • 有効期限は設定されていない。購入当日中に使い切る必要はなく、日をまたいで利用できる。
  • その一方で、紛失すると再発行はできないため注意が必要であると、現地で案内された。

函館市文学館にも行きましたが、基本的に写真NGだったので、Xには投稿していません。

函館ベイ散策では、Xやブログには載せきれないほど、錠前の写真を記録できました。
いつか錠前本や読書旅本を同人誌にしたとき活用するつもりです。
そのためには読書旅での写真はきちんと分類しなければなりません。

夜ご飯は「やきとり弁当」

函館読書旅の最後の夜食

読書旅4日目

朝ごはんは和牛のひつまぶし

北方民族資料館・公式からのリポストあり

昨日ポストした内容に対して、公式からリポストしていただきました。ありがとうございます。

青函連絡船「摩周丸」を訪問

ホテルをチェックアウトし函館駅のコインロッカーに荷物を預けて最後の散策です。

以前青森読書旅の際にも、青函連絡船「八甲田丸」を見てまわりました。その際、船舶独特の錠前や扉を発見していたので、今回も錠前探しを期待して行きました。結果としては期待通りでした。

昼ごはんはイカ刺身定食

帰りの電車

帰宅

今回の読書旅の支出

日付項目金額
主要交通費JRえきねっと
「相馬→仙台→新函館北斗→函館」往復
28,200円(クレカ払い)
宿泊費函館国際ホテル
楽天トラベル経由
44,240円(クレカ払い)
1日目(12/8)タクシー(自宅→相馬駅)1,200円(現金)
NewDays 男梅グミ154円(Suica)
喜久福 ずんだソフト550円(Suica)
駅弁 炙りえんがわずし(袋代含む)1,785円(Suica)
車内販売 ホットコーヒー350円(Suica)
2日目(12/9)函館国際ホテル 朝食ビュッフェ宿泊費に含む
函館奉行所 入館料500円(現金)
ラッキーピエロ 人気No.1セット1,001円(PayPay)
五稜郭タワー 展望台チケット1,200円(iD)
北洋資料館 入館料100円(現金)
ジンギスカン(大門ひつじ亭 本店)3,905円(iD)
セイコーマート 夜食1,173円(iD)
3日目(12/10)朝食(うなぎのひつまぶし)宿泊費に含む
元町4施設 共通入館券840円(現金)
函館山ロープウェイ・往復1,800円(iD)
山頂ショップ 自分へのおみやげ(入浴剤、夜食のおやつ)2,074円(iD)
旧イギリス領事館 クリームティーセット1,170円(割引券使用)
北方民族資料館 ポストカード600円(iD)
金森洋物館 おみやげ(3つ分)2,575円(iD)
ハセガワストア やきとり弁当+夜食1,775円(iD)
4日目(12/11)朝食(肉のひつまぶし)宿泊費に含む
入湯税(3泊分)450円(iD)
タクシー(ホテル→函館駅)700円(Suica)
コインロッカー700円(Suica)
摩周丸 入館料500円(現金)
摩周丸の売店(ロープワーク本+ロープ1本)200円(現金)
安岡商店 イカ刺し定食1,330円(現金)
蟹商 でかいイカ飯1,000円(PayPay)
タリーズコーヒー(時間調整)740円(iD)
タクシー(相馬駅→自宅)1,100円(現金)
合計101,912円

読書旅の総括

今回の函館読書旅は、過去の読書旅と自然につながっていることを強く実感できる旅でした。前回の鳴子温泉読書旅では、ロープワークの本を一冊読み切り、結びという技術が現場の要請から磨き上げられてきた知識であることを、あらためて意識するようになりました。

その記憶を持ったまま函館を訪れ、青函連絡船記念館・摩周丸でロープワークの展示を目にした瞬間、点と点がはっきりとつながりました。船という実用の場で使われてきた結びが、体系化され、しかもその場で教材として持ち帰れる形で提示されている。そうした状況に触れた結果、ロープワークの本とロープを購入する流れになりました。

これは衝動的な買い物ではなく、過去の読書によって形成された関心が、現地の具体物によって再び刺激された結果だと考えています。「日々の読書⇒読書旅⇒観察⇒再学習」という循環は、技術者や研究者がフィールドワークを通じて知識を深めていくプロセスにかなり近いものがあります。

また、今回の旅では、和洋折衷の建物が多い函館という街の特性もあり、錠前探しが非常に捗りました。函館奉行所や旧イギリス領事館では、意匠と実用が交差する錠前を観察でき、建築そのものが「読む対象」になります。さらに北方民族資料館では展示内容に引き込まれ、思わずポストカードを購入してしまいました。最近はできるだけ物を増やさないようにしており、食べ物や消耗品以外は、よほどのものでなければ買わないようにしています。それでも手元に残したくなる資料であったということです。

函館は、江戸末期の開港五港の一つとして、異文化と実用技術が重なり合ってきた街です。今回の旅を通して、将来的には函館以外の残る4港を、同じ視点で巡ってみるのも面白そうだと感じました。

読書で得た視点を携えて街を歩き、現地で発見し、それをまた次の読書につなげていく。この循環そのものが、読書旅の価値なのだと思います。今後も、このリズムを大切にしながら旅を続けていきたいところです。